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あれから10年、当時の東日本大震災を振り返る 「2021/3/11」

こんにちは、カズマです。

2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災が発生してから10年が経ちました。

毎年3月11日は追悼式が行われています。2020年は例の新型ウイルスの影響で各地では中止が相次いでましたが、今年は対策を講じた上で式典が行われるようになりました。

今年に関しては10年目ということもあり、市内でも特に壊滅的な被害に遭った若林区荒浜海岸へ行くことにしました。自転車で向かいましたが、市内から海岸までは1時間弱で着きました。※この日はどうしても自分の足でこの場所を訪れたいという思いが強かったので。


1 震災機構・荒浜小学校

午後1時半頃、荒浜海岸近辺にある荒浜小学校という津波の被害を受けた場所へ訪れました。

"仙台市の沿岸部にある仙台市立荒浜小学校は東日本大震災で甚大な被害を受け2016年に閉校。翌2017年4月には津波の脅威を後世に伝える新たな使命を授かり、震災遺構として一般公開が始まりました。"

震災発生から10年ということもあり、当日は各地から大勢の人々が訪れてました。中には報道関係者の他に地元のプロバスケットチームである仙台89ERSの選手も数名参加していました。

海岸へ行く前にこちらの校舎内を回りましたが、地震発生から数十分後に津波が襲来し、校舎2階床上40㎝まで浸水するなど、当時震災が残した爪痕を見た時は言葉を失うというか、胸を締め付けられる様な気持ちになりました。

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2 海岸へ

午後2時30分、16分後の追悼に向けて校舎をあとにし、海外へ向かいました。時間が近づくにつれ、大勢の人達が集まりました。

この場所で追悼の意を込め、黙祷が行われる予定です。

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このご時世ということもあり、海岸到着後は周囲との間隔を空け、


午後2時46分 黙祷

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(10年経った現在も尚、行方不明者の捜索は続いている)


3 風船に願いを込め、空へ

時刻は午後3時5分、10分後には一斉に風船を空へ放つという復興に向けてのイベントが行われるということで、開催場所である荒浜小学校へ再度足を運んだ。

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ボランティアの方々から風船を一つもらい、校庭に集まり、


午後3時15分 願いを込め、一斉に空へ放つ



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4 最後に

東日本大震災が起きてから10年経ちましたが、災害復旧工事は未だ続いてる状況です。

津波の被害を受けた沿岸部の地域に住んでいた人々の中ではそのまま留まる方も少なからずいますが、違う場所へ移住した方々が大半を占めている様です。そのためか、震災が起きた翌年辺りから仙台市内の人口が増えたという話を何度か聞きましたが、確かに普段過ごしている中でなんとなく前年と比べて年々増えてきてるような気がします。

(生まれ育った故郷を離れたくないという方々も沢山いらっしゃるかと存じますが、場所によっては戻ることすら叶わないという方も・・・)


自分は当時、とある住宅街にで実家の両親と住んでおり、山沿いにある場所だったので幸いそこまで甚大な被害は出てませんでしたが、電気・水道・ガスが止まってしまいました。電気と水道は早かったですが、ガスが復旧するまでは日数を要しました。当然情報は全く入ってこなかったですが、父が車でカーナビをつけてテレビを見た際に「沿岸部で津波が押し寄せてる!」というニュースが流れてるのを聞き、後日地方紙が発行した新聞を読んだ時、衝撃を受けました。

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その他に食料品の買い占めが起きた影響でコンビニ・スーパーではほとんどの物が無くなってました。その後は買う食料品や生活用品等の購入制限が行われましたが、買い物に行く度に長蛇の列で長時間近く待たされることも何度かありました。

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また、ガソリンと灯油の供給も滞っていた為、給油待ちの車が道路左脇に寄せて延々と並んでる光景も各地で起きていました。※自分も当時並んでました。

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沿岸部に至っては、家を流され、住まいを失ったことにより、体育館やその他避難所での生活を余儀なくされた人々も大勢いて、中にはエコノミー症候群・度々続く余震における震災疲れで徐々に体調が悪化していく人達もいて、

その他に津波が引いた後の瓦礫やゴミ、被害の遭った穀物倉庫や水産加工食品工場から流出した生鮮食品・有機物などが腐敗し、害虫が大量に発生するという二次災害が起きていた場所が多数ありました。

※尚、福島県の住民を中心に4万8000人近くが避難生活を余儀なくされています。



過去に起きた阪神淡路大震災・関東大震災・そして東日本大震災、年月とともに人々の記憶から徐々に薄れていってる様にも感じます。


"これから先の未来、当時震災で得た教訓を後世に語り継がれる為にも、決して風化させてはならない 永遠に"


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当時の出来事を振り返りながら、ありのまま綴ってみました。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。

Thank you for reading to the end.
I hope things are back to normal asj soon as possible.


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