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良いnote

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個人的に、とても個人的に、いいな、と思ったnoteを集めるマガジン。
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#ビジネス

これから重要になる "バズらない力"

昨日、NewsPicksで佐渡島さんのコミュニティに関する記事がアップされていました。 この記事の中で特に印象的だったのが「大ヒットしないように気をつける」という話。 私自身、最近あえてバズらない力について考えていたところだったので、自分の考えている方向は間違っていないのだという確信が得られた記事でもありました。 これに関してはNewsPicks上でコメントした後に連続ツイートもしたのですが、瞬間風速的な盛り上がりは自分のステージを上げるという意味で1、2回くらいは必要

パタゴニアが提示する「未来への羅針盤」

Coyoteという雑誌があります。Switchという雑誌と同じ会社が出版している雑誌で、旅をテーマにしたエッセイやインタビューを掲載しているのですが、No49の特集はパタゴニアでした。パタゴニアは、今年創業40週年を迎えました。 パタゴニアという会社は、仕事の合間にサーフィンに行くのもよし、会社を休職して別の仕事や長い度にでるのもよし、といった従業員の自主線を尊重した働き方、自然環境に配慮し、長く使ってもらうことに主眼をおいた製品づくり、自然環境を維持するための様々な支援活

BASE:上場、コロナ、そして大型ファイナンス

TAKA(@Murakami_Japan)です。最近、マザーズ上場企業の大型ファイナンスが増えてきている。一連のトレンドについては、どこかで触れたいと思うが、今日発表されたBASEの資金調達について筆を取ってみたい。 ほんの1年足らずで、上場、コロナ、そしてこの大型ファイナンスの実行である。ホップ・ステップ・ジャンプ、という言葉がまさにフィットするように事業面でも資本政策面でも一気にステージを引き上げることに成功している。 今回私が注目したのは、大きく3点ある。それぞれの

「特定のチャネルで1番になる」ことのメリット

何か新しいことを広めたいと思った時に「特定チャネルで1番になる」戦略を考えてみてください。 これは、シンプルに実行しやすく、立ち上げ期やスモールブランドにはおすすめです。 特定のチャネルとは、オンラインであればSNSや特定のモール、オフラインであれば特定の売場のことです。 noteで有名な○○ Twitterで有名な○○ ドラッグストアで見かける○○ etc このブランドといえば「このプラットフォームで有名な〇〇だよね」と想起されることは、一つの生き残り戦略だと考えて

修羅場をくぐれなかったのは「メンタル弱かった」んじゃなくて、覚悟が足りず、戦略を考え抜いていなかったから

修羅場とは、事態のコントロールが自分の手から離れはじめ、他人の思惑や損得、保身、感情などに翻弄され、自分が追い詰められる状態を指す。修羅場では論理性の力(正しいか正しくないか) が減殺され、感情の力(好きか嫌いか) が増大する。つまり、修羅場の 原因 の多くは戦略系だが、その苦しさを 増幅 させるのは人間系、政治系の動きだ。 この一文は、「修羅場」に対する解像度を高め、打開へのヒントを与えてくれる。 確かに、あの苦しさは、人間系、政治系の「感情」によるもの。だけど、その原

オンラインサロンに入って半年以上たったので、コミュニティ設計を考えてみた

僕は現在いくつかのオンラインサロンやコミュニティに所属しています。もともと所属意識や帰属意識も低いし、誰かに傾倒して心酔したりもせず、基本的にうまい話は疑ってかかるクチなのですが、職務上で役立ちそうなところに勉強の意味で入っています。 で、ちょっとそろそろ入って1年近くたつところもあるので、ここで一回整理をすることに。いくつかのコミュニティは退会し、数個だけ残して一新することにしました。 コレ、理由はすごく単純で「関わりを持てる時間には限度がある」ということと、コミュニテ

インプットでもアウトプットでもなく「世界をどう見るか」を磨け

学生時代に貧乏旅行でヨーロッパを回っていたとき、お金がないけど時間は有り余っていたので、よく美術館に行っていた。最初は、とりわけ絵が好きなわけではなかった。 そんなある日。ウィーン滞在中のことだ。ユースホステルで仲良くなったオランダ人のおじいちゃん、ステファンと一緒に近代美術館に行くことになった。ウィーンには聖ステファン大聖堂という寺院があり、使徒行伝の聖ステファノは私の好きな聖人だった。なんだか奇跡を感じる縁だ。そう言うとステファンは上気した。 鑑賞を始めてすぐ気付い

デザインの筋トレ〜物事を見通す4段階、視察→観察→考察→洞察〜

#観察スケッチ の人たちでも挫折組や復帰組がちらほら出つつ、途中休憩しながらもきちんと続いている人もいたりで見ていてとてもおもしろいです。 実は観察スケッチ自体は特にすごく新しい手法ではなくて、10年以上前に師匠から習った手法をちょっと現代風にリファインしただけです。歴史上でもレオナルド・ダヴィンチが取り組んでいたスケッチブックが現存していたり、ある種のクリエーターはみんな無意識にやっているはず。 とはいえ、まだまだ全体的にプロダクトスケッチ(人工物)に寄っている印象もあ

#観察スケッチ の超優秀な参考作例と、観察の対象を広げる方法

#観察スケッチ が流行ったおかげで企業さんからもいくつかお声がけいただけたりしていて嬉しいのですが、先日MdN公式さんが観察スケッチの記事を書いてくれました。(ちなみに特に取材とかはされておりませんので未承諾ですがリンク貼ってくれているしオールOKです。) こうして観察スケッチがちょっとしたコミュニティになるくらいに盛り上がってきたので、SNSで観察スケッチをあげてくださった方と話したりもしています。 で、肝心の僕のスケッチは全然アップしないのは何でか?と思われているよう

つい読んでしまう文章とは?文章力はインプットとアウトプットの掛け算なのかもしれない説

昨日の続きで、うまいと思う文章を書く人にある秘訣がなにかを探ってみよう。 まず、僕が思う文章がうまい人をいくつかあげておく。 前提としてこのnoteの運用上で役立つヒントが欲しいので、SNSで発信している人であり、基本的には小説家やエッセイストというよりはもう少し目指しやすく親しみやすさを感じるコピーライターさんなどに狙いを絞っている。 ほぼ日の糸井重里さん cakes連載のBarBossa林さん バトンズの古賀さん 最所さん 桜林さん ズラリとnote内イン

noteでの声の届かせ方を分析してみた(基本編)

まだ色々と試しているし、プラットフォーム側も過渡期で試行錯誤中みたいなので、今後ランキングなりオススメのピックアップなりのやり方はバンバン変わると思う。 でも、noteで色々と書いている人にも承認欲求や射幸心はあるだろうから、やはりスキがついたりフォロワーが増えるのは嬉しいハズ。 僕だって去年登録して今年の3月までは1年で数記事、フォロワー3人とかだった。言い訳だけどSNS運用にさく気力も時間もなかった。 3月に35歳の誕生日を迎えて、思うところあって誕生日から毎日書く