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#F1を語ろう

F1の観戦レポートやF1にまつわるエピソード・思い出などの投稿をお待ちしています!

急上昇の記事一覧

F1シンガポールGP🇸🇬現地観戦ガイド🏎️

こんにちは!しばらく連載していたシンガポール観戦記、せっかくなので宿や移動手段、チケットの手配方法や現地での動き方なども紹介してみたいと思います! 網羅的にズラーっと書くので、ぜひ目次も参考に飛んでみてください。 ※全て2024年9月時点の情報です。 旅のコンセプト:レース満喫×節約×安全まずは前提として…今回の海外観戦はチケットに少しお金をかける分、他はできるだけ節約、ただし安全第一、という方針を取りました。 帰国後振り返ってみると、当初の目標通り、レース・節約・安全のバ

ジョック・クリアが語る、ルクレールの才能とチャンピオンの条件

シャルル・ルクレールは、フェラーリの未来を担うドライバーとして、その輝かしい才能を証明してきた。彼の成長は、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのディレクターであるジョック・クリアからも高く評価されている。クリアは、「シャルルにはワールドチャンピオンになるための全ての素質がある」と明言し、その才能を称賛しているが、フェラーリが彼にふさわしいマシンを提供できるかどうかが、今後のカギになると語っている。 予選での無類の速さ シャルル・ルクレールが予選で見せる圧倒的な速さは、F1

レッドブル 黄金時代の終わりの始まり:新たな挑戦に直面する最強チーム

2023年、マックス・フェルスタッペンとレッドブルはF1界で歴史に残る快挙を成し遂げました。フェルスタッペンは22戦中19勝という驚異的な記録を打ち立て、ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルの両方を圧倒的な差で手にしました。唯一の敗北はシンガポールGPで、レッドブルにとって2023年シーズンはまさに理想的なものでした。しかし、シーズン終了後に訪れた冬の静けさは長続きせず、2024年シーズン序盤からチーム内外に不穏な空気が漂い始めました。 チーム内の不協和音とホー

ダニエル・リカルドのF1離脱:マクラーレンでの苦戦の理由

ダニエル・リカルドがF1で見せたキャリアは、輝かしい瞬間とともに大きな挫折も抱えるものだった。特にその終焉は、彼のファンやF1ファン全体にとって衝撃的であり、また複雑な感情を呼び起こした。 マクラーレンでの苦闘と評価の低迷 リカルドのキャリアが決定的に傾いたのは、2021年から在籍したマクラーレンでの失敗だった。彼が加入した当初、リカルドは以前のチームであるルノー(現アルピーヌ)で表彰台に立ち、優れたパフォーマンスを見せていたことから、多くの期待が寄せられていた。しかし、

F1小噺【サスペンションの取り付け方法】

今ではあまり話に上がらないフロントサスペンションの「取り付け方法」について、今回はお話しましょう。なんで話題にならないかって言うと、サスペンションの取り付け方法は、ほぼ完成してしまったからなんですね。 って言ってもレギュレーションが変わればサスペンションへの要求なんかも当然変わるんで、影響はあるんですが、取り付け方法をガッツリ変更するってのはしばらく起きていません。 F1のサスペンションの特徴 is 何? F1のサスペンションはダブルウィッシュボーン式を採用しています。メ

「ただの女の子たち」の活躍が見せる世界〜F1 Academyの女性ドライバーを見て感じたこと〜

F1シンガポールで楽しみだったことの一つが、"F1 Academy"の観戦。 将来的な女性F1ドライバーの輩出を目的としたカテゴリで、年間ランキングの上位者にはF1参戦に必要なポイント(スーパーライセンスポイント)が順位に応じて与えられる仕組みです。 いい意味でショックでした。 Femina F1 Fansの取り組みを始めた張本人である私の中に、まだ、「男社会に染まってついていける女性じゃないとモータースポーツ界では活躍できない」との固定観念が残っていたのだなと気付かされて

