🕊左からと思ってたら右からでしたわ❗️📚ss

電線に！

ハトさん二羽がとまあってました。

電柱じゃなくて電線に。

なぁ。

なんでニ回言ったん。

いや、別に意味はないけど。

二回言ったらあかんのん。

いや、別にええけど。

ほんなら、ええやん。

なんの話やねんなと思いいつつ。

私はハトさんをジッと見てた！

するとハトさん落ち着きなく
首を捻り回り
あちこち見てるんですよ。

はっはぁ〜ん。

キミたちもう直ぐ飛んでくつもりやな。

そうやな。

私は動きから見て
左のハトさんが先に飛び立ち
続いて右のハトさんが飛び立つと読みました。

ジッと見てますが中々飛び立ちません。

まだか、まだか。

待ってると時間が長く感じます。

諦めかけたその時、飛び立ちました。

あらっ！

右のハトさんが先に飛び立ちました。

なんで！

あかん！

あかんヤツやん。

左のハトさんは
飛んで行く右のハトさんの方を見ています。

前傾姿勢をとっている。

あかん！

もう直ぐ左のハトさんも
右のハトさんの後を追っかけ飛んで行きそうや。

そのままジッとしててくれ〜。

そしたらまだマシやから。

何がマシなんやろ。

よう分からんけどな。


あっ！

その瞬間！

左のハトさんも飛び立ってしまいました。

あかんやん。

結構な勢いで飛んでいきよったで。

やられたわ。

裏をかかれた。

してやられたわ。

どうしょう〜。

カンバッ〜ク！

ハトさ〜ん！

私の声が寂しく響き渡っていた。

そんなに悔いるところじゃないと思いますけど。


絶対に左のハトさんから飛び立つと思ったのに
私の負けや。

私のテレパシーが
ハトさんに伝わってなかったんや。

こんなこと
あってはならんことなんや。

何故なら
そう、私はイエローモンスターなのだから。

あぁ〜それな。

もうそれ何回も聞いてるよ。

でっ、どうすんのよ。

アンタはイエローモンスターなんなろ。

ほんで、ほんで
ほんでこれからどうすんのん。

結構、詰め寄るね。

もっと優しくしてくれんかな。

落ち込んでんねんやからね。

もう私、デコボコに凹んでるねんよ。

ホンマにほんまやで。

凹んでたらなんか詰めて
デコボコのないようにしとかな
あかんのとちゃうのん。

なぁ〜て。

どうでもええんや。

そうなんや。

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ｂｙ　まるまるの虫　カメさん