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【私の仕事】 忘備録(58)痩身機器の直輸入プロジェクト その3

【私の仕事】 忘備録(57)痩身機器の直輸入 その2からのつづきです。


◆この記事の内容:

中国製痩身機器の直輸入はやめて日本製を買うことに決めたことを書いています。


日本製

結局どうしたか。。いろいろあったが、最終的に日本製を購入することに決めたようだ。

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「ようだ。」というのは、日本製に決定のとき、僕は関わってないのです。

実は、僕はママさんと痩身機器のメーカー選定の意見が決裂してこの痩身機器の輸入については手伝うことをやめたのです。

とにかく「コスト安く輸入」したいママさんと、「安全・法順守」の僕と考え方が合わなかった。

例)

日本で100万円で販売される日本製の痩身機器と同等レベルの中国製の痩身機器は、約40万円。但し、アフターサービスなし。

輸入諸費用(関税含む)など20万ほどかかる。40万+20万=60万で日本製とくらべて40万円ほど安く入手できるが、メンテ・アフターサービス保証がついてないと、もし、お客さんに施術中に故障したら、すぐメンテする人を中国から呼ぶか、痩身機器を中国へ送るか、その間、代替品の手配も必要。そうしないと店を経営できない。かなり大きなリスク。

僕が心配したのは、他のエステ店で痩身機器の輸入を手伝ったときに同じことがあったからだ。

意見がママさんとは合わず、毎日電話でケンカのようになっていた。

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高価化粧品の紹介販売

さらにこの時期、ママさんが高価な化粧品を販売するビジネス(ほとんど「ねずみ講」のような商売)に熱中してしまって。。

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確かにその商売は、日に30万 X お客さん平均7名=210万ー手数料(20%)=168万!! ママさんは2ヶ月くらいで70名くらいに販売したので、おそらく1600万を手にしたと思う。

その頃、僕の方も地元の選挙候補者から動画制作依頼や、夏祭りの御輿の動画制作などの仕事が忙しくなって、ママさんとは6ヶ月ほど電話もしなくなった。

ママさんは一瞬で儲けたその大金で、日本製の数百万円する痩身器具を数台、購入し、念願のエステ店を新規オープンした。

さらに、以前から経営していた2店舗の内、1店舗はエステをしたい人に高く売ることができたようだ。

以上のことを知ったのは、半年経過して昨年の12月頃にママさんと久しぶりに会って、直接聞いた内容。

「あの高価な化粧品販売はまだやってるの?」と聞いたら、ママさんは何も言わず、黙っていた。

その高価な化粧品を販売する会社は、日本の企業ではなく、マレーシアの会社。最もよく販売した人は、報奨金100万円とラスベガスへ招待の特典がついていた。

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ママさんは売上No.1だと思うので、その特典をもらうに値する人だが、おしらく、その報奨金とアメリカ旅行は取得できなかったのだと推測する。もし、実現していたら、ママさんはこっちが言わなくてもラインかWechatで画像を大量に送ってくるから。。


商品”M”の調査

その会社の化粧品(製品名”M”)は、業界ではけっこう有名。僕が会社員のとき長年取引していたマレーシアの商社があるので、その会社の化粧品”M”のことやその会社の経営状況を調べさせようと思ったが、そこまでしなくても、日本側で詳細に調査できた。

商品も7年前くらいからあるもので、ネットで商品”M”のことを色々書かれてあった。それに、メルカリや楽天ラクマでも多数、出品されている。おそらく、騙されたことに気が付いた人が、もっていても仕方ないので、1つ6000円ほどの安い金額で出品している。

その商品”M”は、一応特許があって、中国の公的機関の研究所が認定した許可書だ。その許可をもとに米国で製造する。実際は、ペーパーカンパニーのような感じで、工場は中国にあり、製造するのも現地の中国人。そして、それをマレーシアへ輸出し、マレーシアの会社でラベルを貼って、ある製品を1つ加えて、マレーシアで完成品となるが、それをある方法を使って、米国製として販売する。よく考えられた上手なビジネスだ。

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そのアメリカの会社の販売担当部門へ直接、メールと国際電話でコンタクトしたが、返事はなかった。その後、アメリカの友達に調べてもらったところ、実態はないようだ。

この”M”の販売するマレーシアでトップの社長と日本で会って直接、話をしたときも、かなり怪しい話の内容だった。高級な食事の接待を受けたので、こちらも何かビジネスで協力してあげないといけないと思ったが、安全を考えてやめた。

いずれ彼は国際的に逮捕されると思う。そのときもっと詳しくこのnoteで書きます。

さて、ママさんと半年間、連絡も一切せず会わなかった間、僕は何をしていたか。。。ほんとに様々なことが起こりました。

次回からその半年間について書きます。


*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。


◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。

よい子の皆さまは読まないでくださいね。


【私の仕事】 忘備録(59)グレーゾーンな仕事 へつづく。。