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#F1を語ろう

F1の観戦レポートやF1にまつわるエピソード・思い出などの投稿をお待ちしています!

急上昇の記事一覧

角田裕毅、ラスベガスGPへの挑戦:冷静な分析と確かな準備で臨む夜の一戦

レッドブルのシート争いが加熱するにつれ、角田裕毅の注目度は上がっています。ラスベガスGPを目前に控えた彼のコメントからは、彼がどのようにこの特別なレースに臨むのか、その姿勢が透けて見える。昨年の初開催が大いに話題を集めたこのラスベガスGPは、華やかな都市と夜のストリートサーキットという組み合わせで、F1カレンダーの中でも特に異彩を放つ。しかし、その光と影、華やかさの裏にある課題に、角田はどのように向き合おうとしているのか。その心境を深掘りしてみよう。 まず、角田が語ったよう

角田裕毅、レッドブルのシート獲得は可能なのか?

セルジオ・ペレスの不安定なパフォーマンスが影を落とし、レッドブルの次期チームメイト候補として多くのドライバーの名前が取り沙汰される中、角田裕毅の動向も注目を集めています。レーシングブルズ所属の日本人ドライバーである角田は、2025年のペレス後任としてのレッドブル加入の可能性について、冷静な視点を示しています。 ペレス問題と角田の立ち位置2024年シーズンに入り、セルジオ・ペレスのパフォーマンスはアップダウンが激しく、その安定性の欠如がチーム内外で議論の的となっています。ペレ

ハースの新たな時代:小松礼雄のリーダーシップがもたらした変革

ハースF1チームが2024年シーズンを迎えた時、チーム代表の小松礼雄の名は誰もが注目する存在となった。特に、元ハースのドライバーであり、かつてのチームメイトであるロマン・グロージャンが小松を称賛する姿は印象的だ。小松は、2023年のコンストラクターズ選手権最下位という苦しい状況から、ハースを6位争いにまで押し上げた立役者であり、そのリーダーシップと戦略的な手腕はチーム内外から高い評価を受けている。 ハース復活の軌跡と小松礼雄の役割 2024年シーズンのスタート時、小松はハ

フェラーリの挑戦:ラスベガスGPでアップデートする理由

シーズン終盤、残り3戦となった今、フェラーリはラスベガスで重要なアップデートを試すことを決断した。この新しいアップデートは、2025年に向けた開発の一環として、チームが未来を見据えた動きを加速させるものである。特に注目されているのは、来年用マシンに向けた実験的なフロアだ。これは単なる改良ではなく、フェラーリが未来を切り開くための戦略的な一手として、シーズン終盤の成績を左右する可能性がある。 ラスベガスGPに賭ける実験的なフロアフェラーリはこれまで低い路面温度でのパフォーマン

アルピーヌの復活劇:ブラジルGPで見えたチームの変革と希望

2024年のF1シーズンはアルピーヌにとって波乱続きでした。しかし、ブラジルGPでのウェットレースが、チームの運命を大きく変えるきっかけとなりました。エステバン・オコンとピエール・ガスリーが2位と3位を獲得し、アルピーヌは一気にコンストラクターズランキングで9位から6位に浮上しました。この結果は、チームにとってまさに奇跡のような瞬間であり、長く続いた苦境からの復調の兆しを感じさせるものでした。 アルピーヌがこの結果を出せた背景には、単なる幸運だけでなく、技術面での大きな変革

フェラーリの未来を見据えた改革の道筋:2025、26年に向けて

スクーデリア・フェラーリは、2025年に向けた大規模な再編を進めており、これは同チームの未来を大きく左右する重要な局面となっています。チーム代表のフレデリック・バスールのもと、フェラーリは新たな体制で戦闘力の強化を図っています。これまで10年にわたり課題とされてきた領域にメスを入れ、ライバルに追いつき、追い越すための土台を築きつつあるフェラーリの現状と未来に迫ります。 大規模な技術再編と新たなリーダーの役割 フェラーリは2023年からチームを再編し、チームディレクターにジ

