イタリアに約1年滞在して、だいぶ堪能したな...と思う一方。まだまだ深みのあるこの国の文化を知るにあたって、個人的に参考になった本(シリーズ・著者)を20選してみました。
日本にいた頃に読んだ本もあれば、スーツケースで持ち込んだ or 電子書籍で購入した書籍なども合わせて...。現地滞在中に読むことでさらに見識が深まったりも。
観光、留学、出張、在住。どんな形でもイタリアに関わることがあれば、ぜひその経験をブーストさせるべく、読んでみてはいかがでしょうか!
■ 小説
1. 塩野七生さんの著作
2. ハウス・オブ・グッチ (上下巻) / サラ・ゲイ・フォーデン
■ マンガ
3. チェーザレ 破壊の創造者 (1) ~ (13) / 惣領冬実
4. アルテ (1)~(16) / 大久保圭 ※現在も刊行中
5. テルマエ・ロマエ (I)~(VI) / ヤマザキマリ
■ 教養・歴史
6. パスタでたどるイタリア史 / 池上俊一
7. イタリア史10講 / 北村暁夫
8. イタリア現代史 第二次世界大戦からベルルスコーニ後まで / 伊藤武
9. 会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語 / 田中靖浩
10. 陣内秀信さんの著作
■ 古典
11. プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 / マックス・ウェーバー
12. イタリア紀行 / ゲーテ
■ まちづくり・ローカル
13. イタリアの小さな町 暮らしと風景 地方が元気になるまちづくり / 井口勝文
14. スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町~ / 島村菜津
■ イタリア語
15. イタリア語のしくみ / 野里紳一郎
16. べつの言葉で / ジュンパ・ラヒリ
■ 食文化
17. 完全版 イタリア料理手帖 / 池田愛美・池田匡克
18. Dolce! イタリアの地方菓子 / ルカ・マンノーリ、サルヴァトーレ・カッペッロ (監修)
■ コアな人向け
19. 初めて書籍を作った男 アルド・マヌーツィオの生涯 / アレッサンドロ・マルツォ・マーニョ
20. タタール人の砂漠 / ディーノ・ブッツァーティ
■ 最後に
イタリアとは?
これほどの多面性を秘めているからこそ、自分も魅了されたのかもしれません。
そんなイタリアを知るための、20冊を今回は載せてみました。もちろん、実際の街を歩くことが何よりの体験となるのですが、頭の片隅にちょっとでもインプットされた「キー」があると、その見たもの感じたものを、二重にも三重にも反芻できるように思います。
個人的には、とても仲の良い、同い年のイタリア人の友だちがひとりできました。著名なイタリア人政治家(ベルルスコー二)への印象を聞いたり、チェーザレ・ボルジアのストーリーを語ったり、イタリアのお菓子の由来を(なぜか自分が)そのイタリア人に教えることになっては談笑したり。
話してもなかなか尽きない、この国のネタを交換し合ううちに築かれた関係はとても貴重なものになりました。どんな形でも「イタリア」に触れることがあれば、ぜひいろんな角度から覗いてみてはいかがでしょう!