「無駄」の大切さ
「無駄」というと聞こえが悪いが、一見「無駄」と思える時間こそ、人生において大事な時間になりうるということを実感している。
仕事中、生産性のない時間。
休日だがなにもすることのない時間。
そんなとき人は得てして「無駄」と感じてしまうが、決してそうではない。
その時間は複雑に絡まりあった脳内の思考を整理したり、普段考えることはないようなことを不意に思い出したりすることができる。
脳が非常にクリエイティブになる時間である。
私自身ボーッとしているなかで数々のアイデアを思い付いたり、これからのビジョンを整理することができた。
「無駄」な時間がなければ思い付くことはなかったかもしれない。
また、趣味においても同様である。
私は読書が好きだが、小説や自己啓発書は直接意味がないと考えており、あまり手を着けなかった。
しかし、読んでみると「著者のストーリー」を知ることができ面白かった。
小説は著者の頭の中に広がる世界や独特の言い回しが参考になる。
自己啓発書は以前も書いたが、一般論にとらわれない著名人の思考を吸収し自分なりに落とし込むことができる。
直接生きてくる実務書とはまた異なるが、「無駄」に自分なりに意味付けをすることなどいくらでもできる。
結局は「無駄」な時間をいかに「無駄」にしないか、ということである。
「無駄」な時間を過ごしていると嘆く必要はない。
その時間はあなたの考え方、人生を変える。
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