レッドブルのシート争い:2025年に向けた難しい選択

多くの兆候から、レッドブルが2025年シーズンに向けてマックス・フェルスタッペンのチームメイトを変更することを検討していることが示されている。この決断を下すためにレッドブルがどのような選択をするかは、F1ファンにとっても、関係者にとっても非常に注目されるポイントであり、次のシーズンの行方を左右する大きな要素となる。 三つ巴のシート争い 現在、レッドブルのシートをめぐる争いには、3人のドライバーが関わっている。契約が残るセルジオ・ペレス、若手のフランコ・コラピント、そしてリ

僕たちは大人だよ!?下着もアクセサリーも自由に選ばせてよ!〜まさかのテーマでバトるF1ドライバーと FIA〜🩲💍🗣️

2024年11月、GPDA (Grand Prix Drivers' Association、F1ドライバーとリザーブドライバーが全員参加する組合のようなグループ)が発表した、とある声明が話題になりました。 趣旨としては、記者会見で「汚い言葉」を使ったフェルスタッペンへ、罰を与えたFIA(国際自動車連盟)に対し、過去の規制や制裁も含め過剰であると批判するものです。 なんだか高校の生徒会VS教師陣のような争い?が世界最高峰のモータースポーツであるF1の現場で繰り広げられたこと

F1ざっくり解説:F1関連ニュースまとめ(2024年10月)

本日も読んでいただきありがとうございます‼️ そして初めての方、通りすがりの方、遊びに来ていただいてありがとうございます‼️ 先週はF1グランプリの開催がありませんでしたので、直近までのF1関連のニュースをピックアップしてご紹介したいと思います。 逆にちょっとレースが立て続けに開催されたため、ニュースの鮮度が悪いものもあるかもしれませんがご容赦ください。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 それではいってみましょう! ルノーF1終焉!アルピーヌはメルセデスP

豪雨の間にバラされた!人気者たちの素顔〜F1ブラジルGP〜

ブラジルGPのMVPはサンパウロの雨! 降り止まぬ雨によりクラッシュ続出、番狂せな決勝…等々イレギュラーな展開が満載となった週末ですが、、、 本来土曜日に行われるはずだった予選も、その雨により開催時間遅延のアナウンスが何度も流れ、結局土曜日開催は断念、翌日日曜日に延期となったのでした。 そんな幻の土曜日予選、全員雨宿り中の手持ち無沙汰な生放送で、そろそろ飽きてきた視聴者にF1側が選手やチームボスたちの知られざる?素顔を教えてくれたのです。 こっそりアイスを食べる楽しみが

F1ざっくり解説:サンパウロ・グランプリ振り返り

本日も読んでいただきありがとうございます‼️ サンパウロ・グランプリが終了しましたので、ざっくりと結果を振り返ってみたいと思います。 今回も「日本」をキーワードに見ていきたいと思います。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 それでは行ってみましょう! サンパウロ・グランプリ サンパウロ・グランプリは、サンパウロ郊外にあるインテルラゴスサーキットで行われるF1グランプリです。 以前はブラジル・グランプリと呼ばれていましたが、2021年から主催者の変更によりブ

珍しく!?喜び爆発フェルスタッペン!波乱のF1ブラジルGP🇧🇷🏎️

先の読めない雨模様に、ドライバーからファンまで関わる全ての人が振り回されたF1サンパウロGP。 混沌としたレースを制したのは王者フェルスタッペン、久しぶりの優勝となりました。 今回は、彼の躍進を軸にカオスな週末を振り返っていきます。 こんな笑顔もできるのね!子どものように喜ぶフェルスタッペンまずはご覧ください、この笑顔!マジで嬉しそう!笑 昨年〜今年の前半までは、1位が当たり前、引き続き優勝を重ねるべく尽力するのみ、とでも言いたげな余裕の笑みを浮かべていたフェルスタッペン。

