
親子ワーケーションを快適にした5つのライフハック
こんにちは。 MeTownの田中です。
沖縄で5日間、0歳の娘を連れて親子でワーケーションをしてみて、気づいたことを記録したいと思います。

先に自分なりの結論を言いますが、親子ワーケーションは、いくつか工夫をすれば、仕事も進めながら、かけがえのない家族時間を過ごせて、マジで最高じゃん!というのが、いま帰りの飛行機でこの記事を書いている私の正直な感想です。
沖縄は、既にリモートワークに対するインフラが色々整っていてやりやすかったというのもありますが、親子ワーケーションという文化がもっと普及して、色んな地域で気軽にできるようになったらいいな〜と思いました。
「親子ワーケーションを通じて関係人口を増やしたい自治体の方」や、「親子ワーケーションという新しい平日観光需要を作りたい観光業界の方」に届くと良いなと思い、記録しておきたいと思います。
<前提条件>
夫:フリーランス(起業準備中、リモートワーク可)
妻:育児休業中
娘:0歳7ヶ月(つかまり立ちとハイハイが好き)
背景:北海道で親子ワーケーションしようとして断念!
沖縄でワーケーションを実行する前に、少し苦い経験をしていました。
実は先日、北海道に仕事で2〜3日出張するスケジュールを組んでいた時に、自分が出張してしまうと妻が東京で子育てワンオペになってしまうという課題に直面しまして。
それなら!と思い北海道での親子ワーケーションを検討することし、北海道庁にまで電話やメールで問い合わせ、色々なプランニングにご協力をいただきました(北海道庁の地域創生局地域政策課さんにはお世話になりました!本当に親切にご対応いただきました)。
自分が北海道出身で、北海道ワーケーションをやってみたい気持ちが強かったため、このプランを考えている過程は、以下のTweetで書いているように、ノリノリでした。
道庁の地域創生局地域政策課がやっている「北海道型ワーケーション」に問合せしてみたら、むっちゃ親切に個人の事情に合わせて相談に乗ってくれた...!子連れでも快適にワーケーションできるかも?🤔https://t.co/1hISVzZhZW
— 田中一弘🥝MeTown代表 (@kazupirika) September 9, 2022
みんなタイミング合わせて北海道行きましょう!w#hokkaidolove
が!しかし!
家族と相談した結果、我が家の親子ワーケーションの要求水準に達することができず、断念することにしました…(丁寧にプラン作りのご協力をしてくださった道庁のご担当の方、すみません…!)
理由は主に以下3点です。
・民家は0歳の娘にはちょっと不安
北海道庁にお薦めしてもらった複数の宿泊先は、いわゆるホテルではなく、民家(AirBnBにありそうなおしゃれなものから、生活感溢れるThe民家みたいなやつまで色々)という感じでしたが「0歳の娘には秋の北海道は寒いのでは?暖房はちゃんとしてる?」とか「何かあった時にサポートしてもらえる体制はどうなっている?」というところが不安ポイントでした。
・病院やベビーショップが近くにない
0歳の娘を連れて行くということで、急な発熱などが想定される中で、救急病院だったり、ベビー系の風邪薬や色々なグッズが揃うショップが近くにないのも不安ポイントでした。
・肌寒い北海道はバケーションとして心惹かれない
そして何より、特に帯同する妻子にとっては「ワーケーション」の半分の「バケーション」が大事な訳で、雪が降る前の肌寒い北海道は、観光に向いた時期ではなく、特に心惹かれないという思いもありました(夏の富良野や冬のニセコとかだと全然違う結果があった気もしていますw)。これは、道産子の筆者としても何も言い返せず納得してしまいました笑
ということで、この北海道ツアーは「出張」として、自分が1人で北海道に行くことにしました。
いや〜、残念ですが、これが親子ワーケーションのリアルだよな〜とも思いました。
親子ワーケーションを快適にした5つのライフハック
というわけで、北海道への親子ワーケーションは断念したわけなのですが、色々な状況が重なり、今度は沖縄に行くことになりました。
そこで、今度こそはと思い、色々と調整をして親子ワーケーションを行うことを決断し、実際に5日間滞在してきました。
そこで、親子ワーケーションを快適にしてくれたライフハックについて、記録しておきたいと思います!
①ドアドアで移動できる空港シャトル
nearMe.Airportというサービスがマジで神でした。
品川区からだったのですが、1人2000円?とかで、ドアドアで自宅から空港まで運んでくれました。「相乗り」ではあるのですが、タクシーより安く、電車やバスより高いという値段設定にしては、快適度合がやばいくらい高くて最高でした。
特にベビー対応として、普通のタクシーよりむっちゃ広くてベビーシートも完備されていたことには助かりました。

