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中国グランプリ直前企画「F1ざっくり解説: 2026年以降のチーム体制(暫定版)」

本日も読んでいただきありがとうございます!
今回は、前回から続いて「2026年以降のチーム体制」についてざっくりと解説してみたいと思います。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは行ってみましょう!

【注意】
記載内容は、あくまで2026年4月18日時点のものです。F1は、急に状況が変化することが多いので、2026年で全く状況が変わっている可能性も否定できません。
そういったレース以外での状況の変化もF1を楽しむ要素の一つだと思いますので、「そんなもんなんだな」という感じて見ていただければと思います。


エンジンサプライヤが増えます!

現時点での情報をものにすると、チーム体制で最も変化するのはエンジンサプライヤーの数が4者*から6者に増えることです。(会社とも違うのであえて「者」と表現しています)

  • 現行のエンジンサプライヤー(4者)

    • RBPT/ホンダ

    • フェラーリ

    • メルセデス

    • ルノー

  • 2026年に予定されているエンジンサプライヤー(6者)

    • RBPT/フォード(ある意味新規)

    • フェラーリ(継続)

    • メルセデス(継続)

    • ルノー(継続)

    • ホンダ(ある意味新規「RBPT」が取れたよ!)

    • アウディ(本当の新規!)

ここのポイントは、RBPT/フォードアウディホンダです。
まずは、2026年からアウディが新規参入します。
一時期は、ポルシェも参入するのでは?という話もありましたが結果的にアウディが参入することになりました。

現在はRBPTからの委託という形でエンジンを提供しているホンダは、2026年から改めてホンダ単独でエンジンサプライヤーとして参戦することになってます。

一番ややこしいのは、RBPT(レッドブルパワートレインズ)です。
ホンダがF1から撤退したということで、それなら自分でエンジン作ったるわ!ということでRBPTを立ち上げたのですが、現在のところは言い方は悪いですが、ホンダからエンジンを供給してもらって、RBPTのラベルを貼っているだけです。

ただ、2026年に向けてエンジン開発は行っていて、2026年からは自前の内燃機関とフォードから供給を植えるバッテリーと電気制御関係をあわせたエンジンを使用する予定になっています。

チーム体制変わります!

これらエンジンサプライヤーは以下のチームにエンジンを供給する予定になっています。

  • RBPT/フォード → レッドブル、ビザ・キャッシュアップRB

  • フェラーリ → フェラーリ、ハース

  • メルセデス → メルセデス、マクラーレン、ウィリアムズ

  • ルノー → アルピーヌ

  • ホンダ → アストンマーティン

  • アウディ → キック・ザウバー

キック・ザウバーは、現在はフェラーリからエンジンを供給してもらっていますが、2026年からはアウディのエンジンに変わります。
アウディは、チームの株も取得しようとしているようで、今後は完全にアウディチームとして参戦することになるかも知れません。

アウディも技術力の高いメーカーだと思いますが、F1という環境での経験がない中、初年度からいきなりトップグループに入ることはかなり難しいと思われます。

ホンダも2015年にF1に復帰してからは、表彰台を獲得するまでに4年かかったのでアウディもかなり苦戦するものと思われます。

アストンマーティンは現在メルセデスのエンジンを積んでいますが、ホンダに変更となります。
オーナーの大富豪ローレンス・ストロールがバンバンお金を投入して、開発施設なども建設中ということで、ホンダと組むことでポストレッドブルを手中に収めようとしています。
ホンダについても、現在RBPTにエンジンを供給していて、レース中のエンジンのデータなども収集できていることから考えると立場的には、メルセデス、フェラーリなどと一緒の立ち位置と言えるでしょう。

チーム体制の中で一番大きな変化なのがレッドブルではないでしょうか。
先にも述べたように、エンジンの中の内燃機関、そしてバッテリーそれぞれが初物であり、さらには内燃機関、バッテリーが別のメーカーというある意味キメラ状態のエンジンでレースに臨むことになります。

全くの私見ですが、「設計施工一貫体制」、「ハード・OS同一メーカー」こそがいい製品の大前提と固く信じているわたしとしては、嫌な予感しかしない体制です。
もしかすると、アウディよりも条件が悪いといっていいかも知れません。

まとめ

前回のエンジンの変更とともに、体制も大きく変更することになります(今後チーム体制はもっと変わるかも知れません)。

少なくとも、今の上位5チーム、下位5チームという勢力図は大きくかわることになるでしょう。

今回は以上になります!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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それではまた次回!


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