雨中の賭け:角田裕毅が選んだピット戦略の是非

ブラジルGPの大雨の中、角田裕毅のピットイン判断はレースの流れを大きく変えた。このタイヤ交換の是非について考察してみたい。 スタートから降り続いた雨は、28周目から29周目にかけてさらに悪化した。サーキットを襲った猛烈な雨は一時的とはいえ非常に激しいもので、コーナーは川のようになり、路面は瞬く間に水浸しとなった。まるで海の中を走っているかのような状態で、多くのドライバーたちがウェットタイヤへの交換か、レースの赤旗中断を訴えた。しかし、ほとんどのチームはこの雨が4〜5分しか続

アルピーヌ、ブラジルGPで驚異のダブル表彰台!結果を引き寄せた戦略と巧みなドライビング

アルピーヌはブラジルGPでエステバン・オコンが2位、ピエール・ガスリーが3位という予想外のダブル表彰台を達成し、コンストラクターズチャンピオンシップで3つ順位を上げて6位に浮上しました。しかし、今年これまでの最高位が9位だったチームとドライバーが、どのようにしてこの結果を達成したのでしょうか? 日曜のグランプリは全体を通してウェットコンディションで行われ、インターミディエイトまたはフルウェットタイヤのみが使用されました。最初のスティントでオコンは4位を維持しましたが、角田裕

期待と失望が交錯した一日:レーシングブルズのブラジルGP

レーシングブルズにとって、ブラジルGPはまさに天国と地獄のような一日となった。角田裕毅とリアム・ローソンが予選で素晴らしい走りを見せ、それぞれ3番手と5番手スタートを獲得したことで期待が高まったが、レースでは不運な出来事が幾つも彼らの前に立ちはだかった。 角田は予選で自己最高の結果を出し、スタートから第1スティントまで安定した走りを見せていた。しかし、天候が急変し、雨が強まる中でのピットインの判断が彼のレースを左右した。フルウェットタイヤへの交換は一時的に正しい選択のように

フェルスタッペンの逆襲とアルピーヌ 驚異のダブル表彰台:波乱のブラジルGP総評

ブラジルGPの決勝レースは、まさに波乱とドラマに満ちた一日となりました。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、予選でQ2の赤旗での脱落とエンジン交換のペナルティにより17位スタートを余儀なくされましたが、見事なドライブでトップまで駆け上がり、6月以来のグランプリ勝利を果たしました。一方、セルジオ・ペレスはスタート直後にスピンし、厳しい展開を強いられました。ポイント圏内まで戻ったものの、最後はハミルトンにも抜かれ、11位でフィニッシュしています。 フェルスタッペンは、スタ

ブラジルGPの苦境とフェラーリの課題:セットアップミスと戦略失敗

フェラーリにとって2024年のブラジルGPは、波乱に満ちた難しいレースとなった。シャルル・ルクレールは予選での6位スタートから一歩前進し5位でフィニッシュしたが、チームには多くの課題が残された。フェラーリのSF-24はウェット路面でのパフォーマンスに苦しみ、さらにチーム戦略も上手く機能しなかった。レース後、ルクレールは自身のセットアップの誤りを率直に認め、残り3戦への期待を語った。 セットアップの裏目とルクレールの後悔 ブラジルGPの週末を通じて、ルクレールは自らが決定し

個人的F1採点表、ブラジルGP

ブラジルGPの個人的採点表です。 完走した人が評価が割と高め、でも上位チームの人はちょっと厳し目になったかもしれません。 AランクA+(10点) フェルスタッペン選手(予選17位、決勝1位) 予選17位ながらも1周目で10位まで上がるゴボウ抜き、赤旗再スタートでの1コーナーの飛び込みなど、圧倒的な存在感を発揮。 久々に嬉しそうなマックス選手のゴール後の動作がみれました。 チャンピオンに向けての大きな1勝、文句なしです。 オコン選手(予選4位、決勝2位) 久々の?予選上位

