#10「亀の世界」
今日は映画ではなく、ドラマ「僕らは奇跡でできている」です。
最近は、卒論の単純作業(思考が介入しない作業)をしている間に、日本のドラマや映画を見ているのですが、今日見始めたこのドラマで、とても興味深い議題が上がっていて。
イソップ物語「ウサギとカメ」の亀は、どうして寝ているうさぎを起こそうとしなかったのか。倒れているかもしれなかったのに。
以前、韓国ドラマの比喩が好きだという話を書きました。韓国ドラマの比喩は本当に秀逸で「モノに託すからこそ、より伝わる」という表現の仕方をします。
逆に、日本のドラマは、「みんなが当たり前に知っていることを違う角度から掘り下げようとして、視野を広げてくる」という話がよく出てくるなあと思います。
ネタバレになってしまうけど、言ってしまおう。このドラマの解釈では、
亀はただ道を進むことを楽しんでいた。そこに、うさぎという存在はいなかった。
うさぎは亀を見下すために走った。
となっていました。そもそも、競争だと言い出したのは「うさぎ」であって、「かめ」は了承もしていないし拒否もしていない。つまり、競争しているなんていう意識はなかった。知らなかった。
ただ、自分の見える世界、地面から10cmくらいの世界を楽しんでいて、前に進むことだけを考えて歩みを進めていた。「のろま」だとか「うさぎに勝つ」だとかそんなことは一切関係なかったんです。
私たちの人間世界でも、「かめ」派の人と、「うさぎ」派の人がいると思う。
「見下すために走った」という部分だけ見ると、うさぎがとっても悪い人みたいですが、「人と比べる」派の人だと思います。うさぎは。
語弊が生まれちゃうので、もっとくだけて書くと、「順位とか競争とかしてた方が頑張れる人」。ライバルがいることが、モチベーションになる人。
逆に、亀は、自分の決めた道で「自分が頑張っているか否か」をモチベーションにする人。
別に、亀がいいとかうさぎがいいとかそういうことを言いたいんじゃなくて、そういうこと。プロの中に「うさぎ」もいるし「かめ」もいるし。
「うさぎ」の人は、とにかく競争心が強くて、勝ってやる!というガッツがすごいですよね。負けちゃったらすっごく悔やむし、ライバルを常に見つけて、向上心がある人たちだな、と思います。
私は多分「かめ」なんだろうなあ。これを書きながら、「マイペース」の記事を思い出しました。私は、「一番」を取るのは好きなんだけど、ライバルとかは永遠にいないんですよね。目標としている人もいないし。
私はただ、その目標に向かって、やっているだけだから、多分同じ人がいなくて、目標とする人ができないんだろうなあ。
「かめ」派の人は、決してコツコツ派ではないです。ただ、ライバルがいなくて、ロールモデルがいない分、自分次第な部分がすごく大きい。瞬発力は低いかなあ。
皆さんはどっち派ですか?
おしまいっ!
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