ダニエル・リカルドの低迷:車の特性とドライビングスタイルの不適合が招いた苦戦の軌跡

ダニエル・リカルドのキャリアにおいて、彼のドライビングスタイルとマシン特性の不一致がどのように彼のパフォーマンスに影響を与えたのかを掘り下げることで、彼がなぜ最近のシーズンで苦戦を強いられたかが明らかになる。リカルドはF1ドライバーとして高い評価を受けてきたが、彼のスタイルは特定の条件下で最大の効果を発揮するタイプであり、その条件が整わなかった時に大きくパフォーマンスを失うことがある。 レッドブル時代の成功 リカルドが成功を収めたレッドブル時代、彼のドライビングスタイルは

ルノー徹底にみる、フルワークス参戦の難しさ。

私は1990年からF1を見始めたのですが、その間にあまたのエンジンメーカーが参入し、そして撤退していきました。 90年代ではジャッド、ポルシェ、ランボルギーニ、プジョーなど。 日本からはヤマハやスバル水平対向エンジンなんてのもありましたね。 2000年代に入ってからはBMWやトヨタ、フォード傘下でジャガーなどが参戦し、いずれも夢叶わず撤退していきました。 その中にあって、ルノーは99年から一時撤退はしていましたがその間も、メカクローム、スーパーテック、プレイライフなど

F1ざっくり解説:シンガポール・グランプリ振り返り

本日も読んでいただきありがとうございます‼️ シンガポール・グランプリが終了しましたので、ざっくりと結果を振り返ってみたいと思います。 今回も「日本」をキーワードに見ていきたいと思います。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 それでは行ってみましょう! シンガポール・グランプリ 1961年に開催されたオリエント・イヤーグランプリをルーツにしている2008年以降F1世界選手権の1戦として「マリーナベイ・ストリート・サーキット」で行われているレースです。 市街

F1ざっくり解説:F1関連ニュースまとめ(2024年9月)

本日も読んでいただきありがとうございます‼️ そして初めての方、通りすがりの方、遊びに来ていただいてありがとうございます‼️ 先週はF1のレースが開催されませんでしたので、直近までのF1関連のニュースをピックアップしてご紹介したいと思います。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 それではいってみましょう! RB、F1アメリカGPからのリアム・ローソン起用を正式発表 シンガポール・グランプリで、涙ぐんでインタビューに応えていたダニエル・リカルド選手でしたが、R

リカルド選手、最後のF1レースか?

ついにと言って良いのでしょうか、レーシングブルズのリカルド選手離脱、ローソン選手の起用が発表されました。 隙がなくなってきたマクラーレンまずはシンガポールGPですが、ノリス選手がスタートを今度はばっちりと決めて、その後も圧倒的な走りを披露。 ピアストリ選手も3位となり、マクラーレンは今回は弱点だった?戦略面の失敗もなく、チームとしてのスキがなかった感じです。 対するレッドブルはマックス選手がはともかく、ペレス選手が10位に終わったのが痛かったですね。 ポイント加算が見

スタートだけが残念だった角田選手🫤!!!!F1シンガポールGP🇸🇬Day3(決勝)

初めての海外F1観戦、待ちに待った決勝レースは、角田選手の猛烈な追い上げと安定した走りを目の当たりにできたひとときでした。 だからこそ!!!!スタートのミスが!!!残念すぎた… 筆者は今回ターン1-3が見渡せる座席でレースを観戦。 下記投稿の2枚目と3枚目にフォーメーションラップとスタート直後の動画を残しています。 前日までの練習走行や予選を見ていても、ターン1を曲がりきれず飛び出すドライバーが少なくない中、いくら周回を重ねてもぶれない角田選手の安定感は地味ながら目を見張る