ペレスVSローソン!ハラハラ展開満載のF1メキシコGP🏎️

日本時間10/28(月)AM5:00-スタートしたF1メキシコGP決勝。 月曜日の朝から早起きしてリアルタイムで観戦したファンの中には、スタート直後から重なる衝撃の展開に寝ぼけ眼が一気に開いた!という方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。 スタートしたかと思えばすぐに発生した角田選手とアルボンのクラッシュ&リタイアによるショックに浸る暇もなく、 ペレスの不可解なスタート位置のミス、サインツの華麗なオーバーテイク、お馴染み?フェルスタッペンとランドの猛烈バトルからのフェ

長かった、でも面白くハラハラしたブラジルGP

雨の影響により、1DAYレースとなったブラジルGP。 多くの波乱があった予選〜決勝を盛り上げてくれたのは角田選手でした! 角田選手、予選TOP3に食い込む!前々日のスプリント予選、前日のスプリントと悪い流れが続いているのかなーと思っていたらQ3で予選3位に食い込む走り! みていて思わず声が出ちゃいました! 決勝も雨絡みならば、スタート一発かますことができれば、トップ走行もあるのではないか!と期待しました。 そして決勝。スタートはオコン選手やローソン選手が迫ってくるも

F1ざっくり解説:メキシコシティグランプリ振り返り

本日も読んでいただきありがとうございます‼️ メキシコシティグランプリが終了しましたので、ざっくりと結果を振り返ってみたいと思います。 今回も「日本」をキーワードに見ていきたいと思います。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 それでは行ってみましょう! メキシコシティグランプリ メキシコシティグランプリは、メキシコ合衆国の首都、メキシコシティ近郊のエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催されるレースです。 2019年以前はメキシコグランプリという呼称だった

インテルラゴスでの難しいパズル:タイヤから見たブラジルGPの行方

F1サンパウログランプリは、アメリカ大陸での連続開催の最終レースとして注目を集めています。オースティン、メキシコシティに続き、インテルラゴスでのレースは新たな舗装が施されたサーキットで行われることが大きなポイントです。この新たなアスファルトとピレリが持ち込む柔らかいコンパウンドの組み合わせが、レースの行方を大きく左右するでしょう。 インテルラゴスサーキットは全長4.309キロ、反時計回りのレイアウトで15のターンがあり、縦横のタイヤへの負荷は中から低強度とされています。しか

F1レース参戦400回記念!アロンソ先生の最強マインド❤️‍🔥

今週末はメキシコGP!なんとそのメキシコを持ってフェルナンド・アロンソがF1レーススタート400回目を迎えるそうで…(なんてこった) F1公式のPodocast・Youtube(番組内容は同一)でのインタビューを聞いてみました! アロンソ節炸裂!今回は筆者のハートに刺さりまくった名言とともにご紹介します。(日本語訳は全て筆者の思うままの意訳です) Youtubeリンク↓ https://youtu.be/BMki0medimg?si=deJf69ILfLIXZxhs ライ

レーシングブルズの波乱と光明:RBのブラジルGPスプリント予選

レーシングブルズにとって、ブラジルGPのスプリント予選はまさに波乱に満ちた一日となった。天候と路面状況が変化する中、金曜日のセッションはチームにとって試練の連続だった。特に角田裕毅にとっては厳しい日で、彼の予選は早い段階で終了してしまった。一方で、復帰以来勢いを増しているリアム・ローソンは、チームにとって重要なポイントを狙えるポジションに食い込んだ。 角田は、18位という不本意な結果に終わったが、彼自身のドライビングに大きなミスはなかったという。ただ、マシンのグリップ不足が

ノリスがメキシコGPで2位になった理由:ブレーキ冷却性能の戦略的な差異

メキシコGPでのシャルル・ルクレールとランド・ノリスの順位が入れ替わった要因の背後には、ブレーキ冷却性能の重要性が浮き彫りとなっています。標高の高いメキシコシティのサーキットは、ブレーキシステムへの負荷が大きく、特に薄い空気による冷却効率の低下がブレーキ温度の管理に影響を与える環境です。この独特の環境において、フェラーリとマクラーレンがそれぞれ異なる冷却アプローチを取ったことが、ルクレールとノリスの戦略における分かれ道となりました。 ブレーキ冷却性能の影響 メキシコGPで

