Kaz / 食輸出

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「分かりにくい輸出情報を分かりやすく」 /『日本食輸出をより良くする』ために活動中 /日本・東南アジア・ヨーロッパ・アメリカへの日本食輸出7年以上 /海外赴任を通じて、海外新規事業遂行・海外営業戦略立案〜実行・各国輸出規制調査・輸出商品開発なども実施

最近の記事

台湾 食品スーパーランキング

こんにちは、Kazです! 先日台湾に行ってきましたので、台湾での台湾のスーパーの様子や日本食事情ついて気づいたことを、いくつかの記事に分けて書いていきます。 今回は、まず前提となる「台湾のスーパーってどこがメインなの?」ということをお伝えしていこうと思います! 台湾のポジション 本題に入る前に… 今回台湾に行った理由の1つは、「台湾は日本の食輸出にとって大切な存在だから」です。 以前、こちらの記事でもお伝えをしていますが、 日本食品の国別輸出額では、台湾は2012

    • 『普通の輸出』と『越境』の違い

      こんにちは、Kazです! 色々な方とお話をしていて(輸出に携わる方々も含めて)、意外と「『越境』って何ですか…?」「『越境』って『普通の輸出』と違うんですか?」となる事が多く、その度に違いを説明しています… 既に『越境』で大きく稼いでいる企業が沢山あるにも関わらず、まだ「越境って何?」「聞いたことはあるけど、よくは知らないなぁ」という状態の企業が多いのも現状。 知っていれば事業を大きく伸ばせる可能性がありながら、『知らない』というだけで可能性を潰してしまっているのは非常

      • 香港 水産物輸入規制の解説を公開

        こんにちは、Kazです! 昨日下の記事を紹介しましたが、香港政府がこの規制に対して一部開設のようなものを発表していましたので、皆様に共有しておこうと思います。 詳細は下のURLに記載されているのですが、簡単に必要そうな部分だけかいつまんで紹介しようと思います。 ◆質問:「水産物」にはどのような食品が含まれるのか? ▼回答 水産物とは、魚、貝、両生類、その他あらゆる形態の水生生物を意味する。この定義は、淡水、海水、海水など、生育環境や水産養殖環境に関係なく、すべての水

        • 中国・香港 日本の水産物輸入規制か

          こんにちは、Kazです! 放射性物質の件で、あっちの国ではOK、こっちの国ではNGなど、世界格好で対応が様々分かれてきていますね… さて、本題に入る前に一つ前置きで… 先日下記の記事で紹介しましたが、EUが日本食の輸入規制を撤廃しました。 撤廃の1つの理由は、2011年の大地震の際に発生した原発事故を受けて放射性物質が放出されましたが、12年という時を経て、科学的根拠に基づいて「そろそろ大丈夫ではないか」という事で放射性物質の検査証明書が不要になるなどの動きがありまし

        台湾 食品スーパーランキング

          イギリス TPP加盟へ 食品輸出への影響は?

          こんにちは、Kazです! 本日2023年7月16日に、英国のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への加入を正式に承認されたことを受け、イギリスがTPPに加盟したことによって、日本からの食品輸出にどんな影響がありそうなのか、簡単に書いていこうと思います。 イギリス加入によるTPP経済圏の変化 本題に入る前に余談ですが、イギリスは、2020年1月31日にEUを離脱(通称:ブレグジット)しました。 EUが採用している制度から実質離れることになりましたので、輸出入の制度もE

          イギリス TPP加盟へ 食品輸出への影響は?

          *決定 EU 日本食の輸入規制撤廃へ

          こんにちは、Kazです! *今回も速報となり、簡単な記事となります。 先日「EUが日本食の輸入規制の一部条件を撤廃するかも??」という記事を紹介しましたが、昨日(2023年7月13日)正式に撤廃が決まったというニュースが出ました。 この規制撤廃を噛み砕いて説明したものは上の記事に書いてありますので、もしご存知ない方は、よければご覧ください! *もし、もっと詳しく現在の規制情報を確認されたい方は、下記のリンクをチェックしてみてください! この規制は、2011 年に導入

