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くるみ黒米粥のレシピ( 冬の養生、血行促進、老化防止に )

くるみの香ばしさと、黒米のコクがおいしい、滋味深いおかゆです。
お赤飯が好きな方は、このおかゆも好きだと思います。穀物の風味と甘みにほっこりします。

黒米は古代米とも言われている稲の原種。冬の養生にぴったりな「黒い食材」です。
胃腸を丈夫にしたり貧血を予防してくれたりと、元気を助けてくれる効果をたくさん持ったパワフルな穀物です。

ポリフェノールの一種である黒米の色素によって、見た目は奇抜になりますが、黒米はお豆のようなほんのり甘みがある味と香り。
優しいお味に身体もゆるみます。

白米のおかゆのようなやわらかなもったり感とは異なり、サラサラっとした口当たりで、粒感が残ります。ローストしたくるみのカリカリとした食感とのコントラストも最高です。


こっくりおいしい「くるみ黒米粥」

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生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。

記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!

【 材料 】(2人前)

 ▶︎ 生米      ・・・1/4合
 ▶︎ 黒米(古代米) ・・・1/4合
 ▶︎ 水       ・・・700ml
 ▶︎ 無塩くるみ*    ・・・20〜30g
 ▶︎ 塩       ・・・小さじ1/2

*くるみについては、「生くるみ?ローストくるみ?」の項で詳しくご紹介しています。

【 レシピ 】

①厚手の鍋によく研いだ米、黒米、水700mlを入れる。

②鍋を中火にかける。このときフタはしない。
くるみをローストしておく。
500wの電子レンジで1分間加熱し、全体を混ぜて1分加熱する。
(またはフライパンで炒る)

③お鍋の白い泡がふつふつとしてきたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。弱火に30分かける。

④塩で味をととのえ、鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。
フタをして10分蒸らす。
くるみを半分混ぜ込み、残りをトッピングしたら完成!

【 つくりかた (写真つき)】

ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!

①準備

レシピ01

水がにごらなくなるまで、お米(1/4合)をていねいに研ぎます
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、黒米(1/4合)、水700mlを入れます

無農薬記載がない黒米は一度さっと表面のを水で洗うと安心です。白米のように「研ぐ」必要はありません。

お鍋は土鍋でもOKです!大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、十分な大きさのある土鍋をご用意ください。また、雪平鍋など薄手のものは焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにしてください。

②中火

レシピ02

用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません
中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。しっかりと鍋の中心と火の中心を合わせることで、焦げ付きや加熱のムラを防ぐことができます。

鍋の温度が上がるのを待つ間に、具材の下ごしらえをします。

くるみ(20〜30g)をカリカリにローストします
ローストしたくるみを少し置いておくことでカリカリ感が増すため、おかゆに入れるのは最後ですが、このタイミングで下ごしらえを済ませます。

電子レンジを使う場合は、くるみを耐熱容器に入れ、500wで1分加熱します。一度取り出して、軽く混ぜたあと、様子をみながら追加で1分程度加熱します
水分を飛ばしたいので、ラップは不要です。くるみの香ばしい香りがお部屋に広がります。

フライパンを使う場合は、油などはひかずに弱火で空炒りします。とても焦げやすいので注意してください。

③弱火

レシピ03

表面の白い泡がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。

吹きこぼれを防止するためにフタに菜箸をはさんだ状態で、30分間弱火にかけます
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。

④仕上

レシピ04

30分弱火にかけたら、お塩(小さじ1/2〜1)を入れて全体を混ぜて、火を止めます
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。

さらに10分間、フタをして蒸らします
すでに食べられる状態ではありますが、しっかり蒸らし時間を確保することで、よりふっくらとしたおかゆに仕上がります。

蒸らしが完了したら、ローストしたくるみの半分をおかゆに混ぜ込みます。器におかゆをよそい、残りのくるみをトッピングしたら完成です

わ〜お、真っ黒!お赤飯のような優しい甘い香りです〜。

黒米は食感があるので、ゆっくり味わって食べるのにぴったりです。食べているうちに、お腹からじんわり温まるような心地がしました。

なんと、最後に試しに蜂蜜をかけて食べてみたら、なかなかおいしくて驚き!ぜんざいのような感じになって、アリだな〜と思いました◎


生くるみ?ローストくるみ?

スーパーで売っている無塩くるみには、大きく分けて「生くるみ」と「ロースト(素焼き)くるみ」があります。

くるみは生でも食べられます。しっとりした食感が残るので、例えばパウンドケーキに入れたりするときは、生くるみの方がわたしは好きです。

一方、サラダに乗せたり、今回のようにカリカリとした食感や、香ばしさが欲しいときは、圧倒的にローストがおいしいです。

さらに、注目すべきは「ポリフェノール量」!

くるみは加熱をすることで、生活習慣病予防や美肌効果を高めてくれるポリフェノールが増えるのだそうです。

そのため、生くるみを常備して、お料理に合わせてレンジでロースト…というパターンが、生くるみ・ローストくるみの、いいとこ取りができて便利だな〜と思っています。

(ちなみに、ロースト済みのくるみも、500wで30秒ほど加熱すると、カリカリ感や香ばしさがアップします)

ローストしたてのくるみのおいしさ、ぜひお試しくださいね。


黒米を使ったレシピはこちらもあります!さつまいもを使ったおかゆです。

黒米は大さじ1程度にしたので、黒米の存在感はほんのり風味が香ばしい〜というくらい。食感は白米のおかゆとほぼ同じのもったり系です。


今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!

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