フリーランスになって初めて知った会社のこと

つい先日、会社勤めから独立してフリーランスの英語コーチになったKIMです。会社員じゃなくなったからこそ、会社について気づいたことがたくさんありました。会社員の時に気づいていたら、もう少し会社にやさしくなれたかも。フリーランス向けの本やウェブサイトにはあまり書いていなかった、フリーランスになる前に知っておきたかったポイントを3つ紹介します。会社勤めの方、これからフリーランスになろうかなと思う方向けです。

本部は会社の縁の下の力持ち

会社員だった頃、私は教務部、法人営業部、コンサルタント（英語コーチ）と、実務に携わる方が多く、いわば会社のプレーヤーとして働いていました。営業もしていたので、いわゆる前に出てする仕事の方が多かったです。

本社（本部）で働く方、主に総務部や、経理部の方とは月末前の勤怠管理や、経費精算ぐらいでしか関わることがなく、実際にどんな仕事をされているんだろう？とふと思うぐらいでした。

フリーランスになってから、急に今まで全くやってこなかった総務、経理のようなことを全部自分でしないといけなくなったのです。確定申告に向けて、日々の帳簿付け、経費の管理、必要な備品をそろえること、印紙や領収書の発行、税金関連での役所回り。え、めっちゃすること多いし、そもそも同じ日本語なのに、ワカラナイ（仕訳？借方？減価償却？はてなばかりです）。

これを当たり前に毎日仕事としてされている経理や総務の方を思うと、頭が上がりません。会社、ビジネスにおいて、本社の方はめちゃくちゃ大切な縁の下の力持ち。会社員だった時は気づかなかったけど、今はその一人一人の顔を思い浮かべて感謝しています。

マーケティングは会社の要

元々会社員として働いていた時は、「マーケティングは大切だな」と思ってはいたのですが、自分でやり始めるとなおさら痛感。マーケティングなしに今のビジネスは不可。

特にオンラインでの仕事は、自分の存在を知ってもらうことが不可欠で、知ってもらった上で、さらにこの人（サービス）のことを知りたい、利用してみたいと思ってもらって初めて検討されることになる。今まで全く知らない人に「私ここにいますよ！」と知ってもらうことは結構な至難の業。その役割を果たすのがマーケティングなので、マーケティングがうまくいっている会社はうまくいくし、いくらサービスが良くてもマーケティングがうまくいかないと売れない時代。

大きな会社を相手にはなかなか太刀打ちのできないフリーランスにとって、一番大切、かつ大きく支えられるのはやはり、人とのつながりです。会社なら会社対個人（お客様）になってしまうのですが、フリーランスだと、人対人。「この人だから私も頑張ろう！」「この人と一緒にチャレンジしていきたい」という想いが人を動かします。

まだまだ駆け出しフリーランスではありますが、人を大切に、人とのつながりを大切に、今日も頑張ろう！と一歩ずつ進んでいます。

フリーランスは一人会社

自分でやりたいと思えることに何でもチャレンジできるので、「会社勤めが終わった、自由だ！」と思えることもありますが（自分で何でもチャレンジできるので）、「あれ、これ一人会社やん」と気づきました。

「好きな時間に好きなだけ働いて好きなことをする。それがフリーランス」というキラキラのイメージを抱きがちですが（私も抱いていましたが笑）、実は避けてきたこともすべて自分がやらないといけない一人会社なのです。

私の苦手で今まで避けてきたのが、数字を追いかけること、お金関係です。英語に関係することや、生徒さんに関連すること、プログラム作りや、資料作り、英語の研究などは好きで、楽しく、苦と思わずに没頭できるのですが、数字、お金になった瞬間にシャットアウトする脳。

フリーランスになった以上は、その苦手とも向き合わないといけない、好きなことを好きな時にだけではなく、日々どんなことをするのか計画しないといけないので、まさに一人会社です。

やった分だけ自分のため、プログラムのため、受講生のために活かされることもあり、何も無駄ではないと頑張れちゃうのはフリーランスの醍醐味ですね。

まとめ

フリーランスになったからこそ気づけたのは、会社の方たちのそれぞれの役割の大切さと、苦手なこともすべて含めて一人会社になるということ。今のところ、学びがたくさんあるので、フリーランスになってよかったと思います。会社勤めは会社勤めでメリットも多いし、デメリットもある。フリーランスもメリットもあれば、デメリットもある。チャレンジしてみる前に、一度立ち止まって考えてみて、自分の心が進む方向に進むのが一番かなと思います。

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