ダニエル・リカルド:握手の約束からルノーへの決断とその代償

2018年、ダニエル・リカルドがレッドブルを離れてルノーと契約したことは、F1界に大きな衝撃を与えました。特に、彼がレッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツとチームアドバイザーのヘルムート・マルコとの間で結ばれた「握手」による合意を破棄し、その後、ルノーとの契約を結んだことは、彼のキャリアにおける重要な転換点となりました。握手による合意は、非常に重んじられるものであり、それは契約と同等の価値を持つものでした。レッドブルの内部では、この「握手」からの反転はある種の裏

初めてのF1はシンガポール。楽しかった初観戦の記録と今後のおすすめ

こんにちは。シンガポールのわん吉です。 2024年のF1シンガポールグランプリが終わりました。3日間で約26万9000人が訪れたとのこと。費用の6割を国が負担するという国を挙げた一大イベントは、大成功の幕引きとなりました。 初めてF1観戦をしたわん吉、感想を一言で言うなら、めちゃくちゃすごくて楽しかった、行ってホントによかったよ〜、です。 なぜならF1シンガポールグランプリは、一言で表すなら、3日間の夏フェスだったから。(ガチのレースファンの皆さん、こんなヤワな感想でご

ダニエル・リカルド、F1キャリアに幕を下ろす:輝かしき日々とその終焉

ダニエル・リカルドがF1を去る。その知らせは、多くのファンにとって衝撃であり、同時に悲しみをもたらした。シンガポールグランプリでの感動的なレースを最後に、リカルドはレーシングブルズ(旧アルファタウリ)から離脱し、長きにわたるF1キャリアに事実上の終止符を打つこととなった。 リカルドは、F1における最もカリスマ的なドライバーの一人として知られている。彼の笑顔、飾らない性格、そして「ダイブボム」と称される大胆なオーバーテイクは、彼をファンの間で特別な存在にしていた。しかし、そん

角田裕毅がレッドブルに乗れない本当の理由:ホンダのサポートと制約

今年になり、角田裕毅は好調なレースを増やしており、そのパフォーマンスは着実に評価されつつあります。ファンやメディアの間では、彼がレッドブル昇格候補として期待されているという声も少なくありません。しかし、レッドブル内部からは、角田をトップチームに昇格させようとする動きは見られません。むしろ、レッドブルが昇格候補としているのは、ダニエル・リカルドやリアム・ローソンといった他のドライバーたちです。なぜ、角田裕毅はその中に含まれていないのでしょうか?なぜ彼はレッドブルには乗れないのか

ミニDRS撤去の影響はなし?: 壁にヒットした理由とオースティンで試される真価

ランド・ノリスの圧倒的な勝利で幕を閉じたシンガポールグランプリ。その背景には、アゼルバイジャングランプリから続く「ミニDRS」と呼ばれるマクラーレンのリアウィングに対する論争があった。しかし、ノリス自身は、このウィングが勝利の決定的な要因ではないと語っている。 ノリスはレース後、こう語った。「ここから前の週末やその前の週末まで、車に何も変更を加えていないんだ。他の人たちが文句を言ってきたことで、いくつかのウィングや他の部分を調整しなければならなかったけど、それでも素晴らしい

マクラーレン アップグレードのジレンマ:競争力維持と開発のバランス

2024年のF1シーズンも中盤を過ぎ、各チームがシーズン後半に向けたアップグレードに注力する中、マクラーレンは独自のジレンマに直面しています。彼らが抱える課題は、MCL38に対するアップグレードをどのタイミングで導入するかということです。この選択は、シーズン序盤から中盤にかけてのチームのパフォーマンス向上と密接に関わっています。 シーズン序盤からのマクラーレンの好調は、多くのライバルが新しいコンセプトのフロアデザインを試みる中、アップグレード計画に慎重な姿勢をとり、マイアミ

「リカルドの引退とローソンの起用:世代交代の瞬間」

ダニエル・リカルドの突然のF1引退と、その代わりにリアム・ローソンが起用されたことは、多くのF1ファンにとって衝撃的なニュースでした。しかし、よく考えるとこの決定は必ずしも驚きではなく、むしろ長い間予想されていた展開とも言えるでしょう。特に、リカルドのパフォーマンスやF1界における状況を振り返ると、今回の決定が導かれた背景が徐々に浮かび上がってきます。 リカルドのキャリアの変遷 リカルドはかつて、レッドブル時代に多くの勝利を収め、その大胆なレイトブレーキングスタイルでファ

