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生米からつくる「ムール貝粥」のレシピ

たぶんこのおかゆはお店では出せないと思います。

おすすめの食べ方は、ムール貝の貝殻をスプーンにして、おかゆをパクッ。身からこぼれ出て貝殻に溜まっていた旨味エキスも、おかゆと一緒にいただく「貝殻スプーン式」

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旨味がじゅわ〜〜〜〜!!!手がべっとべと〜〜!!!笑

剥き身にした方が食べやすいけれど「貝殻スプーン式」のおいしさは……ごく控えめに言って最高です〜…。お店で出すにはワイルドすぎだと思いますが笑、やはり貝は貝殻から直接パクッといただくのが一番美味でございます。

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今回はボイルのムール貝を使用したので、下処理不要の簡単調理。

「殻付き」であればなんでも良いので、冷凍でもOKです。ちなみに、業務スーパーの冷凍「殻付きムール貝」は、500g(約30個)入って、300円以下!コストコでもお安く手に入ると聞きました。

世界的にはホタテよりも消費されているというムール貝。パエリアのおいしさからもわかる通り、お米との相性はお墨付きです。


貝殻をスプーンにして食べる「ムール貝粥」

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生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。

記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!

【 材料 】(2人前)

 ▶︎ 生米      ・・・半合
 ▶︎ 水       ・・・700ml
 ▶︎ 桜えび     ・・・2つまみ
 ▶︎ 黒胡椒     ・・・少々
 ▶︎ ムール貝(ボイル) ・・・10個〜
 ▶︎ 塩       ・・・小さじ1/2
おこのみで
 ▷ パセリ

*生のムール貝が手に入ったら、茹で汁を使用しておかゆを炊きます。(おいしいだろうな〜…!)

【 レシピ 】

①厚手の鍋によく研いだ米、桜えび、黒胡椒、ムール貝、水700mlを入れる。

②鍋を中火にかける。このときフタはしない。
お鍋の温度が上がってきたら、ムール貝をお鍋から取り出す。

③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で弱火に30分かける。

④塩で味をととのえたら、鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。
ムール貝をお鍋に戻し、フタをして10分蒸らす。
お好みでパセリとともに器に盛りつけたら、完成!

【 つくりかた (写真つき)】

ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!

①準備

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水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、桜えび(ふたつまみ)、黒胡椒(少々)、ムール貝、水700mlを入れます

お鍋は土鍋でもOKです!大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、十分な大きさのある土鍋をご用意ください。また、雪平鍋など薄手のものは焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにしてください。

今回は、宮崎製作所ジオの片手鍋18cmを使用しました。

ちなみに、冷凍のムール貝を使用する場合もそのままお鍋に入れてしまってOKです!パッケージに「軽く水洗い後」等と記載のあるものは、パッケージ表記にしたがって下処理を済ませてください。

コンソメなど味の強すぎるものをお出汁にしないのが、おかゆっぽさを維持する秘訣です。桜えびも黒胡椒も煮込むと香りがたち、お米の風味が格段によくなります。ローリエやセロリもおすすめです◎

②中火

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用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません。
中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。しっかりと鍋の中心と火の中心を合わせることで、焦げ付きや加熱のムラを防ぐことができます。

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お鍋の温度が上がってきたら、ムール貝をお鍋から取り出します
すでに火が通っているムール貝をお鍋に入れる理由は、しっかり貝の旨味をお米に吸わせるため。貝類は身にも殻にも旨味をたっぷり持っています。煮込みすぎると身が小さくなってしまうので、一度退場させます。

③弱火

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表面の白い泡がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。

吹きこぼれを防止するためにフタに菜箸をはさんだ状態で、30分間弱火にかけます
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。

④仕上

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30分弱火にかけたら、お塩(小さじ1/2程度)を入れて全体を混ぜて、火を止めますムール貝をおかゆの上に並べます
おかゆ全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。

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10分間、フタをして蒸らします
おかゆの蒸気でムール貝が蒸されてふっくらと仕上がります。

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蒸らしが完了したら、器に盛りつけて完成です

おおお〜!おしゃれな香り!

今回はちょこんとパセリを添えてみました。

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パセリには抗菌作用があるため、口臭予防・食中毒の予防目的で魚介類や肉類に添えられているようです。見た目もよくなり一石二鳥◎

ムール貝は全部は乗せずに、おかゆの上に貝を随時サーブ方式を採用!

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やはり、スプーンでお上品に食べるより……

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貝殻からパクッと行く方が、何倍も美味しい!!!!!

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ムール貝、やっほ〜〜〜!

センキュー!ユーアーデリシャス!ナイスシェル!

……おかゆを食べるテンションではなくなる、圧倒的なおいしさでした。笑


ちなみにムール貝は、古来より薬として利用されてきたほど滋養強壮に優れた食品です。貧血予防、骨粗しょう症対策、めまい改善、高血圧予防……元気を支えてくれるパワフルな効果がたくさん!

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ムール貝は夏から秋にかけて旬を迎えるそうなので、その時期には生のムール貝から作りたいと思います。バターをのせるのもおいしそうだなぁとか、にんにくと煮込んじゃおうかなぁとか、とっっっても夢が広がりました!

ムール貝粥2、ムール貝粥3、100%作ります!!!


今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!



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