厳しい試練のレーシングブルズ:角田とローソンの奮闘と不運_メキシコGPレビュー

メキシコGPの決勝レースは、レーシングブルズにとって波乱に満ちた週末となった。チームの両ドライバー、角田裕毅とリアム・ローソンは、共に厳しい状況に直面し、ポイント獲得の機会を逃す結果に終わった。 まず、角田はスタート直後に不運に見舞われた。アウト側に追い詰められた彼は、避ける余地がないままアルボンと接触し、結果として芝生に飛び出してバリアに激突。無念のリタイアを余儀なくされた。この接触について角田は「スペースが足りなかった。レーシングインシデントだと思う」と振り返り、自身の

フェラーリが1-2を逃した原因は?周回遅れの影響とタイヤ管理の真実

メキシコGPにおけるシャルル・ルクレールは、フェラーリの1-2フィニッシュを達成することができず、ランド・ノリスが2位を奪う展開となった。その背後には、周回遅れのマシンがもたらした影響が存在していた。フェラーリのフレデリック・バスールは、周回遅れのマシンがルクレールの2位フィニッシュを妨げたと強く批判し、そのドライバーたちを”愚か者”とまで呼んでいるが、果たしてそれは事実なのだろうか?この記事では、その影響を検証し、ルクレールが順位を失った理由について掘り下げていく。 レー

アメリカGPのアップデート競争:レッドブルとマクラーレンの挑戦と限界

アメリカGPでのレッドブルとマクラーレンのアップデート競争は、どちらも決して成功とは言えない結果に終わった。序盤から両チームは異なる方向性で新しいパーツを投入し、その成果をコース上で試みたが、最終的にはどちらもフェラーリの牙城を崩すには至らなかった。獲得したポイントではレッドブルがわずかに上回ったが、実際にはフェラーリが最も強力なパフォーマンスを見せた週末となった。 レッドブルの挑戦と課題 レッドブルはRB20にフロアとサイドポッドの改良を施し、シングルラップの競争力を取

サインツ圧勝とノリス奮闘、フェルスタッペン苦戦の一日:メキシコGP 総評

メキシコシティの熱狂的なファンが見守る中、F1メキシコGPは劇的な展開を迎え、フェラーリのカルロス・サインツが冷静な走りで今シーズン2勝目を飾りました。フェラーリ、マクラーレン、そしてレッドブルが熾烈な戦いを繰り広げる中、勝利の栄光を手にしたのはスペインのドライバーでした。一方、レッドブルにとっては失望のレースとなり、タイトル争いに新たな緊張感が生まれました。 サインツの冷静な勝利とフェラーリの躍進 スタート直後、カルロス・サインツはターン1で一度リードを失いましたが、巧

技術革新の時代における「人を育てる」重要性:感情と成長を支える舞台

現代社会では、技術の進化が驚異的な速度で進んでいます。AI、ロボット、そして自動化技術が日常生活やビジネスのあらゆる側面に浸透し、かつて人の手で行っていた作業が機械によって効率化される世界になりました。 しかし、どんなに技術が進歩しても、その技術を使いこなし、創造力を発揮するのは「人」です。そして、技術を効果的に活用し、発展させるためには、「人を育てる」ことが不可欠です。 トヨタとハースF1のパートナーシップにおける「人を育てたい」という言葉が、その重要性を象徴しています

F1ざっくり解説:アメリカグランプリ振り返り

本日も読んでいただきありがとうございます‼️ アメリカグランプリが終了しましたので、ざっくりと結果を振り返ってみたいと思います。 今回も「日本」をキーワードに見ていきたいと思います。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 それでは行ってみましょう! アメリカグランプリ アメリカで、1959年から断続的に行われているF1選手権です。2012年からテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズというサーキットで開催されています。 日本のエンジン 前回

