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あばあちゃんの帯

あるお客様のお話し。

七五三のお着付けを担当させて頂きました。7歳の女の子です。小柄で恥ずかしがり屋さんの女の子。でも着物が着られるのを喜んでくれているのか、時々ハニカミながら「かわいい、、、。」と呟いてくれていました。はぁぁ〜(ため息)。癒されます。そんなあなたが可愛いわよ。と心で思いながら、丁寧にお着付けさせて頂きました。

ご用意頂いたお着物は、お母様が七五三の時にお召しになったお着物と、帯はお祖母様が七五三の時に使用したものでした。大切に保管して下さっていたのでしょう、とても綺麗な状態で今回着用することができました。


この日、お孫さんの晴れ姿を目にしながら、お祖母様はどんなことを思い、感じたのでしょう。たくさんの思い出と、新しい思い出。大切に保管していた大お祖母様、それを受け継いだお祖母様、今回娘にそれを着せようと思ったお母様。順繰り順繰り、皆さんの思いが繋がって、、、、。そんなことを考えながら物思いにふけるのがとても好きです。


着付けサロンてくてくkimono道(みち)は、2021秋から、七五三サービス(和み:nagomi)を新しくスタートさせるため、ただいま準備中です。予約サイトは7月オープン予定です。今しばらくお待ちください。それに先駆け、インスタアカウントを開設しました。こちら↓も宜しければご覧下さい。

https://www.instagram.com/tekuteku753/?hl=ja

このnoteでは、nagomiの進捗状況や、着付け教室に通ってくださっている生徒さんや出張着付けのご依頼を頂いたお客様、着物好きなお友達などから見聞きした、着物にまつわる素敵なエピソードをご紹介しています。

親から子へ、子から孫へ。受け継がれていく着物とともに、私たちのもとに届いた暖かい家族のエピソード。着物に興味がない方のもとにも是非届いて欲しい。そんな思いで綴っています。







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