モータースポーツとエンタメの祭典!!F1シンガポールGP🇸🇬Day1

いよいよスタートしたシンガポールのレースweekend! 街に現れたサーキットは想像以上の熱と光に溢れる空間でした。 マシンが近い!!!! まずはドドんと写真を貼ってみましたが、 かなり近くで疾走するマシンを見ることができます!! 参考までに、今年の鈴鹿サーキットグランドスタンドからみた景色を貼りますね。 鈴鹿もコースの周りを丹念に周ると近い距離で観戦できる場所もあるのですが、 シンガポールはさすがF1市街地レース発祥の地、 昔ながらのサーキットとはまた違った迫力を感じ

F1グランプリ直前のシンガポール現地レポ🏁

こんにちは。シンガポールのわん吉です。 いよいよシンガポールF1グランプリも今週金曜日9/20の幕開けとなりました。9/20~21が練習走行、9/21夜が予選、9/22夜が本戦です。 シンガポールは市街地コースなので、いつも通る道がF1の舞台。シンガポールの中心部、バスで通る道をF1のマシンが豪速で走るのかぁと思うと、じつに感慨深いです。 F1コースも準備着々F1コースの鉄柵も設置され、観戦スタンドもほぼほぼ完成。街中の特設F1ショップは先週から開店し、F1目当ての観光

シンガポールにF1観にきました!🏎️/インスタとThreads始めました!

昨日からシンガポールに来ています! 初の海外でのF1観戦🏎️ シンガポールを初めて訪れるソロ旅ということもあり、ちょいちょいトラブりつつも優しいシンガポーリアンの方々に助けられ、無事2日目の朝を迎えました。 それに伴い、良い機会なのでFemina F1 FansのインスタとThreadsを始めました! 昨日から運営を始めたばかりのひっそりほやほやアカウントですが… シンガポールの様子など、インスタのストーリーなど中心に上げていこうと思います! フォローいただけたらとっても嬉

サーキットの下見に行ってきました!F1シンガポールGP🇸🇬

いよいよ明日から始まるF1シンガポールGP。 この国を初めて訪れた筆者は週末に向け、準備も大詰めの市街地コースエリアを歩いてきました。 シンガポーリアンの包容力いきなりレースと関係なさそうな見出しで恐縮ですが… 初めて1日かけて中心部を回った第一の感想はこれしかありませんでした。 多様なルーツを持つ人々が集まっているからか、「そもそも私たちって違う人間だから話さないとわからないよね」っていうスタンスで接してくれているような感覚。 初めての海外観戦をこの国にして本当に良かった

【F1 Rd.18 シンガポールGP🇸🇬決勝ハイライト🏎💨】

ハイライトシンガポールGP史上初のセーフティカーが一度も出動しない展開となった今回の決勝。戦いを制したのはランド・ノリス🇬🇧(マクラーレン)。ポールポジションからしっかりとホールショットを守ると、ピットのタイミングですらリードを譲らない完璧なレースを披露。終盤ペースを緩めたもののレース中は最大で29秒ものリードを作り、最終的には2位に対して20秒もの大差でチェッカーを受けました。 2位にはポイントリーダーのマックス・フェルスタッペン🇳🇱(レッドブル)、3位にはオスカー・ピ

フェラーリのシンガポールでの勝利への意欲と新フロントウィングの導入

フェラーリはシンガポールGPに到着し、バクーで逃した勝利を取り戻そうと挑んでいる。マリーナ・ベイ・サーキットはSF-24の特性に合ったレイアウトで、遅いコーナーやトラクション、そしてストレート区間が多く、DRSゾーンも有効活用できるコースだ。フェラーリは、これまでモンツァやアゼルバイジャンで採用してきた中・低ダウンフォースのウィング設定を見直し、よりダウンフォースを重視したセッティングに戻す計画を立てている。特にタイヤ管理が求められるナイトレースであるシンガポールでは、予選で

