始めの一歩
氣まぐれに
始めの一歩
風わたる
街並みを行く
旅の朝
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「ねぇ、あの草地に行ってみようよ。」
明るい光が降り注ぐホテルの一階、朝食ビュッフェのある大きなガラス張りの窓の向こう側には、緑で覆われた草地があるのが見えました。
食事を終えて部屋に戻るはずでしたが、その草地がどんなものなのか表に出てみることにしました。
前日は夜遅くに松本に到着しこのホテルに入ったのでホテルの立つ周りの風景をまるで把握できていなかったのです。
細い通りを挟んだホテルの正面には、中央に草地がある小さな公園がありました。
よく見ると白詰草がいっぱい!
まだ、7時を回った頃。さわさわとそよぐ風が氣持ちいい草地です。
「ここで体を動かそうかな。」と、わたし。
「僕は、松本城まで行こうかな。」と主人。
そりゃあ、松本城でしょ!主人と一緒に、急遽松本城まで散策することに。
しばらく歩いて渡った川です。歩いても歩いても不思議なほど軽やかな風が吹き渡る朝でした。そんな風に押されてますます氣分上々のわたしたち。
凝ったマンホールの蓋。旅先ではこんな出会いも嬉しい。
冷たくて氣持ちいい!
水が流れ出ているのを見つけました。平成の名水百選、西堀公園井戸。この他にもいくつかこうした水場に出会いました。
松本は地下水が豊富でたくさんの井戸や湧水が存在し、「まつもと城下町湧水群」と呼ばれているそうです。
ここで水と遊んだ後、再び歩き始めると、手に受ける風がひんやりと感じられて、体全体に涼しさが広がるのが氣持ちが良かったです。
美しい七夕飾り。と思ったらこれは七夕人形というのですね。松本には独特の七夕文化があるようです。色合いがなんともわたし好みで見入ってしまいました。各お店で、色違いのものを飾っているところも。
やや!このレトロな建物は!!!
辺りを少し歩き回ってみたら、とあるホテルの朝食会場になっている「アルモニービアン」というレストラン棟であることが分かりました。次回は、きっとこちらで朝食をいただきましょう。
さらに歩き続けると、とあるカフェの前に設置された美しい水場。残念ながらカフェは休業中でした。水が溢れる光景がたまらなく好きです。
そしてとうとう・・・。
お堀の外から眺めた松本城です。国宝だとは知りませんでした。
まだ朝早く、お城の中には入れませんでしたが、こうして眺めるだけでも美しく満ち足りた氣分に。
お堀では魚が氣持ちよさそうに泳いでいました。人慣れしていて、餌をくれると思うのか岸部に立っていると寄ってきます。
魚が氣持ちよさそうに泳ぐものだから、思わず動画で撮影してしまいました。
魚さん、餌、持ってなくてごめんね。
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「あの草地に行ってみよう」という、ほんの氣まぐれから始まった朝のぶらり旅。
日傘も持たずに出てきてしまいましたが、始終流れる風が涼しいのと、空に薄く広がる雲が日除けになってくれました。
お城からの帰り道にも楽しい出会いがありましたよ。それは、また次回にご紹介させていただきますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖 スキやサポートにも心より感謝申し上げます。 ぜひ、また遊びに来てくださいね🦋✨