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【酒話】君は既にキューカンバーラバー

僕が注目しているミュージシャンに、「DJみそしるとMCごはん」がいる。グループ名のようだが、ソロである。
大橋トリオ……みたいな感じだ。
おいしいものは人類の奇跡だ! をモットーに音楽活動をされている。
日本酒は人類の奇跡だ! ということにもなる。納得。

中でも僕は、「きゅうりのキューちゃん」という歌が好きだ。
タイトルを聞いて、どんな歌やねん! とツッコミを入れたくなるが、これがまた良い歌なのだ。
YouTubeのURLを載せたので、まずは一度、聴いてみてほしい。 

きゅうりのキューちゃん / DJみそしるとMCごはん

https://youtu.be/VswFX1uWeng

人は、それぞれ悩みを抱えて生きているけれど、この歌を聴いているときだけは、悩みなんて忘れてしまうのではないだろうか。
きゅうりが苦手な人も、ラップが嫌いな人も、だれにだって楽しんで聴ける歌だと思う。
それはつまり、このコラムと通ずるところがある。
日本酒が苦手な人も、老若ニャン女、だれだって楽しめる。この記事を読んでいるときは、口角が少し上がるよう心がけて、言葉を紡いでいる。

エンターテイメントは、世界を救うよ。

「きゅうりのキューちゃん」の歌詞であるように、「キューちゃんバター」をご存じだろうか?
僕は、この歌を聴くまでは、まったく知らなかったし、きゅうりのキューちゃんとバターの相性が、いいとかワルいとか、考えたこともなかった。

歌詞中では、焼酎も日本酒(ポン酒)も、どんどん進んでしまうと歌っていたが、ホンマかね?
だれかが調べた結果より、自分で考えて経験しないと、感動はそれなりで終わる。

プロモーションビデオに、レシピと作り方が載っていたので、
作ってみた。
食べてみた。
飲んでみた。

今回のパートナーは、「大吟醸 越後桜」である。近所のスーパーでオススメされていた。

結果。いつも、「おいしかった」に着地する。
幸せについて本気出して考えてみたら、いつでも同じところに行き着くのと同じ原理である。

まろやかな印象で、日本酒とよく合う料理だったが、そのまま食べてもおいしいし、ご飯やパンに乗せても、他にもいろいろ……OK!
気になった人は作ってみてほしい。とても簡単だ。

冷蔵庫にあった無塩バターを200g使ったのだけれど、このあと母に、
「ケーキを作ろうと思って買ってきたのに!」
と大層怒られた。

人と人とのコミュニケーションは、キューちゃんバターのように、なかなか、まろやかにはいかないものだ。

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