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読む力と書く力

幼い頃、活字が大の苦手で図鑑の写真ばかり眺めていました。
そのため、本を読むスピードが極めて遅く、読書が嫌いでした。

1冊の本を最後まで読破したのは、実は大学時代のレポートで課された指定図書。レポート出さないと単位がもらえないわけだったので、時間を掛けて必死に読みました。ただ、レポートの成績が「優」の評価だったので、自分の読解は間違えないと思い、そこで読む力について自信が付きました。そこから本を読むことが増えました。

ただし、本を読むよりも人の話を聞いた方(文字言語より音声言語の方)が、自分の理解度は高いと悟り、様々なセミナーや研修に足を運ぶことを続けています。

そんな自分ですが、お陰様で、現在、共著ではあるものの、4冊の書籍が世に送り出されています。査読付きの学術論文も出しています。

本を読むことが苦手意識は払拭できていないものの、文章を書く力と読む力は自分の経験では、相関しないと思っています。
書く作業をする上で、何度も読み返し、修正をしますのでそれなりに読む力は必要とは思います。実はここが肝の部分で、書く力において「自分自身に読む力がない」のが武器になるんです。勝手に、読み手に分かりやすい文章に仕上がっていくのです。ただし、最後は読む力のある方に読んでもらって、評価をいただくようにしています。

今では、書くことを得意と思えるようになりました。ただ、読む力を高めることでもっとよい文章を世に送り出すことができることに間違いはないと考えています。

そこで、この長い夏休みを使い、興味のある本をたくさん読むことで、読むスピード&読解力を高めたいと思います。

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