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「個体差に基づいた指導をしよう!」という話

こんにちは。遠藤です。4769回目のブログです。
※過去ブログ(4740日分)はこちらにあります。

今日は「個体差に基づいた指導をしよう!」という話をします。

当たり前のことですが、人間の身体には「個体差」があります。

わかりやすいところでは、お酒が飲める人もいれば飲めない人もいます。

薬だって効く人と効かない人がいます。

私はパクチーを「まずい」と感じますが、「美味しい」という人もいます。

ストレスに強い人もいれば、すかさず発熱する人もいます。

ビタミンをとっても脂溶性ビタミンでは10倍、水溶性ビタミンでは100倍の個体差があるといわれています。

これらはすべて「体内」で起こっていることです。

「体内」のことはわかっていないことのほうが多いのです。

だから「こうすればこうなる」ということが言えません。

どこかの誰かの研究室とかで起こった「実験反応」が、「個体差」のある約1億2600万人の日本人個々の「生体反応」に当てはまるということはありません。

にもかかわらず「これが正しい」という考え方をしているトレーナー、インストラクターが多いように感じます。

だからといって「体内のことはわからないからなんでもあり」ということにはなりません。

そのためにあるのが「医科学」です。

当たり前ですが、「医科学」というのは「広く世の中に認められたもの」でなければなりません。

これは「多くの人に当てはまることが世界のトップクラスの学問によって実証されている」ということです。

ちなみに医者の資格を持っているからといって、その医者が言ったことが「医科学」であるとは限りません。

ここを見極めることが重要です。

所謂、トンデモ系といわれる医者(や自称専門家)がやっていることが講演会や本の出版です。

自身の理論に確証があるなら医科学界に自分の意見を主張すればいいと思いますが、そこでは相手にされないから情報弱者にいい加減な情報を流布するのでしょう。

健康に関する「情報弱者」の二大横綱ははっきりしていて「健康情報に敏感な人」と「子どもを溺愛する母親(や父親)」です。

この両者は簡単に洗脳できるし、信者化可能です。

こういった疑似科学にあふれた世の中を「まっとうな方向」に正すのがトレーナー、インストラクターの使命です。

健康指導の根幹は「中庸」です。

「中庸」とは「最適なポイントを見つけること」です。
※このことは明日に詳しく説明。

それすなわち「個体差の発見」です。

正しい医科学をベースに個体差に基づいた指導をする。

それが優れた指導者、教育者のあり方だと私は思います。

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