個人的F1採点表。アゼルバイジャンGP編

気がつけば今週末がシンガポールGPです。ということで早速採点です! AランクA+(10点) ピアストリ選手(予選2位、決勝1位) ルクレール選手の一瞬の隙をつくオーバーテイク、その後ディフェンスもお見事。本当に2年目?という冷静な走りは文句なしA+です! ベアマン選手(予選10位、決勝10位) 正直コラピント選手と迷いました🤔ただ異なるチームでの連続ポイント、という珍記録?もあり、ベアマン選手がA+としました。来年の本格デビューが楽しみなドライバーです。 A(8点)

躍動!若手ドライバーたち!

アゼルバイジャンGPは、モンツァの借りを返すがごとく、ピアストリ選手が優勝しました。 ピアストリ選手もすごかったですが、まだ数レースしか出ていない若手2人が躍動しましたね。 コラピント選手。来年F1に乗れないのが勿体無いFP1でクラッシュし「あぁ、やっぱりF1の洗礼をうけたなあ」と思ったコラピント選手。 ですがその後は大きく崩れることなく、予選でも好タイムを連発! ついにはQ3進出! レースでもベアマン選手と同年代バトルを展開し、デビュー2戦目で8位入賞です! ア

F1小噺【元祖ナイトレース!シンガポールGP】

この週末(2024/9/20~9/22)にシンガポールGPが開催されます。 シンガポールグランプリは初のナイトレース開催の地で、2008年からコロナ禍を除いて毎年開催されています。もう16年も経つんですね。 サーキットごとの解説はなるべく避けていたのですが、このサーキットは別!だって感動したもん! ナイトレース?アタマ大丈夫か? 当時、最初にナイトレースを開催すると聞いたときはこんな感想でした。 いや、だって日中に屋外で行うスポーツですよ。それを夜やるって…。絶対に照明が

He is too cool!!クールにも程がある!ピアストリの勝利〜F1アゼルバイジャンGP〜

F予選から激戦の匂いが漂っていたF1アゼルバイジャンGP。想像以上の混戦を勝ち抜いたのは、F1参戦2年目のオスカー・ピアストリでした。 それにしても彼、本当に2年目ドライバーかしら?と思うほど冷静沈着。 今日はピアストリのスーパークールな場面を振り返っていきます。 うぅ〜さむ!! 実況者も唖然(笑)冷静に優勝を喜ぶピアストリ1位でチェッカーフラッグを受けたピアストリ、 "Lovely job!(中略)Great afternoon"と喜ぶチームに対し、 「今日は人生で最もス

究極の攻撃と防御:ピアストリが見せたバクーでの完璧なレースクラフト

ピアストリの成長を示すバクーでの輝かしい勝利 オスカー・ピアストリがF1のバクーグランプリで見せたパフォーマンスは、彼の成長と卓越したレースクラフトを象徴するものでした。このレースで、彼はフェラーリのシャルル・ルクレールとの激しいバトルを展開し、最終的に勝利を手にする姿は、今シーズンのハイライトの一つと言えるでしょう。 ピアストリの鮮烈なオーバーテイク バクーでのレースの鍵となったのは、ピアストリの驚異的なオーバーテイクでした。特に、ルクレールに対して見せたオーバーテイ

F1ざっくり解説:アゼルバイジャン・グランプリ振り返り

本日も読んでいただきありがとうございます‼️ アゼルバイジャン・グランプリが終了しましたので、いつものように「ざっくり」と結果を振り返っていきたいと思います。 いつものように「日本」をキーワードに、「日本のエンジン」を搭載したチーム、「日本人ドライバー」そして「日本人チーム代表」を軸に振り返っていきたいと思います。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 それでは行ってみましょう! アゼルバイジャン・グランプリ アゼルバイジャン・グランプリは、2017年からアゼ