日本人ドライバーとメキシコGPの相性の悪さ

南米大陸3連戦の2戦目、メキシコGPは、フェラーリが先週から2連勝。 少々予想外の結果にはなりました。 そしてホンダドライバーはマックス選手がかろうじて入賞しただけ。 なんか相性悪いのかなあ。 どうも相性が悪い?日本人ドライバーとメキシコ私は90年からF1を見始めたのですが、メキシコGPと日本人ドライバーはどうも相性が悪い。 90年は中島選手と亜久里選手がなんと接触、リタイア。 92年は亜久里選手がなんと予選落ち。右京選手は完走したけど食あたりがあり、ゴール後ヘロ

角田とローソンが示したメキシコGPでの輝き: レーシングブルズの好調な金曜日

レーシングブルズにとって、メキシコGPの金曜日は期待を超える素晴らしいスタートとなった。特に角田裕毅のパフォーマンスが光り、FP1とFP2の両セッションで3位という好結果を収めたことは、今週末の彼の挑戦に大きな期待を抱かせるものだった。初回セッションでRBのマシンが見せたパフォーマンスは、他チームと比べても際立っており、角田とリアム・ローソンの安定感が印象的だった。 角田はFP1で1:18.699のタイムをマークし、3位でフィニッシュ。その後のFP2でも1:17.878で再

フェラーリのサインツ、メキシコGPで見事なポール奪取!:メキシコGP 予選レビュー

メキシコGP予選は、各チームのドライバーたちがそれぞれの強みと課題を露わにした波乱の展開となりました。特にフェラーリのカルロス・サインツは、低グリップの路面で持ち前のスキルを活かし、見事ポールポジションを獲得しました。彼はスムーズオペレーターと呼ばれ、滑りやすい路面に強いとされています。このスキルが今回の予選で大きなアドバンテージとなり、特にQ3での2回のアタックはどちらもポールにふさわしいタイムでした。インタビューでは、「今日の走りはとても楽しかった。特にQ3の最後の2周は

目が覚めた!見どころ満載のF1アメリカGP🇺🇸🏎️

タイトルに、目が覚めた!と書いておきながら絶賛寝不足中の筆者です。 待ちに待った3週間ぶりのGP、なんとアメリカ大陸にて3連戦とのことで日本在住の身としては辛い週末が続きます。笑 とはいえ今回のアメリカGPは午前3:30起きでも目が覚める怒涛の展開となりました。 今回は筆者の主観で、目が覚めるほど感情を揺さぶられた場面をピックアップします! どこから来たの?スタートでトップを手にしたルクレールスタート直後、波乱のバトルを優雅に制したのはフェラーリのルクレール。4位からスター

脅威の逆転劇:ローソンが角田を逆転した理由

アメリカGPでのレーシングブルズの戦略とレース展開は、多くのファンにとって興味深いものでした。特に注目すべきは、最後尾のグリッドからスタートしたリアム・ローソンが、チームメイトの角田裕毅を上回り、最終的にポイントを獲得したことです。なぜこのような結果になったのでしょうか?この記事では、その理由を探ります。 明暗を分けたスタートタイヤの違い まず、レースのスタートタイヤ戦略が二人の運命を大きく分けました。ローソンはパワーユニット(PU)交換によるペナルティで後方スタートを余

社員インタビュー|仕事と趣味を両立!スキーとF1を愛するエンジニアの至高のリフレッシュ法

こんにちは! アイキューブドシステムズの広報担当です。 皆さんは、仕事終わりの時間や、週末をどのように過ごされていますか? アイキューブドシステムズでは、社員一人ひとりのライフスタイルや個性を尊重し、仕事もプライベートも共に充実させることを大切にしています。この社員インタビュー企画では、社員の仕事以外の時間の使い方や、週末の過ごし方を通じて、当社で活躍する魅力的な社員たちをご紹介します。 この記事を通して、当社の雰囲気や働く環境を少しでも知っていただければ嬉しいです!

