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[自己紹介] キウイの日が創業記念日の育児起業家の話し 〜後編〜

※この記事は後編です。

↓前編はこちら↓


こんにちは!MeTownの田中です。

ニュージーランドラバーとして、 #キウイの日  (9月1日)がDay1になったことを誇らしく思います!(そして、前編での表記が地味に間違っているのですが、正確には「#野菜の日に退職」し「#キウイの日に独立」でしたw)

前編では、幼少期〜大学前半までを振り返りましたので、後編では大学後半から振り返っていきたいと思います。

ニュージーランドの農業経営は豊かだった!

過疎化の負のスパイラルをどうやったら解決できるか考えるぞ〜と思って、高知県の限界集落の農家さんのもとで働いてみた結果、「こりゃ農業で働くの大変すぎるわ」という労働強度の強さと自分のひ弱さを実感。

そこから、農業の労働強度に見合う報酬(金銭的報酬に限らず)が農業従事者にないとやってられないよな〜(少なくとも都会からの新規就農者はなかなか増えないよな〜)と思うようになりました。

そこで、海外に視野を広げ、農業に従事すること自体が若者にとって魅力的で、農村に若者が集まっている事例はないかな〜と探していました。

そこで出会ったのが、ワーキングホリデーなどの仕組みをうまく活用して、国内外から農村にドンドン若い人が集まっている国、ニュージーランドでした。

ニュージーランドにはwwoofという、お金がなくてもファームステイできる仕組み(1日4~6時間働けば、3食と寝床をもらえる)があると知り、すぐに渡航することを決断しました。

どうしても就活の前にこの経験をしておきたかったため、大学3年生の11月という学期真っ只中に、いきなりゼミの先生に「すみません1ヶ月休みます!」と伝え、他の全ての授業の単位を諦め、NZに飛びました(ここで単位をこぼしまくったために、大学4年の秋にマジで単位ギリギリで毎日大学に行く羽目になりました…)

NZでのファームステイの様子

NZの農家は、確かにハードワークではありましたが、暮らしぶりは豊かで、しっかり報酬を得られているんだなあ!というのが、シンプルな感想でした。

これについて少し考察すると、国の成り立ちも含めて、NZと日本は似て非なるので単純比較は全くできないのですが、「農業経営体数が少ない割に、あり余るほどの農地があり、参入できるチャンスがしっかりと確立されていること」だと思いました。

・似たような国土面積のNZと日本。農地面積は、NZが日本より2倍くらい広いが、農業経営体の数はNZが日本の1/15。→超ざっくり言うと、1農家あたりの経営面積が日本の30倍くらい!

・優良な農地の売買や、農地に対する投資が盛んに行われている。特に果樹は水はけや日射などの条件が超重要なので、良い農地は高く取引されている!

当時の自分のメモから抜粋

このNZでの経験から、日本の農業界もNZに負けない良さはあるので、グローバルに勝負できる土壌が作れると良いなあ!と、学生なりに思うようになりました。

農業ビジネスを経験させていただき、いざ独立へ

そこから、日本に戻り、農業領域で仕事をしたいと思いJA三井リースに入社。新卒から10年間、本当に心からお世話になりました。

会社のグループ誌にも自分の週末の農業に関する活動を取り上げてもらったり、
本当に感謝してもしきれないくらい会社には良くして頂きました

国内の農業に関する様々なお仕事をさせていただく機会が多かった中で、たまたま仕事としてNZの農場に訪問するチャンスがありました。

そこで、学生以来、久しぶりにNZの農業界のエコシステムを目の当たりにします。学生目線ではなく、農業ビジネスを経験してからの訪問だったために、学ぶべきところが非常に多く、これまた違う角度で衝撃を受けた経験となりました。

会社の中のことなので詳しくはここでは記載しませんが、いくつか衝撃を受けたことで言えば
LocalからGlobalに直接繋がっている
経営と所有が分離されている
品目を特化しているがためにテクノロジーを検討しやすい
などなど。

そこから、日本の農業をもっと良くするにはどうすればよいかなどを改めてグルグル考えたりしていた最中に、コロナがやってきて、自分のライフスタイルが激変。海外はもちろん、なかなか農業現場にも足を運べない日が続き、自分の人生について改めて見直すきっかけになりました。

そして、今年になり、大変ありがたいことに娘が生まれ、また更にライフスタイルが激変。娘が生まれたことで、自分の価値観も更に大きく変わっていきます

特に、娘が生まれた影響は大きく、娘が可愛すぎて育児にしっかりコミットしたいという思いが募り、「パパが育児をしながら仕事をする」というライフスタイルを志向するようになります(しかし、現実は甘くないということを後々に知ることなります。。。これについては以下の記事に詳しく書きました)。

これらの背景の中で、高校の時からいつかは自分で農業・地方創生領域でチャレンジしたいという思いと、育児にしっかりコミットしながら働いてみたいという思いなどが、フツフツと湧き上がってきて、ここから先は、悪い癖なのか、思い立ったが吉日で、具体的に何も決まっていない状況の中で、独立することを決めた、、、というわけです…!(急w)

なので、事業内容は本当にまだ決まっていない!という感じなのですが、育児起業家として、キウイの日に創業Day1を無事に(?)迎えることができました。

これを読んでくださっている皆様、これから色々と助けていただく場面もあるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします!

それでは、今日はこの辺りで。

おまけ ゆる募

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今いくつかの事業を並行して検討する中で、農業・地方創生・web3の領域で、市場調査(google検索で出来る範囲のデスクトップリサーチ)をしていることがあって、この辺りの領域に関心があり、もしプロボノで手伝ってくださる素敵な方がいらっしゃったらTwitter DMなどでお気軽にご連絡ください〜🙇‍♂️ https://twitter.com/kazupirika


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