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【私の仕事】 忘備録(55)エステ店のママさんと痩身機器の調査

◆この記事の内容:

難波の美容機器商社へエステ店のママと痩身機器の調査に行ったことを書いています。


【私の仕事】 忘備録(54)エステ店の「痩身コースのメニュー」からのつづきです。


痩身機器の調査

個人使用ではなく店で使う痩身機器となれば、直輸入するより、アフターサービスや保証を考えると日本の商社やメーカーを通して購入した方が、メリットは大きい。

とりあえず、直輸入する予定の痩身機器と同等の商品を日本国内の美容機器メーカーや商社で見つけて、価格やメンテサービスや補償期間などを調査することにした。

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ママさんと自転車で心斎橋へ

店は大国町にある。ママさんに、「痩身機器、見に行くの、心斎橋だよね。電車で行く?」と聞いた。

「なんで?自転車よ。あなたも自転車で来たんでしょ。1つの店だけじゃないわよ。いくつか店、回るのよ。」と言った。

えっ、それは聞いてないよ。。。

とにかく、一緒に自転車で心斎橋に向かった。ママさんの服装は、エステ店のオーナーという感じはない。スナック経営の日本人のママさんより派手だ。

自転車で並んで「ひっかけ橋(戎橋)」を通過するとき、多くの人の視線を感じる。ママさんが前を走り、僕が後ろをついていく。店まで行く道順を間違えないように、ママさんは自転車のかごに置いたエルメスの鞄を開けて、そこへiPhoneを置いた。画面に地図を出し、それを見ながら自転車を運転している。後ろから自転車でついていく僕は、ママさんが人をぶつけそうでヒヤヒヤした。

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ママさんは自転車のベルをチリンチリンと鳴らしっぱなしで、心斎橋のアーケードを通る。ここは自転車は降りなければならないが、ママさんには関係ない。

「ママさん、店の場所、わかる?」

「わかるわよ。娘の塾の近くよ。いつもここ通るから。」

なるほど、道をよく知ってるわけだ。一方通行を逆行だけど、抜け道を使って店にはすぐ着くことができた。

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本町にある中堅の美容機器の商社

本町にある中堅の美容機器の商社だ。エレベーターで上がった。店内はエステ店で使用する特別なベットや椅子、化粧品などかなりたくさんの商品が置いてあった。

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ママさんは、ベットを見て気に入ったらしく、「このベットいいね。3台買いたい。」と言いした。

ママさんは声が大きい。この店のオーナーと思われる30歳くらいの綺麗な女性が、こちらへすぐに近づいてきた。

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「いらっしゃいませ。なにかお探しでしょうか。」

ママさんは「やせる機械、ある?」

「ございます。こちらへどうぞ。」とオーナーさんは言って別の場所へ僕らを案内した。


50万円、90万円、170万円の痩身機器

50万円、90万円、170万円の3種類の機器が展示されていた。

オーナーさんは各商品の詳しい説明をした。こちらからも色々質問した。

50万円、70万円は韓国製。170万円は日本製。

韓国製は220V仕様、日本製は110V仕様。一般的に痩身機器は電圧が大きいほうが良い。でも、韓国製を使う場合はトランスで電圧を110Vまで落とす。僕は、韓国製は痩身効果が100%発揮できないのではと思ったので、そのあたりを質問すると、オーナーは、やはり日本製を薦めだした。

機器の使い方講習、アフターサービス1年間など含めて1台約200万円だとオーナーは説明した。


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「3台欲しい。」

ママさんは「3台欲しい。」と言った。このとき、オーナーの瞳孔が開いたのが僕にはわかった。

オーナーさんはすぐ自分の名刺を出した。ママさんは名刺を持ってくるのを忘れたので、僕に名刺を出すように言った。

「俺の名刺出すの?こっちに電話かかってくるじゃん。」僕は口には出せず、心で叫んだ。

帰るとき、店の外まで、オーナーと店員さんたちが見送りにきたのが面白かった。


ママさんの夢

自転車で帰る途中、

僕は「あのさ、US$500.00.のやつ、1台買うんじゃないの?」

ママさんは「違うよ。3台欲しいの。店も買うの。」

「えっ! 店も増やすの?難波で? それ、いつ決めた?」

「昨日、決めた。やっぱり夢をあきらめることができないの。」

「店の改装とか、、1000万円以上は必要だよ。お金大丈夫?」

「うん、大丈夫。用意した。」

「旦那さんに、ちゃんと話した?」

「話したわよ。旦那はOKって言ったわよ。」

「お金のこと、言った?」

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「話してない。。旦那は会社の社長だから、忙しいの。私の店のことには何も言わないの。」

たぶん後で何かトラブルが起こる。。。これはママさんと長い付き合い、経験でわかる。

「あなた、これから忙しくなるわよ。」とママさんは突然言った。

「なんで?」

「痩身エステで成功したら、私の美容仲間も真似する。そのとき、広告の仕事は、あなたを紹介するから。」

*ママさんは日本に在住する美容関係の店の中国人オーナー約30人のグループに入っている。

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「ほんとに? 絶対だよ。」

「あたりまえですよ。」

「だったら、手伝う。」

つづく。。👇


【私の仕事】 忘備録(56)痩身機器の直輸入プロジェクト その1 へつづく。。



*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。

◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。

よい子の皆さまは読まないでくださいね。



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代表 Kazuyoshi Sakamoto

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