ルクレールとサインツが見せたフェラーリの復活劇:アメリカGP総括

フェラーリの完璧な週末:アメリカGPでの1-2フィニッシュ フェラーリが再びその力を見せつけた。アメリカGPの決勝レースで、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツは揃って素晴らしいスタートを切り、フェラーリにとって今季2回目となる1-2フィニッシュを成し遂げた。ルクレールはターン1でマックス・フェルスタッペンとランド・ノリスがコース外に膨らんだ隙を逃さず、リードを奪取。そこからはタイヤを巧みに管理しながらレースをリードし、シーズン3勝目を挙げた。一方、サインツもレッドブル

リアム・ローソン、驚異の9位入賞、角田無念の14位:レーシングブルズのアメリカGPを振り返る

アメリカGPでのレーシングブルズの挑戦は、様々な局面で興味深い展開を見せた。特に、リアム・ローソンの9位入賞は、チームにとって大きな成果となった。一方で、角田裕毅のレースは厳しいものとなり、結果的に14位に終わったが、それでも多くの教訓を得た週末だった。 リアム・ローソンにとって、今回のレースは予想を超える成功だったと語っている。彼は「正直言って、こんなに良いレースになるとは思わなかった。オープニングラップではあらゆる小さな隙間を見つけて順位を上げることができた」と振り返り

レーシングブルズ、角田とローソンが見せた前進の兆し:アメリカGP スプリントと予選レビュー

レーシングブルズは今回のスプリントと予選で、多くの課題と成果を経験しました。チームとしては新しいセットアップと改善を試み、データを集めながら次なるステップに進む努力を続けています。今回は角田裕毅とリアム・ローソンという2人のドライバーが異なる役割とアプローチで挑み、それぞれの走行がチーム全体の戦略にどのように貢献したのかが注目されます。 スプリントレースでは角田裕毅がスタートから力強い走りを見せ、ポジションを上げてポイント圏内を維持する場面もありました。しかし、レース中盤に

ハースとトヨタの技術提携:その光と影

ハースとトヨタの技術提携は、F1界において大きな注目を集めている。この提携がハースのパフォーマンス向上に寄与することを期待する声がある一方で、複数の懸念点も浮上している。このコラムではハースとトヨタの新たな協力体制が抱える可能性と課題について考えてみたい。 まず、今回の提携により、トヨタ・ガズー・レーシング(TGR)がハースに提供する「設計、技術、製造サービス」は、間違いなくチームにとってプラスとなる可能性が高い。TGRの欧州本部はドイツのケルンにあり、その最先端の設備はか

激闘のアメリカGP スプリントと予選レビュー:逆襲のフェルスタッペンと完璧なノリス

F1アメリカGPは、スプリントレースと予選の両方で数々のドラマを見せた。マクラーレン、レッドブル、フェラーリ、メルセデスといったトップチームたちが、それぞれの強みと弱みを持ち寄り、競り合いを繰り広げた。コース・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)の週末は、各チームにとって非常に重要な一戦となった。 マクラーレンの挑戦とノリスの活躍 ランド・ノリスはスプリントレースでの素晴らしいスタートにより、4位から2位まで順位を上げ、最初の数周でその位置を守り抜いた。しかし、後半になるとタ

風洞の老朽化が競争力に影響:レッドブルの直面する現実

レッドブルの風洞問題がもたらす影響 レッドブルが近年抱える問題のひとつに、風洞施設の古さがある。このことは、特に今シーズンのパフォーマンスの低迷に大きく影響している。レッドブルは以前からCFD(数値流体力学)や風洞実験で得られるデータと、実際のサーキットでのデータの間に相関性の欠如があると認めているが、その原因のひとつが、風洞施設の技術的な遅れにある。 ヘルムート・マルコは、この問題について率直に語っている。「うちの風洞は第二次世界大戦直後のものだ。それによる不利がいくつ

奇跡の追い上げ!歴史に刻まれた劇的逆転勝利5選

今日はキミ・ライコネンが日本GPで劇的な逆転勝利を挙げた日から19年目です。F1の歴史では、後方スタートから劇的な逆転勝利を果たしたレースがいくつか存在します。以下に、スタートグリッド10位以下から勝利した代表的な5つのレースを挙げ、振り返ってみます。 1. ニキ・ラウダ - 1984年ポルトガルGP(スタート位置:11位) ニキ・ラウダは1984年の最終戦ポルトガルGPで、マクラーレンのチームメイトであるアラン・プロストとワールドチャンピオンを争っていました。ラウダは予