マクラーレンの「ミニDRS」が示す革新と論争

アゼルバイジャングランプリのバクーで、オスカー・ピアストリがシャルル・ルクレールを抑える姿は、ただのドライバーの技量だけによるものではなかった。その影には、マクラーレンが採用した革新的なリアウィング、通称「ミニDRS」の存在がある。この新しいデザインは、バクーの長いストレートでマクラーレンの直線スピードを向上させ、ピアストリがルクレールの攻撃を防ぐのに大いに貢献した。 直線スピードと「ミニDRS」 ルクレールのフェラーリは、コーナーでの優れたペースを持っていたにもかかわら

チームプレーと個の技が生んだオスカー・ピアストリの大胆な勝利:アゼルバイジャンGP総評 2024

バクーの市街地での一戦は、マクラーレンのオスカー・ピアストリにとってキャリア最大の勝利となりました。レースエンジニア、トム・スタラードからのタイヤマネジメントに関する助言を受けながらも、ピアストリはルクレールを狙い、フェラーリを攻略するために冷静かつ大胆に動きました。彼のレースは、攻守にわたるバランスの取れた走りと、チームメイトのランド・ノリスの戦略的協力によって成し遂げられました。 タイヤ交換後に、ピアストリはスタラードから次のような指示を受けていました。 「最初のスティ

ダニエル・リカルド 未来の模索:キャリアの転機と勝利への渇望

ダニエル・リカルドは、シンガポールグランプリの週末を迎え、これまでのF1キャリアを振り返ると共に、今後の進退について大きな決断の時が迫っている。レッドブルとRBは、シンガポールGP後に2025年のドライバーラインナップを発表するとされており、リザーブドライバーのリアム・ローソンが角田裕毅のチームメイトとして有力視されている。その一方で、リカルドが今シーズンを通じて自身のF1キャリアを延長できるかも不透明な状況にある。 リカルドは、この不確定な未来について率直に語りつつも、も

海より深いパパの愛?アストンマーチンF1が、天才技術者ニューウェイと契約!

2006年からRedBullでマシンを設計してきた天才技術者、Adrian Newey(エイドリアン・ニューエイ)。 今年の5月、RedBullを離れると発表された時から次のキャリアへの噂が絶えなかった彼が、ついに新たな所属チームを発表しました。 フェラーリでもなく、メルセデスでもなく、彼が選んだのは現在ランキング5位のアストン・マーチン。 上記の表にある通り、アストンマーチンは上位4チームから圧倒的な差を付けられていて、非常に強いチームかといえばそうとも言えない。 では

セナプロ時代の復活か?:ピアストリとノリス、マクラーレンの未来をかけた戦い

F1の新たなライバル関係:オスカー・ピアストリの躍進とランド・ノリスの影 オスカー・ピアストリは、バクーでのグランプリを通じてマクラーレンの有力ドライバーとしての地位を確立しました。チームオーダーに関する懸念は、ランド・ノリスが予選で不運に見舞われたことで一時的に静まりましたが、ピアストリは驚異的な速さでF1における自らの価値を証明し続けています。2024年のシーズンが進む中で、彼はマクラーレンが直面する複雑な課題の一部となっているのです。 マクラーレンの抱える課題 現

チームの絆が生んだ勝利:ノリスが支えたピアストリの勝利

マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラが、ランド・ノリスのセルジオ・ペレスを抑えた働きが、オスカー・ピアストリのアゼルバイジャングランプリでの勝利に決定的な影響を与えたと語ったことは、マクラーレンのチームプレーの重要性を示す象徴的なエピソードとなりました。 このレースは、ピアストリがフェラーリのシャルル・ルクレールを追いかけていたものの、3位を走っていたセルジオ・ペレスが先にピットインし、ピアストリをアンダーカットしようとする展開から始まりました。ピアストリがすぐにピッ

