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僕とランニング

ランニングを始めて12年目になる。
振り返ればあっという間に過ぎ去っていったけど、怪我には本当に悩まされた。
色々キツかったけど、あえて言うなら足底筋膜炎が1番キツかった。
いつものように朝起きてベットから降りようと床に足をついたときに激痛は走った。
なんだ?なんだ?なんで痛いんだ?
訳が分からなかった。
まともに歩けないし階段を降りるのも一段一段ゆっくり足を動かしながら出来るだけ痛く無いように降りていった。
痛いとはいえ、しなきゃいけない事は次々ある。
いつものルーティンをこなす。
洗濯物を干す。
店の洗い物を回している間で店に降りて片付けと準備をする。
終わったら店の洗い物を取り出して干す。
階段を上がり下りし、店の中を歩き回り移動するが足を床に着くたびに激痛が走る。
ずっとビッコを引いて歩く。
頭の中では理解出来ない出来事で整理出来ない訳分からなかった。
原因はランニングと気づいたのはその日ネットで調べたら答えは出た。
※足底筋膜炎とは、足裏に大きな負荷がかかりすぎることによって引き起こされる炎症のことで、この炎症が痛みの原因になります。足底筋膜とは、かかとの骨からはじまり足の指へ放射状に繋がっている繊維組織の束のことです。
足底筋膜は運動する時だけでなく、歩いたり走ったりと普段の生活の動きの中でも、衝撃を軽減させるスプリングのような働きをしています。足底筋膜があることで、普段の生活で普通に行っている歩いたり走ったりという動作ができるので、とても重要な体の一部だと言えます。
しかしマラソンや走り回るスポーツのように足裏に強い圧力と刺激をかけ続けることにより、足底筋膜を形成するコラーゲンの組織が損傷することがあります。
また、足底筋膜に負荷がかかり続けると、弾性を失い硬くなりすぎることもあります。そして「足底筋膜炎」が発症し痛みを感じます。足底筋膜炎は、起床時に強い痛みを感じやすいのも特徴の一つです。※
確かに朝が1番痛みがキツかった。
時間が経てば緩和されるが痛みが無くなる事は無かった。
流石に今回は重症だと思いすぐに鍼治療をし始めた。
毎週のように通ったけど効果は薄かった。
ちょっとはマシになったけど痛みは消えることは無かった。
ランニングどころではなかった。
歩くのも苦痛でどおしようもなかった。
でも、また走りたかったし諦める選択肢は無かった。
鍼灸師の先生も治りますって言ってるし、僕も治す事しか考えてなかったが治るまでの期間は本当にキツかった。
毎日激痛を耐えなければならないし出口が全く見えて来ない日々はメンタルに来る。
鍼灸の先生から踵にクッションを入れませんか?と言われて藁にもすがる日々だから即答でお願いしますと返事をした。
とにかく踵にストレスをかけないようにしなきゃいけなかった。
クッションはなかなか良かった。
痛いは痛いけどクッションで随分痛みは緩和した。
ほぼ毎週鍼治療。
ランニングは長期間休止。
この期間約10ヶ月。
治療期間の後半は痛みが随分無くなったから
少しずつはランニングはしていた。
そして、気付けばランニングは普通に出来るようになっていた。
なかなかの期間だったが乗り切った。
かなり長い道のりだったけど諦めずに乗り切った。
根気強く治療を続けて、また走れる事を願い
出来る事は大概した結果完治した。
ネガティヴな事を思ったりもしたけど諦めずに時間かけていけばいい結果はおのずと出て来るもんだ。
完治後はもちろん走った。
元に戻す為に走った。
走れる喜びはMAXだ。
怪我して復帰した人しかわからない、この満足感達成感あとは感謝に尽きる。
現在も、もちろんランニングは続けている。
よく聞かれる事が、何を目指してるの?
何で走るの?この手の質問には答えてきたが一切理解されないし、理解しようとも思わない方たちに答える事が面倒くさくはある。
足底筋膜炎完治して数年後に逆の足が
足底筋膜炎になるなんてこの時は考えもしなかった。
最近でも、なんでランニング筋トレしてるの?
何目指してるの?のいい答えを見つけた!
それは「好奇心」と言う事に辿り着いた。
本当に自分の可能性に対する「好奇心」のみでここまで目標も無く楽しく辿りついている。

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#昔 #少年時代#思想#後悔

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