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日本で生活している君はすでに海外で活躍できる!

実際に海外でチャレンジしたいという意見をいっぱい頂いたので、今回は「一体どんな人が海外に行ったら成功できるのか」といった内容でお話ししたいと思います。結論から言えば日本に住んでいる人は誰にでも海外進出のチャンスがあり、むしろスキルよりも「海外で活躍したい」という気持ちこそがあなたのチャンスを広げることになるのです。この記事の内容と同様の動画が以下のリンクからYouTubeに投稿しているので是非見てください。

1.日本人は誰でも海外進出のチャンスがある

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誰でも海外進出のチャンスがあるとは一体どういうことだって感じですね。根拠は日本の職人の技術レベルの高さにあります。日本は東南アジアや新興国に比べ多くの産業で優っています。理由としては日本の消費者にサービスや物を売るのは大変であるという背景があります。

日本の消費者は目が肥え、舌が肥え、いい物やサービスに常に触れていると言われているので、企業は常に高いサービスや物を追求しないと消費者に買って貰えないのです。実際日本のメーカーは「お客さまは神様です」と言いながらずっとサービス競争をしてきました。その結果海外からの観光客からも日本のサービスの質が高いことの驚きの声が非常に多いです。

2.日本のコンビニはクオリティが高い

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私たちは日本に慣れているので当たり前だと思っていますが、私の友人のベトナム人は日本のコンビニの便利さにびっくりしていました。セブンイレブンも元々はアメリカの会社でしたが、今は本家アメリカのセブンイレブンは倒産しています。それをセブンイレブンジャパンが買収しているため「セブンイレブンジャパンのアメリカ小会社」のような親子逆転状態になっています。

この背景としては「いかに良いサービスを提供できるか、消費者にスーピーディーにお届けできるか」といった「日本の探求心」があると思っています。他にも日本の「新商品開発のスピード」も海外と比べると驚くべきポイントです。日本の消費者は飽きっぽいのでどんどん質の高い新商品が季節限定で発売されます。一方他の先進国では何年も同じ商品がパッケージを変えず売られているのが当たり前です。

またそのお菓子ひとつにとっても工夫が施されています。皆さんご存知「ポッキー」は消費者が食べやすい量に小分けになっており親切な設計になっています。パッケージにしても縦にも横にも開けられるようになっています。これがまた驚きだったそうで、ベトナムなどでは上にギザギザがある袋でもうまく切れず、結局歯で開けたりなんてことが日常だったりします。そんなことがあると日本の消費者は「不便だ、もう買うのはやめよう」となり、日本のメーカーはそれに負けじと質の高い商品を開発しようとするわけです。

3.市場原理が日本のレストランを育てた

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日本ではMICHELIN認定の星付きレストランが圧倒的に多いです。1位が東京、同率2位に京都、大阪となっています。つまりTop3位が日本の主要都市で埋め尽くされているわけです。

ここには日本人は美味しい物を食べたいという人が多く競争が激しいという消費者の影響と、海外の都市にあるような店舗展開件数の規制がなく新規参入がしやすいという構造の影響が大きいです。また今では誰でもお店を予約する前に食べログで評価をみることができますよね。そうすると評価が低い、つまり質が低いお店は淘汰されるようになっています。

逆に政府のライセンスに守られている弱い産業はこれから衰退していき、海外でも勝負しづらいとも考えらえます。なので厳しい消費者に鍛えられた産業であるほど海外で通用すると言えます。

4.滝が流れるベトナムの建築物

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新興国では経済が伸びるとマンションなどの建物やビルがどんどん建っています。この建物ひとつ取っても日本では考えられないような質でした。

私のいたオフィスビルは20階建てでその9階で仕事をしていたにも関わらず、雨が降ると雨漏りが必要でした。どういうことかというと、水が壁から滝のように上から下に流れていたんです。なので9階以上では全てのフロアで雨漏りをし、壁沿いには荷物を離して置くのが当たり前でした。

そのような背景もあり先日日系企業がダランで建築物を販売した結果、当日完売になっていました。これはベトナム人も雨漏りが必要だったり窓が閉まらなかったりといった不具合があるくらいなら少し値段が高くても日本クオリティのマンションに住みたいと思っている人がいっぱいいるからです。なので日本での現場監督や建築の技術がある人はそれだけで価値があるのです。

5.求められるのはスキルではなく「自分で考えること」

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日本では自分の将来が明るくないと思っている人でも、その技術を求めている世界はいっぱいあるのです。例えばトップレベルではない一般的な居酒屋や牛丼屋さんだとしてもしっかりとしたマニュアルがあり、「次何をすればいいだろう」というのがわかっている人が多いです。

一方そうじゃない人もいっぱいいます。私がどんなにスキルがあっても海外に行くべきではないと思う人は「指示を待っている人」です。指示があれば動ける人は世界にいっぱいいます。そういう人が海外に行くと、例えばベトナムでは最低賃金が日本よりはるかに低いので、指示待ち人間は「この人は日本で働いたことがあると言ってもマネジメントができなければ言われたことしかやらない」と評価され、どんどん給料は下がっていきます。ベトナム人と同じことしかできないとベトナム人と同じところまで給料は下がっていくのです。ベトナムは時給100円や80円といった世界です。なので自分で「どうやって日本クオリティを海外で実現できるだろう」ということを考え、チームをまとめ、教育をし、日本と同じクオリティができるように試行錯誤をするということに価値があるということです。

ポジションや業界やスキルではなく、日本の厳しいマーケットに鍛え上げられ『海外でもこのクオリティを再現できる』と思う人こそが挑戦すべきだと思っています。そういう人は海外で非常に価値があると思うのでぜひ行ってみて欲しいと思います。

6.あなたが輝ける場所は必ずある

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また、特に日本独自のものだとなお良いと思います。以前の生配信に参加してくれた方の中に大手の飲食業界のセントラルキッチンで働いている方がいました。日本の大手のセントラルキッチンは日本の飲食業の最先端であり、世界中にセントラルキッチンはあれどこんな高い技術力があるのは日本だけだと思います。そんな技術があり、なんならその技術を使って料理をベトナムで作れるとなればベトナム中の大手飲食チェーンの社長から「ぜひやってください」とオファーが来ることでしょう。またそこのコンサルをやったり、自分が現場責任者になることで役員待遇になったり、そこの株主になれるかも、ということを設計しながら考えて欲しいと思います。

今やっている仕事、例えばセントラルキッチンで働いているという話を日本でしても「別の会社で同じような仕事をやってください」にしかならないですよね。ただ今やっている仕事が『どこに行けば価値があるんだろうか』ということを考えていって欲しいと思います。

まとめ

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・日本は消費者に鍛えられた国であり、そこで物やサービスに触れている人は誰にでも海外でのビジネスチャンスがある。
・新興国はまだ発展途上のため、日本のクオリティは需要が高い。
・大切なのはスキルではなく自分の経験がどこで活かせるか考えること。

お知らせ
YouTubeでもいろいろとお話しています。
・普通の会社員が海外で這い上がるには?
・なぜあなたが海外で活躍できるのか
・海外で仲間を見つける方法

などなど。
興味を持ってくれた方はぜひ!

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