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広告会社内定者がマジメに広告を考察してみました~そごう・西武編~

こんにちは!あだちかずのりです!いよいよ社会人生活の準備を進めています。マジで大変。携帯電話キャリアを変えるだけでも一苦労です。

今日は毎年新年に話題を呼ぶそごう・西武の広告を取り上げてみたいと思います。実は去年SNSで話題になり、面接のネタにした思い出の広告です。それでは、考察スタート!

去年の広告

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TwitterをはじめとしたSNSでも話題を呼んだそごう・西武の広告です。上から読むと夢も希望もない悲観的なメッセージです。しかし、「さ、ひっくり返そう。」のコピーの通り下から読むと全く真逆の意味になるという遊び心のある広告です。

今年の広告を見てみよう

それでは2021年元旦の広告はどのようなものだったんでしょうか?

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2020年、世界中の誰に聞いても大きな変化の起きた年だったと話してくれるでしょう。新型コロナウイルス感染症の流行によって人々は「新しい生活様式」を取り入れました。2020年の流行語大賞が「3密」だったことも昨年を象徴しているように思います。

楽しみにしていたイベントがなくなってしまい、経済も停滞し、思わず暗いイメージの残ってしまいがちな2020年でした。皆さんは無意識のうちに暗い言葉を発してしまったりしていませんか?

・旅行なんて行けないのにスーツケース買ってどうするの?
・マスクしているのに口紅なんて意味ないでしょ(笑)
・せっかく浴衣買ったのに夏祭り中止になって損したね。

こんな言葉がつい口から出てきそうになります。しかし、そごう・西武はお客様が購入した今のご時世では役に立ちそうにないスーツケース、口紅、浴衣などのものたちに「希望」を見出しました。

・旅行に行ける日が楽しみだね。
・いつでもマスクとれるように準備しておかなきゃね。
・浴衣は夏祭りが中止になっても着てみてしまえばいいんだよ。

といった明るいメッセージを私はこの広告から受け取りました。

この広告意味あるの?

「この広告によって企業の売上という成果に結びつくのか?百貨店業界は先行きが不透明なんだから無駄な広告費を抑えた方がいいんじゃないか。」と言った声は実際にあります。しかし、広告には「意見広告」というジャンルがあります。

意見広告とは企業や政府・政党などがその理念や主張を表明する広告です。

企業として大きなメッセージを社会に提供することができる。そして、そのメッセージの発信を通して企業の社会的信頼を得ることができると考えられています。

おわりに

新聞を目にする機会は減ってしまっているかもしれませんが、この広告のように社会に大きな紙面を使ってメッセージを伝えることができるところにまだまだ自分は面白さを感じました。

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