          *決定 EU 日本食の輸入規制撤廃へ

          食品輸出商社のメリット・デメリット

          こんにちは、Kazです! ほとんどの企業様が輸出をする際に、『商社』を通して輸出するかどうか、ご検討されるでしょう。 当然ですが、商社を利用される際にも『メリット』『デメリット』があります。 7年以上食輸出に携わってきて、商社様との関係で伸びていっている企業や、苦しんでいる企業をいくつも見てきました。 特に、「これから輸出しようと思っているけど、とりあえず商社にお願いしてみようか」という企業様に把握して頂きたいなぁと思う事があります。 ということで、今回は『商社のメ

          食品輸出商社のメリット・デメリット

          EU 日本食の輸入規制撤廃へ

          こんにちは、Kazです! 今日は「EUが日本食の輸入規制の一部条件を撤廃するかも??」というニュースが出ましたので、簡単な解説と補足をしようと思います。 ヨーロッパ向けに輸出している企業様にとっては重要な情報になるかもしれませんので、要注目です! *後日、輸入規制の撤廃が決定し、その詳細は下の記事でまとめていますので、気になる方はこちらをご覧ください まず「『一部条件の撤廃』って具体的にどんな条件を撤廃するの?」という点に疑問を持たれるでしょう。 今回報道されている

          EU 日本食の輸入規制撤廃へ

          Krogerが見る2023年食トレンド(アメリカ)

          こんにちは、Kazです! 2023年も半分が過ぎましたが、今回は「2023年のアメリカの食トレンドはどんな予想がされているのか?」ということを『Kroger』という米国最大手の小売店が発表していますので、そちらを紹介しようと思います。(半分答え合わせ感覚ですね) アメリカ向けに食品を輸出されている方々は知っていて損はないと思います! では、早速いきましょう〜、 『Kroger』とは? 米国向けに食品を輸出されている方はご存知の方も多いと思いますが、「Krogerって

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          世界の食アレルゲン

          こんにちは、Kazです! 先日、ある方と輸出のお話をしていて、「日本のアレルゲンと世界のアレルゲンって何が違うのか?」という話になり、確かにあんまり比較して把握したことがなかったなぁと気づきました。 知っていて損はないなぁと思いましたので、まとめていこうと思います! アレルゲンは国ごとに指定品目が違うので、今回は『日本から食品を輸出しているメインの国』に絞って紹介していきます! ちなみに、これから紹介していく国は、日本を除き、2022年の日本からの食輸出先国ランキング

          世界の食アレルゲン

          米国での日本食のリコールが増加中

          こんにちは、Kazです! 今回はアメリカに食品輸出をしている方は気にしておいた方がいいかも、という情報をお届けしたいと思います。 『リコール』という言葉は、事業を進める上でできるだけ聞きたくないですよね… でもリコール状況を把握しておくことは、事業を行う上で結構大切な情報だと思ってます。 なぜかと言うと、実務者の方々はよく分かっているかもしれませんが、輸出に100%絶対安心、と言えるケースはかなり少ないからです。 原材料・原材料の使用割合・包材・ラベル表記・残留農薬

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          ついに!農水省の輸出規制チェックサイトが公開

          こんにちは、Kazです! 食品輸出に関わる人は、いつも「この食品を輸出するときに、現地国側での規制はないのだろうか?」と色々な調査をされていることでしょう… こんなに時代は進んでいるのに、食品の輸出入規制を調査するのにはとっても時間がかかります。 例えば、「ドイツに、このお菓子を輸出したいんだけど、このお菓子に含まれる原材料は全てドイツに輸出しても大丈夫なものなの?」といった感じで検索し、「この原材料はダメです」「大丈夫です」といった形で結果が出ればいいのに…と多くの方

          ついに!農水省の輸出規制チェックサイトが公開

          ここ10年間の日本の食品輸出の変化

          こんにちは、 Kazです! 今、日本の食品輸出は絶好調のようです。 2021年も過去最高でしたが、2022年の輸出も過去最高を更新して伸び続けています。 ▼過去最高だったが、外部環境は荒れていた… 過去最高の結果ですが、輸出の外部環境はとても荒れていました(他の産業もほとんど同じですが)… 例えば、 原発の放射性物質の問題(海外各国が日本食品の輸入を規制) 新型コロナウイルスの蔓延(世界各国の経済が停滞) ロシア・ウクライナの関係を通じたエネルギー問題(輸出時の

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