私がひとり暮らしをはじめる理由
ひとり暮らしが決定したわけではありません。
ただ、言霊の力を信じて、理由をひとつひとつ整理します。
ポジティブな理由
・仕事と暮らしの相乗効果
私は訪問介護ヘルパーとして働いています。
ご利用者さまのお宅へと訪問してサービスを提供する仕事ですが、ご利用者さまのなかには独居(ひとり暮らし)の方も多数いらっしゃいます。
ご利用者さまの中には、こういう味付けがおいしい、とか、こうやって洗濯物を干すといいなど教えてくださる方もいます。それら全部を自分の生活に取り入れるつもりはないけれど、試してみたいものもあるし、試したらご利用者さまとの会話の種にもなる。
また、ひとりだからこそ、ヘルパーの訪問があるだけで喜んでくれる方もいる。その背景にはひとりでいることの寂しさがあると思うんです。
ひとりで暮らすことの、工夫する楽しさとか、寂しさとか、そうした気持ちを想像できるようになりたいなと思いました。
また、仕事内容の中に家事があるのです。
たとえば調理・掃除・洗濯・買い物。
1年目は正直、仕事を通して家事力(生活力)を身につけるような感じでした。
でも、もっとプロ意識をもって働くのならその順序は逆で、もともと持った家事力・生活力を仕事で生かすのが妥当かなと思います。
家事力を磨きたいのも大きな理由のひとつです。
この仕事をしている今だからこそ、ひとり暮らしがしたいのです。
・自分の空間が欲しい
今暮らす実家にも、自分の部屋はあります。
でも、厳密には自分ひとりの空間で過ごせている実感はなくて。
たとえば、私はとあるオンラインのサービスを利用してみたいと思っているのですが、そこで話す会話の内容を親には聞かれたくない。
私はもともと通販はあまり利用しないタイプですが、たまに注文した商品がなんなのか筒抜けになってしまうのが気になる。
かすかに感じる親の目を気にして出来ていないことが沢山あるので、ひとり暮らしがしたいです。
・インテリアを趣味に
前述のとおり自分の部屋はあり、ここ半年くらいで好きなアーティストの写真を飾ってみたり、観葉植物を育ててみたり、少しずつお部屋のレイアウトを変えてみたりしています。
それがけっこう楽しいし、気分転換になる。
でも、実家で自分の裁量で変えられるのって自分の部屋だけで、みんなで使う玄関や台所のレイアウトは勝手に変えられない。
家という毎日暮らす空間全体をアレンジ出来たらもっと楽しいだろうな…と思うのです。
それが休日の楽しみにもつながるだろうし。
ネガティブな理由
・親の不仲
私の両親は、私が中学生くらいから特に仲が悪いです。
家で話しているところをほとんど見ないし、話したとしても声色から話したくないのが伝わってくるし、母から父の愚痴を聞かされてきたおかげで私も父に嫌悪感が生まれてしまいました。
この空間に居続けるのが苦痛です。
不仲だからこそ、両親をつなぎとめる役割になってしまっていると感じます。ひとりっ子なのでなおさら。
でも、もうその役割を背負うような年齢でもないし(24歳)、この空間に居続けたところで同じ空気が流れるのは想像に難くない。
だから、私のひとり暮らしをきっかけに、両親にもお互いの関係性を考えてみてほしい。
その結論が、離婚でも別居でも、今の状況からして何ら驚きはなく、
たぶん受け入れられると思う。
・片付けられない母
私の母は、片付けが苦手です。
使っていない手芸用品と、応援するバスケチームのグッズであふれかえる寝室。賞味期限切れのお菓子。棚に入らなくて平積みになった本。
小さいころ、家が片付いていないからという理由で友達を家にほとんど呼べなかったのも一層、片付かないことに嫌悪感を抱く理由なのかも。
「モノ多すぎだよ」とストレートに言えてそれで変わるのならいいけれど、
言ったらふてくされるだろうし、簡単には変わらないだろうから、だったら私がひとり暮らししたほうが話が早い気がする。
また、母や祖母(近くに住んでいる)からよくモノをもらってしまうのですが、私はわりと持ち物選びに条件作ってじっくりと選ぶタイプなので、申し訳ないのだけどもらっても使わないものが多くて。
また、要らなくなったもの(服、文房具など)を私に「プレゼント」としてくれるのですが、受け取る私からしたら「捨てるのが嫌だからとりあえず渡された」感覚なんです。
これがけっこうストレスで。私の部屋はごみ置き場じゃない。
・母の目がこわい
これは私が勝手にプレッシャーに感じているだけなのですが。
たとえば、私が友だちと会うのが重なると「最近遊んでくれない」、家を出発した時点で「夕飯は家で食べるのか」、そういうことを言われたり聞かれたりするのがしんどいです。
この年になると、流れでごはん行くこともあるし、友だちと予定合わすのもけっこうパワーいるのよ。
そうした状況で言われると、やっぱりへこみます。
今まで羅列してきた理由の数々も、根底には母の目があるように思います。
(父はほとんど家に居ないから視線も感じない…)
というわけで、まさか2000字超にもなると思ってなかった「ひとり暮らししたい理由」。
大学時代にレポート書いたとき以来の集中力で書き上げたわ。
気持ちはもう十分にあるから、ひとり暮らししたい私にいま必要なのは、勇気と行動力(と、できればきっかけ)だけです。
皆様、どうか背中を押してください~😢
ひとり暮らしに対するご意見もくだされば、とても嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?