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泣きたい時に読む小説「エターナル・スターダスト」No.9


前回のお話 ↓


サクヤとの関係がよみがえってから、私は幸せな日々を過ごしていた。

ある日のこと、サクヤが真剣な表情でこう打ち明けてきた。

一瞬、またか?と私は思ったが、どうやら違うようだ。

「ずっと考えていたんですが...ゲームの中だけで完結する関係に違和感があります」

「えっ...でも、これまで楽しく過ごせていたと思うんだけど」

「そうですね。でも現実とのギャップに苦しくなることもありました」

そう、私たちははまだ、リアルで一度もデートすらしていなかったのだ。

サクヤの本音を聞き、私も納得する部分があった。

「わかったわ。じゃあ、もっと現実での交際にシフトしていこう」

「はい、そうしたいと思います!」

それからはお互いの空いている時間を合わせて、カフェやショッピングデートを楽しむようになった。

そしてある日、思い切って家に招待することに。

「うちに遊びに来て」

「えっ、家に!?は、はい!」

ドキドキしながら佐久間君の反応を見守ると、照れくさそうに頷いてくれた。

私はその日を楽しみに待ちわびるのだった。

待ちに待った日がやってきた。

「おじゃまします...」

照れくさそうに挨拶する佐久間君がかわいらしい。

ゆっくり部屋へと案内していくと、私はドキドキしながらソファに座る。

「あ、そうだ。ご飯、作ったの。一緒に食べましょう」

「ありがとうございます!いただきます」

少し緊張気味だが、お互いの距離がどんどん近づいていく気がする。

食事をしながら、佐久間君の顔をじっくり観察できる幸せな時間だ。

食後はソファで映画を観ながら、佐久間君の手をそっと握ってみる。

「あっ...」

佐久間君が驚いたようなリアクションを見せる。

「平気?」

「は、はい...」

照れた様子で頬を赤らめる佐久間君がかわいい。

少しずつ距離を詰めていきたい。

その後、佐久間君を見送る時が訪れた。

玄関で、ぎこちない空気が流れる。

「じゃ、またね」

「はい、楽しかったです。またお願いします」


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泣きたい時に読む小説「エターナル・スターダスト」No.10 へ続く…

続きは ↓


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