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欲しいものはいつだって|散文

    生まれてから10の歳を数える前には、自分が周りと『何か違う事』に気付いていた。
けど、その何かが何なのかずっと分からずに生きていた。

    精神疾患になり、それから自分で色々調べて分かったディスカリキュア。
もしかして…と思い、主治医に聞いて判明したADHDのグレー。
   先日、ASDの傾向も自分から聞いたら「ある」と言われた。

    生まれ持った特性は、私にはただの生きづらさしか齎さなかった。
人の機微に敏感過ぎたり、逆に過集中して気づかなかったり、エンパス体質のせいで気付きたくない事柄や、その人の内面を何となく感じ取ってしまう事は、とても疲れるし嫌な思いもする。

    言われる前に勘づいて、傷付く事も多々あるから、私は他人と関わる事が本当は怖い。
心の奥底では、どうせ裏切られると言う絶望が待機しているから。

     他人に期待するな、そういつもどこかで醒めた顔した私がいる。
ドライな一面があるのはそのせいだ。
 
     傷付く位なら、深い関係は築きたくない。
もうあんな思いは二度としたくない。

    出逢ってから支えてくれてる人は、私の命綱。
「ずっと傍に居るから安心しろ」の言葉を呪文の様に繰り返す。
時に寂しい時も、辛い思いもあるけれど。

    ミスドでオールドファッションを買う時、特別な気分になれる。
前はチョコ掛けが好きだったけど、今は断然王道のを買う。
それと、フレンチクルーラーにエンゼルクリーム、ポン・デ・リングの黒糖、時々パイも一緒にお持ち帰り。
    オールドファッションに、ブラック。
隣にいる気分で食べると、時々涙が零れそうになるけど、きっと万事幸せなんてない。

小さな幸せと、大きな苦しみで生きてるのは私だけじゃないはず。

    愛犬と愛猫10歳。少し老けた顔がまた一層愛らしい。
まだまだ元気。ただ、眠る時間が長くなったね。
段々と子供に戻っているみたいだけど、いつでも私に癒しと愛をくれる。
    
     CACAO CATは、遂に全てを私の胃袋に収められてしまったから、ご褒美チョコはしばらくはなし。

    筋トレと有酸素運動頑張って、体型に気を付けないとね…。

    最近はずっと頭痛が続いていて、痛み止めもほぼ効かない。
病院に行ったけど、ハッキリしない。
不安よりも、痛みを抑えて欲しいという気持ちが強い。

     変わらず毎日来る不安と焦燥感、希死念慮の繰り返し。

何時になったら終わるのかな…。

    長編小説もかけないまま。今は続きが白紙になったまま。
書きたいのに、全然浮かばなくなった。

    最近買った小川洋子さんの新刊「耳に棲むもの」を、またじっくり読み返そうか。
それともクリスマスの絵本を読み始めようかな…。

    本は私が扉を開くのを辛抱強く待ってくれている。
例え、後から買った本を読み始めても自分が読まれるのをじっと待っている。

    本の世界に閉じこもっていたい。
ずっともう耳が塞がって、嫌な嫉妬の気持ちやいつまでも付き纏う常識外れにはうんざり。

    自分がした事のケジメはつけるべきだし、彼に近寄る権利も資格もない。
    そしていつまでも片想いと勘違いしてるのも、そろそろ見切りをつけるべき事柄。
そんな事すら分からないのが、大人なんて言えない。
    ただの子供。自分勝手で駄々こねてる幼児。

私はそんなのとは、一切関わりたくない。
自分を自ら下げる様な行為は恥ずべき事。

    私を信じてくれる人、私が信じている人。
その信念だけは曲げない。絶対に。
この想いは奪えない。


背中に翼はなくても
貴方はいつでも暖かく私を包む
そして遠い場所へと連れ出す



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