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日本神話の「謎」を歩く

幾千年の時空の彼方へ

藤井勝彦氏 著。


最近、思想(宗教)を取り巻く文化に興味を持ち始め、このような本を読んだ。

何となく知っているだけだったことが宗教の成り立ちを知ることによって、それらを学ぶことによる人間形成の意義と、太古の人々の自然への畏敬の念を感じた。

そして、この本を読んで驚いたことがある。

私は全国を旅した際、諏訪(長野県)と高千穂(宮崎県)が印象に残っていた。

この書籍は時代別に神話の考察をしながら旅を紹介しているのだが、上記2つの地は王権が始まる以前の神話世界の聖地として取り上げられていた。

特に下調べを入念にしたわけではなかったので少しもったいないと感じてはいるが、日本の始まりを物語る地に、私の魂は無意識に引き付けられていたとでもいうのだろうか。

歴史や思想を知ることで今に活かすことができる、「温故知新」という言葉の意味を強く感じ始めた今日この頃である。

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