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【毒親からの解放】新しい関係がはじまる

前回の記事を書いたあと、思いだしたことがあるので、少し補足をしておきます。

前回は、自己愛性人格障害のモラ母に育てられた私が、人生の途中でさまざまな自己愛者と関わることになって、このnote上でも自己愛者にストーキングされた話でした。

その記事はこちら、「自分が変わらなければ一生モラ男はつきまとう」


私がこれまでいろんな自己愛者に関わってきた感想は、自己愛性人格障害者は何処にでもいる、っていうことです。

ほんと、何処にでも居ます。

学生のときに初めてつきあった彼氏も自己愛者だったし、社会人になってから初めてつきあった彼氏も自己愛者だったし、職場の席がとなり同士だった一年先輩の女子社員も自己愛強めの人だったし。

社会的地位が高い人の中にもけっこう居ます。

中小企業の社長さんに多いと言われています。

ある文芸同人誌の発行人をやっていて、私も少々お世話になったことがある人は、小野十三郎受賞詩人の肩書きを持っていましたが、この人も自己愛者でした。

心理業界にも自己愛者はいます。

私が東京である心理系のグループワークを受けていたとき、ファシリテーターから2回パワハラを受けましたが、そのファシリテーターを勤めた人は、臨床心理士、公認心理士で、東京の某国立大学の准教授の肩書きをもっていました。

心理系をはじめ、福祉系、医療系、教育系の対人援助職は、こころに傷を負った人がおおい業界なので、残念ですが、こういうことはあります。

心理職をするなら、治療を受けて自らの課題を解決していなければ出来るものではありません。

自己愛者は周りの人は困っていますが、本人は困っていないので、自ら治療を受けに来ることはありません。


ところで、自己愛者は誰にも彼にもモラハラ、パワハラするわけではありません。

一生、自己愛者に遭遇しない人もいるでしょう。

フツウの健康な人には近寄りませんから。

自己愛者は、甘えさせてくれる人に取り憑いていきます。

どういう人が被害者になるのでしょうか?

私個人的なことを言えば、子供のとき、自己愛者の母の感情の面倒をずっと見さされてきたから、というのはあります。

ですから、わがままな人に理不尽なことをされても、それをおかしい事だと思いませんでした。

たしかに内心は嫌でたまりませんでしたが、自分の気持ちは抑えて、相手をこれ以上、不機嫌にさせないようにする事に心を砕いていました。

いまは、傷つける人に優しくする必要ないし、わがままな人を許しておくことはない、と思います。

自分の気持ちを蔑ろにして、NOが言えなかったのは、その時の私の学び、プロセスだったんでしょう。

ですが、子供のときの母との力関係と、いまの母との力関係は、ぜんぜん違うものです。

昔のように母のことを恐れなくなった今の私は、他人とのパワーバランスも昔と違って対等な関係になってきた、と感じています。

新しい関係が始まる、そんな気がしています。


前回の記事、もういちど貼っておきます。


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