学生や未成年の人材採用 22/7ナナニジ
こんにちは山内かずまです。
今回は、未成年人材の採用についてどう思うかです。
22/7ってアニメで滝川みう ちゃんを見て、この記事を書こうと思いました。https://www.nanabunnonijyuuni.com/character/
彼女はアニメ1話冒頭で、サービスエリアのアルバイトをクビになります。
店長「もう来なくていいよ。キミはお客さんの前でぜんぜん笑えないし、
それでお客様からクレームが来ることもある。」
みう「人前で笑うの苦手なんです・・・」
店長「雪かきといっしょ。自分の家の前をするのはあたりまえ、人の家の前
までやって始めてお金がもらえる。仕事ってそういうことやりたくな
いことをするからお金をもらえるんだ。甘くないよ。」
16歳にして高校も行かずに、バイトをして体の弱い母と幼い妹を養っているみうちゃんは困ってしまいます。そこから物語が展開していくんですが、脱線するのでここまでにしましょう。w
学生って採用してもすぐ辞めちゃうし、礼儀がなってないとか。
よくそんなことが言われますよね?
実際に私もフリーターとして多くの高校生アルバイトと一緒に働き、就職してからも多くの高校生を採用しました。すぐに辞めてしまう子は少なくありません。勤務態度、人格、辞め方、お世辞も言えたものではないレベルです。中には、みうちゃんのように生活に困窮していて意思を持って働いている子もいました。しかし意思があっても人間として未成熟であることは否めないでしょう。そういった学生アルバイトさんを過去に何十人も見てきました。
結論から言います。
しかし、私はまったく否定的ではないです。
勿論、業態により意見(判断基準)は異なると思います。
客単1万円以上のお店や、いわゆる高級店で、アルバイトすら始めての学生をお客様の前へ出すリスクを犯すことは無いかと思います。しかしこれは、接客というポジションにおいての話で、裏方の清掃や皿洗いに年齢としての未成熟さを考慮することも無いと思います。いま和食で鉄人なんていわれた方々は中卒で料亭に寝泊りをして住み込みで修行してなんて方がほとんどだと思います。
ここまでの話をまとめると、考慮するべきは年齢ではなく、
①業態としてどうか
②仕事内容は任せられるものか
③ハートや人間性(心的成熟度)はどうなのか
以上の3点かと思います。
①業態としてどうか
自店のブランドを将来的に背負って立てる人材かどうかがひとつの基準です。またそれには、現場がそこまでの人材になるまで育てるプランや彼ら、彼女らに対するビジョンを持っているかが重要です。それがないのにとりあえず採用するというのは、学生とひとくくりにして無責任だとレッテルを貼る以前に、まず大人が無責任だと言わざるを得ません。
②仕事内容は任せられるものか
どの職業にも共通するのが、その人材の現状の心身(マインド)や能力、成長具合を見極めて、仕事を振るのが優秀な上司の職務でしょう。
③ハートや人間性(心的成熟度)はどうなのか
①②に共通しますが、あくまで一人の人間として私たちは向き合います。それがコドモ(未成熟者)とあっては、私たちの責任はより大きいといえるでしょう。成長過程の彼らに関わる事で、彼らの人格形成に大きな影響を与えるということはある意味、保護者代わりともいえるからです。
勿論、義務教育の学校ではなく、社会であり、職場です。しかし、それを理解させるのも我々の仕事のひとつと言えるでしょう。彼らは仕事を通じて社会へ貢献を目指し、我々は企業としてそれをサポートする。また一人でも多くのコドモを社会で通ずる人材まで育て上げることも我々の社会貢献の一環と言えるでしょう。
それは我々の仕事じゃない、という店舗、企業もあるはずです。それは悪でもなんでもなく、企業としてのスタンスです。即戦力、もしくは即戦力に近い人材しか採用しないのは、ひとつの作戦でしょう。
それについては、別記事で詳しく解説したいと思います。
今回はあくまで学生アルバイトさんの前向きな採用の考え方としてお話させていただきます。
まとめ
学生、未成年者の採用は企業としてのブランドとしてどうかを考える。
採用には明確な基準、ビジョンや熱意を持って行う。
人材の現状のマインドや能力、成長具合を見極めて仕事を振る。
双方の社会貢献のために人材育成を行う。
ぜひ、あきらめることなく、若い人材と熱意をもって向き合ってもらいたいと思います。
みんなで幸せになろう。
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