風のリボン
人生は夢
今ここに
はためく
風のリボン
ずっと欲しかった「風のリボン」
今年のクリスマスリースに、風のようなリボンが、ずっと欲しいと思っていました。
とはいえ、大振りのクリスマスリースに映える10センチはあるような幅広のリボンは、そうは出回っていません。
やむなく、おととし手にしたリボンをまた使おうかとも思ったのですが、すっかり色褪せていました。
空や風を思わせるような、淡い水色やミントグリーンのリボンをわたしは、「風のリボン」と呼んでいます。
こちらは、おととしのその「風のリボン」です。
なんと12センチ程の幅がありましたが、薄く柔らかな生地だったので、ふくよかでゆたかな印象のリボンに仕上がりました。
蝶に飛びついて
こちらは、ボルドーの赤に金の刺繍の蝶に惹かれて飛びついた昨年のリボン。幅はちょうど10センチ、張りのある生地に蝶がよく映えます。
そして、およそ1年が過ぎ、ボルドーのような深い赤がすっかり身に染みるようになり、そんな色目のストールを身につけるようになった頃、わたしは蛹になりました。
今思えば、一年後のわたしの姿を暗示するようなリボンでしたね。
蛹の中ですっかり溶けて崩壊した自分にとまどいながらも時のたつのを待っていると、何とか蝶になれました。
むくむくと創作意欲が湧いてくると、どうしてもまた、風のリボンが欲しくなりました。
蛹でいる間にすっかり時は過ぎ、普段ならリース用のリボンをとうに見つけている頃になって、ようやくわたしはリボンを探し始めました。
といっても、ググりまくるだけなのですがね。
リボンとの出会い
検索に検索を重ねて、ようやくひとつのリボンが目に止まりました。
画像から、色はブルーで生地はオーガンジーに見えました。幅も6センチしかありませんでしたが、両縁にある金色がとても氣に入りました。
幅が細いので、通常の倍の3メートルで購入。リース作りの日には間に合わないと思っていたのが、ちょうどグリーンのベースが出来上がった頃に、レターパックで届きました。
お店の方とのやりとり、入金、配送など全てがスムーズに最速で物事が進みました。
その上、手元に届いてみれば、リボンはブルーでもオーガンジーでもなく、わたしが求めていた風を思わせるような色合いのしなやかなリボンでした。
結果として、幅広のリボンでは出せない、軽やかさと風になびく感じが出て、わたしにとって最高の風のリボンになりました。
内側が整った時、全ては用意される。
このリボンがわたしの元にやってきた美しい流れを目の当たりにして、そんなことを感じさせられた、今年のリボンとの出会いでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖 スキやサポートにも心より感謝申し上げます。 ぜひ、また遊びに来てくださいね🦋✨