F1シンガポールGP🇸🇬現地観戦ガイド🏎️

こんにちは!しばらく連載していたシンガポール観戦記、せっかくなので宿や移動手段、チケットの手配方法や現地での動き方なども紹介してみたいと思います! 網羅的にズラーっと書くので、ぜひ目次も参考に飛んでみてください。 ※全て2024年9月時点の情報です。 旅のコンセプト:レース満喫×節約×安全まずは前提として…今回の海外観戦はチケットに少しお金をかける分、他はできるだけ節約、ただし安全第一、という方針を取りました。 帰国後振り返ってみると、当初の目標通り、レース・節約・安全のバ

ダニエル・リカルドのF1離脱:マクラーレンでの苦戦の理由

ダニエル・リカルドがF1で見せたキャリアは、輝かしい瞬間とともに大きな挫折も抱えるものだった。特にその終焉は、彼のファンやF1ファン全体にとって衝撃的であり、また複雑な感情を呼び起こした。 マクラーレンでの苦闘と評価の低迷 リカルドのキャリアが決定的に傾いたのは、2021年から在籍したマクラーレンでの失敗だった。彼が加入した当初、リカルドは以前のチームであるルノー(現アルピーヌ)で表彰台に立ち、優れたパフォーマンスを見せていたことから、多くの期待が寄せられていた。しかし、

ジョック・クリアが語る、ルクレールの才能とチャンピオンの条件

シャルル・ルクレールは、フェラーリの未来を担うドライバーとして、その輝かしい才能を証明してきた。彼の成長は、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのディレクターであるジョック・クリアからも高く評価されている。クリアは、「シャルルにはワールドチャンピオンになるための全ての素質がある」と明言し、その才能を称賛しているが、フェラーリが彼にふさわしいマシンを提供できるかどうかが、今後のカギになると語っている。 予選での無類の速さ シャルル・ルクレールが予選で見せる圧倒的な速さは、F1

F1小噺【サスペンションの取り付け方法】

今ではあまり話に上がらないフロントサスペンションの「取り付け方法」について、今回はお話しましょう。なんで話題にならないかって言うと、サスペンションの取り付け方法は、ほぼ完成してしまったからなんですね。 って言ってもレギュレーションが変わればサスペンションへの要求なんかも当然変わるんで、影響はあるんですが、取り付け方法をガッツリ変更するってのはしばらく起きていません。 F1のサスペンションの特徴 is 何? F1のサスペンションはダブルウィッシュボーン式を採用しています。メ

レッドブル 黄金時代の終わりの始まり:新たな挑戦に直面する最強チーム

2023年、マックス・フェルスタッペンとレッドブルはF1界で歴史に残る快挙を成し遂げました。フェルスタッペンは22戦中19勝という驚異的な記録を打ち立て、ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルの両方を圧倒的な差で手にしました。唯一の敗北はシンガポールGPで、レッドブルにとって2023年シーズンはまさに理想的なものでした。しかし、シーズン終了後に訪れた冬の静けさは長続きせず、2024年シーズン序盤からチーム内外に不穏な空気が漂い始めました。 チーム内の不協和音とホー

F1小噺【初見で察するクソパーツ①】

F1チームはタイム短縮のためなら何でもします。アッと驚くソリューションだったり、機能美を有するパーツなど様々です。 今回はタイトルにある通り「本当に効果あるん?」と思えるようなパーツを紹介しましょう。そして不思議な事に「これは失敗だろ」と直感で感じるのは偶然ではないハズです。 なので、ここに挙るパーツは単年の使用で翌年には綺麗サッパリ無くなる物が多いです。 2017年 シャークフィン + Tウィング 白く大きいパネル、これがシャークフィンです。直訳すると「鮫の背鰭」で、そ