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ダイエットを挫折させない!ストレス管理と栄養アプローチ

ダイエットを頑張る人にとって一番と言っていいほど厄介な問題が「ストレス」です。カロリー制限や運動を長期間続けることで身体的・精神的な負担が大きくなります。その結果、ストレスが蓄積しダイエットを中止したり、暴飲暴食(俗にいうキレ喰い)を引き起こしてしまいます。

ダイエット中のストレスをできるだけ最小限に抑えることがダイエットの成功のために必要となります。

今回の記事では、ダイエット中に問題となるストレスのメカニズムとそれが健康やダイエットに及ぼす影響を科学的データを簡単にまとめました。

またストレスを軽減するための具体的な栄養素、食品、そして実践的な対策方法についても詳しく説明します。

今回の記事がダイエット中でも健康的に、かつ効果的に目標を達成するための手助けとなれば幸いです。





《1. ストレスとは?そのメカニズムと健康への影響》

1.1 ストレスのメカニズム

ストレスがかかると体内では「戦うか逃げるか」という反応が起こり、アドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンが分泌されます。

これにより、心拍数の上昇や血圧の上昇が起こりエネルギー供給が増加します。短期的には身体を守るために有効ですが、長期にわたるストレスは心身に多大な負担をかける可能性があります。

1.2 ストレスによる健康への影響

慢性的なストレスは免疫機能の低下や睡眠障害、消化不良、肥満、心血管疾患、さらにはうつ病などのリスクを高めることが知られています。また、ダイエット中においてはストレスホルモンの影響により、過食や食欲不振を引き起こし、計画的な食事管理を妨げる要因ともなり得ます。

ストレスによる睡眠不足は満腹感を感じるホルモン「レプチン」が減少し
食欲を刺激するホルモン「グレリン」が増加

研究によれば4時間の睡眠不足ではレプチンが約18%減少
グレリンが約28%増加することが示されています。
この変化により食欲が増し過食の原因となります。



《2. ダイエット中のストレスが引き起こす影響》

ダイエット中におけるストレスは、様々な形で現れる可能性があります。特に注意すべき点は次の通りです。

  • 食欲の変動: ストレスがかかるとコルチゾールの分泌が増加し、特に高カロリーで甘いものに対する欲求が高まります。過食の原因となります。

  • 代謝の低下: 長期間のストレスは甲状腺ホルモンの分泌を低下させ、基礎代謝が低下する原因となります。これにより体脂肪の減少が阻害されます。

  • 筋肉量の減少: コルチゾールは筋肉の分解を促進するため、筋肉量が減少しやすくなり、基礎代謝の低下を招きます。



《3. ダイエット中のストレスを軽減する栄養素とその役割》

3.1 オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸は特に抗炎症作用に優れており、ストレスによる炎症反応を和らげます。研究ではオメガ3脂肪酸の摂取がコルチゾールの分泌を抑制し、ストレスに対する身体の反応を穏やかにする効果が確認されています。1日あたり1〜2グラムのオメガ3脂肪酸を含む魚類(サーモン、サバなど)や亜麻仁油を摂取することが推奨されます。

3.2 ビタミンC

ビタミンCも強力な抗酸化作用を持ちストレスが引き起こす酸化ストレスを軽減します。また、ビタミンCはコルチゾールの生成を抑える働きがありストレス耐性を向上させることができます。1日あたり75〜100mgのビタミンCを摂取することが効果的でレモン、パプリカやキウイ、オレンジなどから容易に摂取可能です。

3.3 マグネシウム

マグネシウムは神経の興奮を抑え、リラクゼーションを促す作用があります。マグネシウムが不足すると不安感やストレス反応が増幅されるため、ストレス軽減には重要な役割を果たします。1日あたり300〜400mgのマグネシウムを含むナッツ類(アーモンド、くるみなど)や葉物野菜を摂取することが効果的です。

3.4 ビタミンB群

ビタミンB群はエネルギー代謝をサポートし、神経系の正常な機能を維持するために不可欠です。特にビタミンB6やB12は神経伝達物質の生成に関与し、ストレス耐性を高めることが知られています。1日あたりビタミンB6は1.3〜2.0mg、ビタミンB12は2.4μgを目安に摂取することが推奨され、バナナや全粒穀物、卵などから摂取することができます。



《4. ストレス軽減に効果的な食品と対策方法》

4.1 魚類(サーモン、サバ)

これらの魚には豊富なオメガ3脂肪酸が含まれており、週に2〜3回の摂取が推奨されます。ストレスによる炎症を抑え、心身のバランスを整える効果があります。

4.2 フルーツ(キウイ、オレンジ、ベリー類)

ビタミンCが豊富なフルーツはストレス軽減に効果的です。特にキウイは1日あたり2個程度で、十分なビタミンCを補給できます。また、抗酸化作用もあり、免疫力を高める効果があります。

4.3 ナッツ類(アーモンド、くるみ)

ナッツ類は1日あたり20〜30gを摂取することで、マグネシウムやビタミンB群を効率よく補給できます。間食として手軽に取り入れることでストレス軽減に役立ちます。

4.4 全粒穀物(オートミール、玄米)

全粒穀物にはビタミンB群が豊富に含まれており、1日あたり3食のうち1〜2食を全粒穀物に置き換えることでエネルギー代謝とストレス耐性を向上させることができます。



《5. 科学的根拠に基づくストレス軽減の方法》

5.1 運動

適度な運動は、ストレスホルモンを減少させ、エンドルフィンの分泌を促進することで、気分を向上させます。特に有酸素運動は効果的で、1日20〜30分程度のウォーキングやジョギングが推奨されます

5.2 瞑想や呼吸法

瞑想や深呼吸は自律神経を整え、心拍数や血圧を下げる効果があります。1日10〜15分の瞑想を日課にすることで、ストレス耐性を高めることができます。

5.3 良質な睡眠

睡眠は、身体の回復とストレス軽減に不可欠です。7〜8時間の質の良い睡眠を確保することでコルチゾールレベルを正常化し、ストレスへの耐性を向上させます。また、寝る前の1時間はスマートフォンやパソコンなどの電子機器を避け、リラックスした環境を整えることが重要です。



《まとめ》

ダイエット中のストレスは避けらないですが、適切な栄養素の摂取や生活習慣の改善により、効果的に管理することが可能です。

オメガ3脂肪酸やビタミンC、マグネシウム、ビタミンB群などの栄養素を積極的に摂取し魚類やフルーツ、ナッツ類、全粒穀物をバランスよく取り入れることで、ストレスを軽減しダイエットの効果を最大限に引き出すことができます。

また、適度な運動や良質な睡眠もストレス管理には欠かせない要素なので、これらをダイエット中の生活に取り入れ、健康的なダイエットを実践しましょう。


《自己紹介》


名前
犬山和也(業界歴15年)

整骨院One【整体×パーソナルジム】代表
現在の活動
北海道札幌市にて

柔道整復師として外傷や慢性痛の施術や
パーソナルトレーナーとして
プロアスリートのリハビリや
コンディショニングサポート
ダイエットコーチとして活動中

趣味
プロレス観戦・音楽鑑賞・猫カフェ巡り

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犬山和也🐶@ダイエット戦略家|パーソナルトレーナー
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犬山和也【One🐶ポイントで理想の身体へ】札幌|整体師&ダイエットトレーナー|整骨院One
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