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学校を休んだ娘が、寝る前に言ったこと。

つい最近、小学校の遠足があった。
田舎だからなのか、学年隔てなく縦割り編成の班ごとにバスで向かった。
その日の児童クラブの帰り、1年生の娘は

「今日のしゅくだいは、おうちの人に遠足のことを話すことなんだよ!」

と言って、楽しそうに遠足での出来事を話してくれた。
自宅へ帰っても、興奮気味。
よほど楽しかったのだろう。

その夜、娘の咳が酷くて起きてしまった。
(体調悪くなったかな…)

朝になってもケホケホと咳が多く、熱はないけど休ませることにした。このご時世だし、小児科に行こう…。

小児科で咳止めの薬などを出してもらう。
風邪とのこと。
(熱がなければ、明日は学校行けるかなぁ…)

熱がないようだが、少し咳で辛そうだ。病院から帰ってきて、疲れたと言った。昼寝を少しだけした。

夕方、テレビを見てダンスのマネごとをしていたので、大丈夫かなぁと思ったけど、寝る前には39度の熱が出て、早めに寝かせた。

(こりゃ、明日も休みで連休になってしまうなぁ。)

明日休めば週末になってしまう。
それでも、娘の体調が最優先だ。

早く寝た娘は、夜間咳に苦しむことなく、翌朝熱も下がっていた。この日は、娘とほとんど一緒になっておしゃべりをしたり遊んだりした。

娘「なんでママはそんなにピクロスとかカクカクした絵(たぶんドット絵?)が好きなの?」
私「ママはピクロスをしていると、何も考えなくて済むの。それがいいのー」
娘「あー、頭が空っぽになるからいいのかー」

娘はゼリーが好きなんだけど、最近は雪見だいふくにハマっていて、2人で分けて食べたり。


娘と自宅で過ごすのは、楽しい。
小学生になったら、それほど手もかからない。
こうやって好きな時に向き合って話をし、同じ部屋にいても親子で別々のことをする時間もちゃんと取れるのだ。

私は夕方学校へ行き、担任の先生から宿題を貰った。娘は少し体調を崩しやすいから、もう何回もこういった封筒をもらっている。

必ず、先生からの手紙もある。
毎回違う付箋の。
今回はSNOOPYの絵柄だった。
忙しい中、こういった気遣いをして下さる先生はありがたい。

娘に、宿題の量やおたよりを見せると、イヤー宿題!明日からぁと言って嫌がった。
先生からの手紙もあるよ、皆が待ってるって先生が言ってたよ!と言うと、何だか照れ臭そうにふてくされた。

案の定、もう熱はなく、夜も元気だった。
寝がけに、娘は泣いてこう言った。


「やっぱり今日、学校行きたかった!学校行けなくてさみしい!!!」


親として、嬉しくなった。
娘は学校にちゃんと居場所があるんだなぁ。
ちゃんと自分で自分の居場所をみつけているんだなぁ。
つい最近まで、休んだ次の日は学校行きたくないと行き渋っていたのに…。


家で子を安心させてあげるのは私の役目だ。それ以外の場所で、どんどん自分で居場所を確立していくのは娘自身。小学校に半年通った娘は、すっかり学校になじんでいるようだ。

子どもの成長は早い。大人である親の成長の方が遅くなってしまうようだ。ちゃんと子離れもしないとなぁと思える、2日間のお休みだった。

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