見出し画像

夢のアメリカ留学生活!ではなかった…

アメリカのシカゴに4年間、大学院で留学しました。留学行く前は「アメリカ生活!キラキラした生活が始まる★夢実現★!」的な期待感と、わくわくと、少しの不安があったのですが…。夢のアメリカ生活は、授業が始まる前の留学生用オリエンテーションまででした。笑

私が思い描いてたのは語学留学のキラキラだった!

勉強もしながら、外国人の友達といろいろと遊びに行ったり、おいしいもの食べたり、SNSに写真載せて私今輝いてます!的な生活を送れるかと思っていたのですが…。それは、どうやら語学留学の方でした。

私の場合、正規留学でアメリカの普通の大学院だったので、留学生だけではなくアメリカ人ばかりで、当たり前ですが英語はできる前提で、アメリカ人と同等に講義に出て宿題もやって、英語が多少できなくても発言ができなくても許されることはなく笑、とにかく勉強をやるしかなかったのです。

よくSNSとか、テレビとか、雑誌で取り上げられるキラキラした留学生活は、特に短期の語学留学のことでした。知らなかった!… アメリカで出会った語学留学の日本の友達のほとんどは、昼間は学校で授業受けて、宿題はほぼなしで、夕方は遊びに行って週末も観光満喫!と、まさに夢に描いていた留学生活をしていて羨ましい限りだったのですが、何はともあれ私が選んだ道。とにかく勉強をするしかなかったのです。

現実はご飯、シャワー、トイレ以外勉強だった!

実際にどんな感じだったかと言うと、だいたい講義は1コマ2~3時間。日本の学期末並みの量のペーパー(レポート)をひどい時は毎週、ましな時で隔週提出。期末のペーパーは日本の卒論並み。どの講義もリーディングの課題は出ていたのですが、一番きつかった週で350ページ。え、無理やんです。笑

おかげで、起きた瞬間から、宿題のこと、今日のクラスのことで頭がいっぱいで、寝る直前まで宿題をしつづける日々。唯一勉強から離れられるのは料理してご飯を食べる時とシャワーとトイレの時間だけ。それ以外は本当に常に勉強、そうじゃないと間に合わない怒涛の日々でした。

寮→教室→図書館の三角形をひたすらぐるぐるして、図書館にいすぎて、見知らぬ人に「いつ図書館にいても見るけど、ここで住んでるの?」と聞かれる始末。これがアメリカ留学生活の現実です★

何事も終わりがある

毎回宿題に追われ、特に期末の大型のペーパーや、25分、40分のスピーチの準備の時には「終わらなかったらどうしよう。間に合わなかったらどうしよう。単位落としたらビザはく奪なのに」と焦って泣きたくなる時もたくさんありました。その時に、同じ留学生の韓国人の先輩に言われたのが「何事も終わりがあるから。今つらくても必ず終わりがあるから大丈夫」。その一言で最後まであきらめずに大学院を卒業することができました。

もまれたからこそ得た人生の財産

思い描いたようなキラキラの留学生活ではなかったのですが、私の人生にとって大きな財産になったのは間違いないです。もう一度あの勉強の日々を過ごしたいか?というとNOですが笑、じゃあ行かなかった方がよかったか?にはさらに激しいNOで、結果かけがえのない人生の財産を得ました。

どんなに大変でも諦めない心。
本気で「勉強する」ことは案外楽しいことでもある。
世の中では、本気で勉強を楽しいと思える人がいて、その人の楽しさ、キラキラした笑顔は人にも伝染する。
受け身ではなく能動的な勉強。自分のあたりまえはあたりまえじゃない。
一緒に苦労を乗り越えた国を乗り越えた友情。
一度集まり、またそれぞれ散っていくため、一緒にいる一瞬一瞬を大切にすること。

書き出すとキリがないのですが、私にとっては大きな人生の肥やしになった4年間でした。

今はコロナで海外留学に行くのがまだまだ難しい時期ではありますが、もし留学への夢を持っているのならば、諦めないでほしい。想像しているよりもずっと大変なことはあるかも知れないですが、想像しているよりもずっと得られるものは大きいです。

もし留学でなかったとしても、今与えられた課題や、状況が大変であっても、それにはいつか終わりが来るし、振り返ってみるとそこから得られるものは一生の財産になる。

今日も一歩ずつ着実に前に進んでいきましょう!

この記事が参加している募集

応援してくださる方、サポートしてくださる方、ありがとうございます♡ サポート代はお仕事のコーヒー代か、わんちゃんのおやつになります^^ 今日の本気、明日のやる気に繋がっていきます☆