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栗本和紀│日本酒作家
2016年6月9日 18:14
俺たち日本酒サークルの全体ミーティング兼、飲み会は約2時間続いており、そろそろ終盤に差し掛かっていた。 メンバーそれぞれが、気持ちよく酔っている様子が窺える。「それでは、次を、最後のオーダーに、しましょう」 代表のソニアが告げると、メンバーは同意する代わりに、数人が近くに置かれているメニューに手を伸ばした。 最後の1杯を急いで決めようとは思わなかったのだけど、たまたま俺の左側に置かれた