個人的F1採点。イタリアGP

忘れていたわけではありません笑 レースまでの間、少し時間があったからもう一回イタリアGPを見ようと思い、その上でもう一度採点をしてみようと思いました。 では改めてイタリアGPのランキングです! AランクA+(10点) ルクレール選手(予選4位、決勝1位) 文句なしでしょう。1ストップで走り切るタイヤマネジメントも見事。前回の3位から流れが変わった?モナコ後のようなことがないように、フェラーリ頼みますよ! コラピント選手(予選18位、決勝12位) ちょっと甘い採点かも

フェルスタッペン、アゼルバイジャンでの不調な週末

マックス・フェルスタッペンにとって、バクーでのアゼルバイジャングランプリはイタリアに引き続き、不調な週末でした。これは、予選直前に行ったセッティングの変更が原因で、彼自身もこの選択がパフォーマンスに大きく影響したと認めています。通常は競争力を発揮するフェルスタッペンですが、今回のレースでは思い通りの結果を出すことができませんでした。 ペレスの躍進とフェルスタッペンの苦戦 このグランプリで際立ったのは、フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスの快進撃でした。ペレ

ルクレール、バクーでの痛恨のミスを語る:勝利を逃した瞬間の裏側

バクーでのルクレール、悔しさの中で得た教訓 フェラーリのエースドライバー、シャルル・ルクレールは、アゼルバイジャングランプリでの結果に対して率直な反省を語った。彼は、レース中にマクラーレンの若手ドライバー、オスカー・ピアストリに追い越され、勝利を逃した場面について「もっと上手く防御できていれば、結果は違ったかもしれない」と認めた。レースの展開、ピアストリとのバトル、そして最終的な結果が、彼にとって大きな悔しさとともに学びの機会となった。 ポールポジションからの苦闘 ルク

ピアストリ、バクー市街地コースで競争力を示す:予選へ向けた手応え

ピアストリ、成長を見せたフリー走行2:バクー市街地での激戦の予感 オスカー・ピアストリは、バクー市街地コースで行われたフリー走行FP2において5番手のタイムを記録し、トップのシャルル・ルクレールにわずか0.05秒差まで迫った。この成績は、彼のマクラーレンチームにとっても有望な兆しだと言える。ピアストリはトラックの進化を実感しながら、予選に向けた手応えをつかんでいる。 一方で、FP2をトップで終えたのはフェラーリのシャルル・ルクレールだった。ルクレールはセルジオ・ペレス(レ

F1界の巨匠ニューウェイが選んだ新天地:アストンマーティンへの移籍とその裏側

アストンマーティンがF1の未来を切り開く:エイドリアン・ニューウェイ移籍の背景とその影響 エイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンに移籍するというニュースは、F1界に大きな激震をもたらしました。彼はこれまでに数多くのチームで革新的な設計と技術的な発展をもたらし、特にレッドブルでの19年間はF1史に残る偉業を達成しました。ニューウェイが新たな挑戦としてアストンマーティンを選んだ背景には、CEOローレンス・ストロールのビジョンとチームの成長に対する強い信念があり、この移籍

今は6パック!8パックかも…?記者も興味津々、角田選手の筋トレ事情💪

F1公式が配信しているポッドキャスト、"F1 beyond the grid"に、角田選手が登場しました! いつもながらの角田節で、インタビュアーも終始楽しそうだったこちらの回から、「食」と「筋トレ」を中心に彼のドライバー生活をピックアップします。 ちなみに、RedBull昇格への思いなど、もっとレースに近い事柄についてはmotorsports.comの記事にてまとめられていましたのでリンクをご紹介しておきます! https://jp.motorsport.com/f1/n

