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綺麗ごとじゃない人材採用 1

こんにちは山内かずまです。

前回は、学生の人材採用について前向きに捕らえた記事をお伝えしました。
https://note.com/kazyamauchi/n/na09cee3a27d3


それを踏まえたうえで、今回は飲食店人材採用の闇の側面についてお話したいと思います。

もくじ
綺麗ごとじゃない人材採用1 飲食業界の人的資源動向
綺麗ごとじゃない人材採用2 人材を外から確保する
綺麗ごとじゃない人材採用3 既存の人材を保持する



飲食業界って人手不足ですよね?でもそれって本当なんでしょうか?まずはそこから検証してみました。

小学生のなりたい職業に関する作文のランキング2019年の調べでは、
男子 9位に料理人シェフ
女子 6位にパティシエとあります。
また、中学生、高校生は男女ともに飲食店に関する項目は皆無でした。
2020年の就職活動サイトに掲載されている大学生のつきたい職業のランキングでは、総合では順位が低いものの、女性からは3位にサービス業と挙がっています。

大学生のしたいアルバイトのランキングでは、
1位にカフェ、3位にレストランと挙がった事に対し、満足度(実際にバイトしてみた)では8位まで下がっている事から、飲食業って思ってたのと違ったと感じられることが多いようです。

こちらは、経済産業省の数年ごとに調べるデータなので2018年のものですが、
飲食店の企業数は前回の2014年から3.4万件減少、事業所数は1.5万件減少、従事者数は5.8万人減少しています。この場合の従事者というのは、フリーター、職業として飲食店を名乗っている人の事です。
更に遡って、厚生労働省の平成20年度前後のデータを見ても、飲食店の数は年々減少しています。

つまり、飲食業界としては縮小傾向にあるようです。今回のCOVID-19の影響でより縮小は加速すると予想されます。

詳しくはリンクをご覧ください。
https://yorozu-do.com/work-ranking/
https://shukatsu-mirai.com/archives/104066
https://www.tnews.jp/entries/31907
https://www.stat.go.jp/data/e-census/2016/kekka/pdf/k_yoyaku.pdf

飲食業界は限りある人的資源を奪い合っている事になります。夢をもって参入される方も多いですが、その分、苦しくて店をたたんだり、他業種へ転職される方も多いのが現状です。これは私の主観ですが、この6年ほどでも数えきれないほど多くの方の出入りを見てきました。

じゃあ人材確保の面でも勝利していかねばならないわけです。

小さい店舗1人や2人で毎日営業するようなお店にはあまり影響は無いと思いますが、30席を越えてくると人材の管理が重要になってきます。
人材が枯渇すると、営業の質が下がり、評判を落とし、収益が減少し、求人募集費が捻出できず、既存の人材も疲弊し仕事率が低下する他、離職、更に営業の質が下がる、といった不のスパイラルがはじまり、建直しは相当に困難です。TVで紹介されるような奇跡の大逆転を起こすか、会社のトップをよっぽどの実業家に据え代える他ないでしょう。

では人材確保ってどうやったらいいのかを次の記事でお伝えしたいと思います。

みんなで幸せになろう。


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