🐈‍⬛ひょっとして用を足してた⁉️📚

あっ！
小鉄、居てるやん。

いつもこの辺りに来てるのかな。

公園の端っこの方で
よく見かけるのよね。

慌てて駆け寄ると
小鉄は振り向いて私を見ておりました。

キョロキョロして
なんだか辺りを気にしている様子なんです。

すると平らなところに
スクッと
しゃがみ込んで私を見ています。

あぁ〜。
もう我慢できねぇや。
って感じで後ろ向きなりましたよ。

もしや！
その態勢って。

ごめん。
小鉄。
気が付きませんで申し訳ない。

肩をモミモミして欲しかったのかしら。
って、違うがな。

用を足したかったのかしらね。

見たなって
私を睨み付けるんですよ。

ちょっと怒ってるのかな。

逆サイドからの睨みも効かせます。

素早く立ち上がるや否や
走り出したんです。

小鉄、恥ずかしかったのかな。

もうダッシュ勝平です。

木の根っこのところで
ジャ〜ンプ！

ジャンプしながらの
右半回転が決まりました。

木の陰に隠れようとしていますよ。

まだついて来んのかよ。
って顔してますよね。

ジッと見てます。

私もジッと見てます。

すると毛づくろいを始めました。

逃げ出す訳でもなく
チラチラ私の方を気にして振り返るんですよね。

しばし知らんぷりを決め込みます。

それでも小鉄に話しかけました。

グラグラ言ってると

小鉄のお目々が
クワっと見開き私を見るんです。

腹を決めたのか
私の方に歩いて来るではありませんか。

おぅ！
ケンカ上等！

っと
見せかけて
垣根の隙間に向かって
ゆっくり歩いてます。

いつもの通り道なのかな。

行っちゃうのかなって見てると
小鉄も私の方を見上げて
何か言いたげな顔してんですよね。

お目々まん丸で
可愛い顔をしてくれたんですよ。

近付こうとすると
素早く垣根の向こう側に
スルリとくぐり抜けて行っちゃったのね。

あぁ〜あ。
行っちゃった。
って思って垣根の下を覗き込むと
小鉄もコチラの様子を伺ってたんです。

小鉄。
こっちおいで。

必死で呼びかけます。

垣根の伝いに行ったり来たりしているのか
垣根を透かして見え隠れしてました。

小鉄も私のことが気になってるのかな。

しかしながら
鬼ごっこしてるみたいで
小鉄との距離が縮まりません。

らちが明かないので
コレくらいにして
帰るとするかな。

小鉄の居場所も
何となく分かったので
今度またゆっくり遊ぼうね。

小鉄！

じゃ行くよ。

バイバイ。

またね。

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