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被害者意識のフィルターがはずれると、世界は美しく見えてくる

自分が好き、ということが生きていく上で一番大切なことだというのは間違いありません。

能力やスキルは、二番か三番です。

それは周りのいろんな人を見て、そう思います。

自分が好きな人は、他人からも愛されて、人生が運良く、幸せに、スムーズに進んでいくようです。

自分が「どれくらい好きか」は、親に「どれくらい受け入れられたか」によって決まると思うんです。


知り合いのAちゃんの話です。

Aちゃんは両親から大切にされた一人娘です。私がはじめて会ったとき、Aちゃんは幸せオーラを放っていました。

Aちゃんは両親のすすめもあり、高校からイギリス留学を希望していましたが、英語の成績がわるくて家庭教師についていました。この家庭教師は私の友だちです。友だちによると、あの成績では留学はぜったい無理ということでした。

ところが、Aちゃんは面接試験で校長先生に気に入られてイギリスの高校に合格しました。それからロンドンの美術大学を卒業して、ドイツ人の彼氏と国際結婚までしました。中学校のときは英語ができなかったのに、わからないものです。

親に愛されて幸せな人は、苦労しなくても上手くいくんですねえ。

私はそのとき、スキルよりも自分が好きということのほうが人生を生きやすくする、ということを知りました。

自分を好きな人は、愛され上手なんですね。だから、人生が上手くいくんです。

何が言いたいか、というと、いくら才能があっても、自分が嫌いだったら才能を開花させることができない、ということです。つぼみのまま終わったら、もったいないですね。

たから、自分が好き、ということが大切なんです。

自分は可能性の種だということを、思いだしてほしいんです。

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みんながよく知っている人に武田双雲さんがいますね。

書家でアーチストとして海外でも活躍するようになったのは、自分が好きという自信があったからですよね。

双雲さんが発達障害だと自身で気づいたのは40歳になってからだそうです。

独創的で空気が読めない子どもだったので、学校の先生によく怒られて凹みそうになったけど、両親から100パーセント受け入れられて育ったことが、安心感の基盤になったといいます。

双雲さんが何をしても、両親は「おまえはスゴい」って褒めてくれたそうです。

親に肯定されることほど強いものはありせんよね。根底から自信が立ち上がってきますよね。

自分が好きだから、世界は自分を受け入れてくれると信じることができるのでしょう。

幸せな人は、居るだけでその人自体がパワースポットみたいになって、人が集まってくるみたいですね。羨ましい。


前回の記事で、回復への道のゴールは「自分を好きになること」と言いました。↓


回復するには「自分を好きになること」ですけど、それと同じくらい大切なことがあります。

それは「被害者意識から出る」ということです。

傷ついている人は、もちろん被害者意識が強いですけど、被害者意識がまったくない人もほとんどいないのではないでしょうか?

内観という療法がありますよね。やったことある方もおられるかもしれません。私はありません。

内観は被害者意識から出るのにはいい療法かもしれいと、私は考えています。神経症(ノイローゼ)の人には効くかもしれません。ただし、愛着障害の人や虐待された人には向いていませんから、絶対にやらないでくださいね。

内観ですることは一週間、ひとりで内観道場にこもって、これまでに▶周りの人から「してもらったこと」▶自分が周りの人に「してあげたこと」と「迷惑をかけたこと」を思いだすことなのだそうです。

なるほど。

傷ついている人は被害者意識がつよいから、周りの人から「迷惑をかけられたこと」にフォーカスを当てていて、「してもらったこと」には気づいていないんです。

いかに恵まれていなかったか、ということにのみ気を取られて、恵まれてきたことには目を向けたことは無いのです。

内観を続けると、自分がいかに不平不満が多くて、人を愛していなかったことにも気づくのでしょう。

なるほど、なるほど。内観をすると自分の被害者意識に気づきますよね。ネガばかり見て、ポジは見てなかったことに気づきますね。

(何回も言いますが、愛着障害の人と虐待された人は向いてないからやらないでくださいね)

被害者意識というフィルターを通して世界を見ていると、誰も彼もが冷たい人に見えます。

フィルターが外れたら、世界は優しいところです。世界は美しく見えます。

被害者ポジションを出られたとき、癒やしは完成して回復していると思います。

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