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25歳協力隊員で海外就職したときを振り返ってみる

妻がこんなものを書いていたので、私も。

私、新卒1年目で仕事を辞めて、青年海外協力隊に参加しました。協力隊としての任期はきっちり丸2年でした。赴任の当初から帰国日が決まっています。

任期も残り数ヶ月になってくると、同期隊員どうしで「帰国後、どうする?」というのが話題に上がるようになってきます。

私は同期が20人ほどいたのですが、大きく2つに分かれていたように思います。

2年間途上国で頑張ったから、この機会に羽を伸ばそうという隊員
協力隊の大きなメリットのひとつは、世界中に知り合いができることです。
他国に赴任した同期隊員のうち、任期延長をした人を訪ねたり、いわゆる秘境と呼ばれる国に行ったり、さすが協力隊、フットワークはめちゃくちゃ軽いです。
働き始めると1ヶ月単位の休みなんて簡単に取れないから! というのが、こちら側の意見。

任国にいるときから就活もしくは勉強を始めている隊員
任国にいる間に、すでに求人を探して、応募、面接を進めている人もいます。
2年間のボランティア生活で、早く働きたいんだ! というのが、こちらの意見。
というか、まともな人間は、次の就職、進学について考えます。まともではない人間が少なくないのが協力隊。

配属先の学校でイベント開催



私はまともな人間。
帰国まで半年を切ったあたりから、情報を集めはじめました。
もともと教職という道を志していたので、学校に戻るというのがひとつの選択ではありましたが、海外での生活の面白さを知ってしまい、非常に悩みました。

悩んだ結果、ふと思いついたのです。
海外の学校に就職すればいいんだ!

在外の日本人学校で働くという選択です。
私の帰国は9月末だったのですが、もちろんそんな中途半端なタイミングで採用してくれる学校はありません。次の4月まで待てば、求人はそれなりにありました(採用されるという自信だけは何故かあった)。しかし、2年間のボランティア活動をした私は、すぐに働きたかった!そこで応募先を、海外にある教育関係の一般企業まで広げました。そうすると結構あるんですね。

任国にいる間に、何件かの企業に履歴書を送っています。帰国数日前に、首都のドミで、小論文を書いていた記憶があります。

授業中のひとコマ


その後、日本に帰り、アルバイトしながら、海外企業の採用選考を進めていました。
当時はまだオンライン面接というのは一般的ではありませんでした。書類選考のあとは、電話面接です。LINEですらありません。その後、メールのやり取りを重ね、最終面接では、採用担当の方がわざわざ日本まで来て面接という流れです。

ある会社の最終面接が終わったタイミングで、別の会社から連絡がありました。
「内定辞退があったから、再選考させてくれないか」
任国にいるときに、書類選考の段階で断られた会社からでした。結論から言うと、就職したのはこの会社です。最終面接まで進んでいた会社を断って、この会社の選考を再度進めてもらいました。

ひとクラスの人数が多い



9月末に協力隊から帰国。
12月の頭には新規赴任。
同期隊員の中でも、就職決定は早い方でした。

今の会社に入ってから、求人の裏側も見ていますが、海外就職というのはタイミングと縁が大切だと思います。(もちろん日本の会社でもですが)

そしてJICA海外協力隊という経験は、自分が思っている以上に世間から評価されます。
10年を過ぎた私の海外生活。今後どうなっていくことでしょうか。乞うご期待。

かず

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