マガジンのカバー画像

良いnote

274
個人的に、とても個人的に、いいな、と思ったnoteを集めるマガジン。
運営しているクリエイター

2022年2月の記事一覧

「詩」というもの/谷川俊太郎

 僕が小学校に行ってた頃ね、日本は戦争してたでしょ、戦地の兵隊さんに手紙を書きましょうなんて宿題が出るわけ、僕は何書いていいかわからないんだ、母にそう言うと、自分のことを書けばいいのよと言われる、そこでまた困っちゃうんだ、自分のことって何書けばいいのって言うと、遊んだことでも、勉強したことでもなんでもいいのよと母は言う、そうすると頭に浮かぶのは、朝起きて顔を洗って朝ごはんを食べてみたいなこと、子供心にも全然面白くない、いやいや鉛筆でひらがなと漢字を書いていた。  今考えると

わかりやすさとは、相手の知らないことを相手の知ってる言葉だけで説明すること

今後いろいろ使えそうなので書いておく! 最初にまとめ・「相手の知らないこと」を「相手の知ってる言葉」だけで説明すると、わかりやすい。 ・それができるためには?学ぶときに「自分の知らないこと」を「自分の知っている言葉」だけで説明できるまで頑張るとよい。これをやってる人と、やってない人がいる。 ・多くの人に一度に説明するときは、「全員が知らないこと」を「全員が知っている言葉」だけで説明できるのがベスト。ものすごい難しい! 「相手の知らないこと」を「相手の知ってる言葉」だけで説

不動産屋のお姉さんに推されて

推すことはあっても誰かに「推しです」と言われる日が来るとは思わなかった。 しかもそれが不動産屋のお姉さんだなんて。 「恋人と一緒に暮らしている」 そう言うと大抵「じゃあもう結婚だねえ」と言われてきました。同棲の期間は1年、また1年と続いて、3年経つ頃には「ここはまだ結婚しないでしょ」に変わってきました。笑いながら言われて「そうだねえ」ってへらっとしながら返して。だけど、へらっとしながら心はもやっとしていました。気にすることもないんだろうけど、なんとなく引っかかって。こういう

ブロックチェーンが"人類の進化を加速させる" - プロに聞いた仮想通貨やNFT、Web3.0やメタバースの熱量と本質論

ブロックチェーンや仮想通貨が話題になってから年月が経ち、2021年にはNFTが盛り上がりをみせ、2022年になってからはWeb3.0が叫ばれるようになった。 一般的な情報収集としてWeb3.0やNFTについて調べてみても、実のところ私の頭ではよくわからなかった。というよりも、識者それぞれが別のことを言っていたり、ポジショントークが中心であったり、はたまた私でもわかるレベルで無知なことを言っていたり、何が正しいのか全くわからない記事や書籍が目立っていたからだ。 とはいえ何か

「笑える革命」に、関わっていきたい。

3月23日に、「注文をまちがえる料理店」や「deleteC」などの企画で知られる小国士朗さんの書籍が光文社から発売される。タイトルは『笑える革命』。今日は、この書籍のAmazon予約が開始される日だ。 小国さんの手掛けるプロジェクトは、「注文をまちがえる料理店」は認知症、「deleteC」はがん、その他の企画ではジェンダー、戦争などのテーマを扱っていて(もちろん社会課題以外のテーマもある)、それらはいずれも「今まで触れようとしてこなかったテーマが、急に自分ごととして思える」

できることと自分らしさ、両立させるにはどうしたらいい?

いきなりですが、ある男性とある女性を紹介します。 ある男性あるところに、50代の男性がいました。 病名は大腸がん。 奥様とお子さん2人の4人暮らし。 中身は、典型的な昭和の猛烈サラリーマン 誰のおかげで飯が食えると思ってんだ!とか言っちゃうような。 高学歴高経歴で、現職でもそれなりのポスト 治療が終わったらすぐに仕事復帰する予定でした。 手術は成功。 ただ、術後の経過は不良。 術前、あれほど指摘されていた喫煙を辞められなかったことが理由なのか呼吸状態がイマイチ。くわ