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「採用してもすぐに辞めてしまうんだよ」

「なぜ辞めるのか?」


やめない人材を育てたい。
定着率をあげたい。
離職率をどうにかしたい。


その対策を考えるとき、

「なぜ辞めるのか」

を考えすぎてませんか?

辞める原因は本当にひとそれぞれ。
ましてや本音を語るとも思えない。
その原因が会社への不満の場合、
それを対策しても、やっぱりまた辞めてしまう。

でも、同じ状況でも、辞めない人がいます。

私が注目したいのは、
「なぜ辞めるのか」ということよりも、
「なぜ辞めないのか」ということの方なのです。

「同じ状況でも辞めない人は、なぜ辞めないのか」
というところにヒントがあるように思うのです。

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「辞めたいのに辞めない理由」=ブレーキになっているもの。

ガールズちゃんねるにこんなトピックがあります。

「仕事辞めたいのに辞めない理由はなんですか?」

「辞めない理由」いくつかの投稿をピックアップしてみます。

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どうでしょう?

他の投稿も含め、
目立つのは2つのことです。

「辞めない」理由に目立つこと。

1つは「お金」
もう1つは「人間関係」

です。

辞めたくても辞めないブレーキになっているのは、
「お金」と「人間関係」のようです。

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「自分をわかってもらえている、場所。」


「お金」がブレーキになっているからと言って
「これだけのお金をもらえるなら何があっても辞めない!」
と思ってもらえるほどに、すぐに賃金を上げることは難しいことだと思います。

もう一つのブレーキ「人間関係」はどうでしょう?

人間関係をよくするにはどうしたら良いでしょう?

人間関係が良くなると、居心地が良くなります。
居心地が良いと、ここは自分の居場所の一つだと思えます。

人にとって「自分の居場所」だと思えるところはひとつではありません。

家、職場、お店、など自分の居場所だと思える所がふえると、
生きやすくなります。

職場は、人生の中でも、多くの時間を過ごす場所のひとつです。

職場を自分の居場所の一つだと思えたら
きっと離れがたくなる(辞めたくなくなる)でしょう。

居場所の一つだと思うためには、
そこが「自分をわかってもらえている、場所。」
だと感じられることが大切だと思います。

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「わかってもらうために、わかるために」

ある職場でのこと、
先輩が3人の後輩に同じことを同じような言葉をかけたとします。

一例ですが、
「お客様にはもっと笑顔で接してね」
と後輩4人にそれぞれ言葉をかけたとしましょう。

その言葉かけをきっかけに、

Aさんは、辞めたいと言い出した、
Bさんは、ちゃんと聞いていたのかと疑うほど変わらなかった、
Cさんは、ぐんぐん伸びて先輩とも仲良くなった、
Dさんは、先輩が思いもよらない方法で成果を出すようになった、

というようなことは、ありがちです。

同じ人が同じように言葉をかけても、反応が全く違うのです。

ここで気づいてもらいたいポイントは2つです。

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書いてみたこと、発信してみたこと、 それが少しでもどこかで誰かの「なにか」になるならばありがたい限りです。