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サくら&りんゴ#141 やさい畑より

陽の光とはすごい力だなと思う。
外に出た途端、湖畔のやさい畑から
にょき!ぐいん!
と聞こえてくる
苗たちが伸びている音である(笑)
カーテン越しの陽で芽をひょろりと伸ばしてきた苗たちは、地植えに落ち着いた途端、たくましく育っている

手前左のあたりはスクワッシュ三種類、緑のポール辺りはキュウリ各種、その向こうがトマト。右の上に向かう小さな苗の列はペッパー類各種。スウィートペッパーの仲間シシトー、フシミも。
トマトの種からたくさん苗が伸びて、植える場所がなくなる危機・・


これはクロックネック・スクワッシュの雄花

一番乗りはサマースクワッシュ。大きな花が開く。

きゅうり、マーニー。

くるりんと、か細い弦を伸ばしているのはキュウリ。小さな小さなつぼみも見える。

しかし天敵がいる。
オレンジ色のお腹のロビン。

いつもペアーでやって来る

やさい畑に人がいないスキに苗をついばんでいく。
お豆とキュウリがお好きなようで。
すでにお豆の芽とまあるいキュウリの双葉をいくつかやられてしまった。

だから鳥よけネットを丹念に。
トマトやスクワッシュは無事なのよね。やっぱり味が違うのかしらん?!


葉っぱ類はデッキの上で。

左の青いポットはラディッシュ。右はルッコラ、ロメインレタス等


先日右隣のおうちの庭で野ウサギを目撃。数日後は左隣のお庭で。

ここに住む女の子ペニーのボールの脇を
ぴょーんと飛び去る野うさぎちゃん

と言うことはウチの庭はすでに訪問済みのはず。野ウサギ一家がレタスを狙っていることは間違いない。

こちらは6羽家族(笑)

グースの子ども達も育っている。

そして!
夫の”りんゴ”の木にちいさ~な実がついた(ヘッダー写真)
あまりたくさんの花がなかったので、多くの収穫は期待できそうにないけれど・・



どんな季節だってスーパーに行けばキュウリがあって
とりわけ日本では
おそろいの緑の装いでシャンと姿勢よく並んでいることが当たり前で。

でも、いやそれは違うと
誰かが言い出して

ああ本当にそうだ、こんなきれいなキュウリばかりが一年中収穫できるわけではないと
分かったつもりだったけど、実際に育てたことがなかった私。

たとえばそんなキュウリひとつとっても、
苗の植え替え時、茎のカーブしている部分が折れやすいとか
ロビンが食べに来るとか
葉っぱがクルンとしてきたらカルシウム不足だとか
パウダリーミルドウ(葉の病気)になりやすいとか

根を育てなければいけない

植え替えの時夫はそう言って、分厚い指で小さなキュウリの苗の細い細い根を丁寧にほぐしていたっけ。

そんなひとつひとつ
実際に植えて育てなければわからなかった
数えきれないこと

それらを乗り越えてあの小さな種は
三か月後にやっとキュウリを実らせるのだ。

肥料も自分で作っている。

右と左のセクションに分かれていて、今は左のセクションに野菜生ゴミや卵の殻を投入。いっぱいになったら右側へ移動。その間に左は熟成
ライラックの横に設置したタンブラー式生ごみ製造機

くるくると回して内容物をかき混ぜる。土も加えて熟成(?)させる。黒い色が太陽の熱を集めて熟成を助けてくれる。


色々な情報だけでわかったつもりでいた
Youtubeを見て人の話を聞いて
知ったつもりになってもそれは決して
実際の経験を凌駕することはないのに

だからこの地で
まるで小学三年生の子どものように
この歳になっても、
この歳になったからこそ(?)
東京に居てできなかった新しい小さな体験を
ひとつひとつと積み上げていくことが

今の私にはとても楽しい☆彡

夫がいつもそばにいて観てくれているしね、
た・ぶ・ん





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