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【映画レビュー】「ダムゼル 運命を拓きし者」 ジョン・ランボーの再来か?

本日も読んでいただきありがとうございます!
今日は、Netflixの映画「ダムゼル 運命を拓きし者」を見たのでレビューをしていきます。


まえおき

貧しい国の王女・エロディ(ミリー・ボビー・ブラウンさん)は、日々国の民の為を思い、自らも薪集めなどに精を出していた。そんなある日、アウレア国の王子との結婚の申し込みが来る。
みえみえの政略結婚であったが、莫大なお金が入ることから、国民のためを思い結婚に承諾するが、アウレア国には大きな秘密があった。


圧巻の世界観

エロディの住んでいる国、アウレア国の港や城、ドラゴンの巣窟などどのシーンをとっても、港、城、洞窟、登場人物の衣装など創り込みのクオリティが非常に高いことに驚きました。
騎士たちの鎧、持っている剣もよく見ると細かいところまで作り込んでありましたし、ドラゴンもちょっとグリフォンにも似た独特のデザインでした。動きも非常にスムーズで、火を吹く時のモーションもかなり凝っていたと思います。
これらの点には、スタッフ陣の本気度を感じました。


各キャラクターもしっかり

女王エロディの父ベイフォード王はレイ・ウィンストンさんが国王としての厳しさと、父としての優しさをうまく演じ分けていて、継母レディ・ベイフォード妃については、アンジェラ・バセットさんが、母としての愛情をしっかりと滲ませていました。
アウレア国の義母フローリアはいかにも悪巧みしそうな顔立ちであり、まさにそのような役所をロビン・ライトさんが非常にうまく演じていました。
また、優柔不断な王子ヘンリーは、ニックロビンソンさんがまさにハマり役だったと思います。


それでも「ランボー/怒りの脱出」

この映画、いわゆるダンジョン攻略をしてドラゴンを倒すという定番ではなく、嫁に入った女王が義母にいびられるという話でもなく、かなりオリジナル路線を狙っているという意味では、攻めている映画と言っていいと思うのですが、最後まで見ている人の予想を裏切らない、非常に素直なストーリー展開だったという印象です。
これは、避けられないことなのかもしれませんが、主人公のエロディがダンジョンに落ちた直後から、ランボーさながらに異常なまでのサバイバル能力を発揮ししてしまい、見ている人に絶対的な安心感を与えてしまっているところも、クライマックスに向けて予想を裏切る展開に持っていけなかった原因なのかもしれません。
ここまでするのでしたら、それこそ彼女自らが剣を振るって復讐していくところまで振り切った方が面白かったかもしれません。


今回は以上になります!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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