デカいスーツケースも余裕で搭載できましたし、これを予約できたことで移動のアレコレの悩みが消えました。
②現地ホテルのベビーカーレンタル
宿泊する先のホテルにダメもとで問い合わせたら「滞在中ずっと占有できるベビーカーを貸し出しできますよ〜」とのことで、ベビーカーを持って行く大変さから解放されました。
「ベビーカーレンタル ホテル 沖縄」でググると幾つか出てきますので、滞在先を選ぶ際の一つの参考にぜひお薦めしたいです。
ただでさえ荷物が多いため、ベビーカーを持って行かなくて良いというのは本当に荷物が減って楽でした。
③現地ホテルの近くにベビーショップ
ゆっくり滞在しようとすると子連れは荷物が莫大に増えますよね〜。
そこで、ホテルに相談してみたら「ホテルから車で10分の距離に西松屋ありますよ〜」との耳寄りすぎる情報を教えてくれました。
いや〜この情報は神でした。 荷物が減るだけじゃなくて「最悪何かが足りなくなったらここに来れば何とかなる」という安心感がかなり大きくて。荷造りの時も「ま、最悪西松屋行こう」というキラーワードで乗り切ることができました。
④ベビーウェルカムなWi-Fi電源カフェ
どこで仕事する?という問題はワーケーションにはつきものですが、後述するコワーキングスペースを見つけるまでは、ホテルの自室に加えて、ベビー対応OKのWiFi電源カフェを活用しました。
こちらのカフェで2.5時間ほど作業しましたが、作業場所としても快適で、ご飯コーヒーも美味しいし、キッズスペースで子供が遊んでくれるし、ビーチの目の前なので親も飽きないし、すごく良かったです。

⑤現地ホテルの近くにコワークスペース
そして、これが一番大事だった気もしますが、沖縄でワーケーションするとなると陥るのが、「バケーション9割:リモートワーク1割」という比率になってしまうことww
沖縄には、バケーションしたくなる誘惑が死ぬほどあるので、マジで辛いですが、なんとか歯を食いしばって「バケーション6割:リモートワーク4割」くらいにはしたいですよね。
そこで、すごくお世話になったのが、快適なコワーキングスペースでした。
ホテルでのワーケーションの実態では、小さい机に硬い椅子で手狭にカタカタPC作業をする感じが多いと思のですが、「短時間で効率的に仕事を終わらせて、しっかり遊ぶ!」ということを実現するために、モニター、広い机、快適な椅子、周りにも仕事している人がいる適度な緊張感、無料コーヒーなどがあるコワーキングスペースはすごく集中できて捗りました。
ドロップインで丸1日でも3000円くらいでこのクオリティの空間を占有できたのですごく快適でした(ちなみに、妻と娘は、僕が仕事をしている間に、このコワーキングから車ですぐのところにあるジンベイザメを船の上から見るという楽しそうなツアーに出かけていきました。)


このipadに自分のpaypay画面を見せたら、向こうから読み取ってくれて決済もできるという今どきな感じも良い!
親子ワーケーションで直面した3つの問題
ちょっと、良い側面ばかりを書きすぎた気もしますので、これは課題だな〜〜〜と思ったこともちゃんと書ければと思います。
①ホテルは床が土足仕様でハイハイ出来ない問題
これは、ズリバイ・ハイハイ期のベビー連れだと地味に重要だと思うのですが、床が土足仕様だと床で遊ばせて置けなくて辛いw 仕方なくベッドの上で遊ばせていたのですが、ベッドが高すぎて落下しないように大人が付きっきりになる必要がありました。。。
これは、和室ルームなど、土足厳禁な部屋の方を選べば良かったな〜と少し反省しました(ホテルだとあまり選択肢がないのですが、、、)。
②ベビーが寝る部屋と夜に仕事をする部屋が分けられない問題
これも微妙に辛かったのですが、うちの場合、ベビーの寝かしつけが20時くらいに発生して、その後は基本かなり暗くしていました。そうなると、PC作業環境としては微妙で(というか自分も眠くなるw)、もう一部屋あればなあ〜と思いました。
③長い移動時間に泣き続ける問題(ベビーシート問題)
これは冒頭でnearMe.Airportのベビーシートが快適だという話とつながるのですが、沖縄で借りたレンタカーに付属するベビーシートが後ろ向きに座るタイプのやつで、なんか狭いのか、ずっと居心地悪そうにグズってしまいました…(沖縄では車移動がメインでしたので、この車移動のストレスはしっかり溜まっていきましたw)。
まとめ
そもそもワーケーションって、「出張(100%ワーク)」や「家族旅行(100%バケーション)」と違って、なんというか中途半端で「わざわざ行かなくて良くない?」となる瞬間がたくさんあって、どんどん腰が重くなるんですよね笑
(そもそも子連れで移動すること自体が、むちゃ大変で面倒だし。。。)
それは事実として本当にそうなんですけど、その重い腰を上げて行った先には、すごいプライスレスな体験が待っている、というのが今の感想でした。
なので、みんなで楽する方法をシェアして、行くためのハードルを10個から3個くらいに減らしていって、どんどん広がると良いな〜、と思いました。
以下、まとめです。
①子育ての息抜きに親子ワーケーションは最適
マジで大人がリフレッシュするの大事!子育ては本当に疲れるし、ずっと家にいると息が詰まることもあるので、息抜きできて良かったです。
②親子ワーケーションを楽にするのが大事
徹底的に楽しましょう!息抜きしようとして逆に疲れると本末転倒な感じもするので、移動はドアドアで軽やかに、荷物は基本現地調達で徹底的に少なく、快適なワークスペースで生産性も高くする方法を活用しましょう。多少お金はかかるかもですが、楽した先にプライスレスな体験がありました。
③それでも親子ワーケーションは難しいので無理せずに
・とはいえ、移動時間はゼロにはならないので、移動のストレスはゼロにはならないです...!
・そして、当たり前ですが、旅行と同じくらいお金はしっかりかかっちゃうからこそ、現地でもしっかり仕事して稼がないと!というマインドが大事、という気もしましたので、無理せず「行かない」というのも大事な決断ですね。
以上!
それでは、今日はこの辺りで。
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