アンドレア・ステラのリーダーシップが導くマクラーレン復活の軌跡

アンドレア・ステラが2022年12月にマクラーレンのチーム代表に就任してから、チームは劇的な変革を遂げました。彼はマクラーレンを中団チームから再びトップへと引き上げ、そのプロセスでは彼の綿密な準備と知性が光りました。 マクラーレンの変革とリーダーシップ ステラが率いるマクラーレンの復活は、決して偶然ではありません。彼は「どうやって良い状態から最高の状態へ進むのか?」という質問に対して、その答えを用意していました。この姿勢こそが、彼のリーダーシップを特徴付けています。チームの

ニューウェイ争奪戦の行方:フェラーリの選択とアストンマーティンの野望

フェラーリはエイドリアン・ニューウェイとの契約に興味を示していたものの、アストンマーティンとの競り合いに巻き込まれることを避け、争奪戦からは撤退した模様だ。 ニューウェイはレッドブルを18年間率いた後、アストンマーティンへの移籍が近々発表される見通しです。特に現レギュレーションのマシンでの成功により、その評価は極めて高く、ニューウェイとマネージャーのエディ・ジョーダンは、相応の契約を求めていました。 フェラーリの関心と契約プラン ニューウェイがレッドブルを去るという報道

F1ざっくり解説:イタリア・グランプリ振り返り

本日も読んでいただきありがとうございます! イタリア・グランプリが終了しましたので、いつものように「ざっくり」と結果を振り返っていきたいと思います。 いつものように「日本」をキーワードに、「日本のエンジン」を搭載したチーム、「日本人ドライバー」そして「日本人チーム代表」を軸に振り返っていきたいと思います。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 それでは行ってみましょう! イタリア・グランプリ 1921年からスタートした歴史あるレースで、1951年からは毎年開催さ

イータリアーッ♪イーターリアーッ♪私も5分だけイタリア人になりたかったF1イタリアGP🇮🇹

不審なタイトルとなってしまいましたが… フェラーリドライバー、シャルル・ルクレールが優勝を果たしたF1 イタリアGP(Monzaサーキット)決勝の感動を語らせてください。 待ちに待ったイタリアGPでのイタリア国歌!

フェルスタッペンの意地と内面の成長?(か、マシンへの諦めか…)〜F1オランダGP〜

夏休み明け最初のF1、予選の結果(ノリス:ポールポジション、フェルスタッペン:2位、ピアストリ:3位)を見た土曜日は翌日の決勝戦が楽しみでワクワクしながら眠りについたのですが… 決勝を見ると、中盤以降からやや拍子抜けしたのは私だけでしょうか? ピットレーン出口の違反?から見えたフェルスタッペンの意地(フリー走行3回目)そもそもフリー走行から調子が上がらなかったフェルスタッペンのマシン。 今回はFP1の大雨、FP3でのサージェントのクラッシュによる赤旗中断などでドライバー達が

モンツァの奇跡:戦略と技術が生んだフェラーリの勝利_イタリアGP総評

フェラーリ、モンツァで栄光を取り戻す:戦略と冷静さがもたらした劇的勝利 2024年のイタリアグランプリは、F1ファンにとって長く語り継がれるべき劇的なレースとなりました。舞台となったのは「スピードの殿堂」とも称されるモンツァサーキット。イタリアの自動車レース文化の象徴であり、フェラーリにとってはホームグランプリでもあるこの場所で、シャルル・ルクレールが見事な勝利を収めました。この勝利は、ドライバーとチームの戦略的判断力、そして何よりも冷静な対応が結実した結果であり、F1シー

モンスター化したRB20:レッドブルの失速とその裏側

揺れるレッドブルF1――モンスター化したRB20、その背後にある深刻な課題とはマックス・フェルスタッペンが自身の駆るレッドブルのF1マシンRB20を「モンスター」と称し、ドライビングに苦戦していると認めたことが、チームの抱える深刻な問題を浮き彫りにしています。 今シーズン、特にイタリアグランプリでの不振により、フェルスタッペンはトップ争いから後退し、最終的に6位に甘んじました。これにより、レッドブルとしてもフェルスタッペン個人としても、チャンピオンシップ争いが不透明になり始