国際結婚は離婚率が高い。続けるのは難しい?
ドイツ人と国際結婚18年。1回目の結婚は日本人が相手でしたが3年で離婚。笑
日本人同士の離婚率より、日本人と外国人の離婚率の方がずっと高く、離婚率60%を超えるのだとか。高いですねえ。
どうしてなのでしょうね?
よく言われるのは、価値観の違い、常識の違い、理解できない国の違いがどうしてもあること。・・・それは確かにそうです。
日本人同士だったら「言わなくてもわかってくれる」常識が、外国人には通用しない。
それこそ、「家の中では靴を脱いでほしい」「お皿をふく布巾で床をふかないでほしい」「トイレの後は手を洗ってほしい」なんてことが通用しない。汗
「やる」と約束してくれたことをやってくれなくて、「なんでやってくれないの?」と怒ると、「リマインドしなかった君の責任」と言われる。「約束してくれたから、いちいちリマインドしたら逆に失礼じゃないの?」と私は思うけど、それは通用しません。しかも、言わなかった私の責任にされる!
それで悲しんだり怒ったりしていても、どうして怒ってるかななんて察してくれません。「ちょっとは察してほしいな」と思っても、言わなきゃ通じない人たちです。とことん通じません。
私が18年間離婚せずにいるのは、「察してほしい」という期待を捨てて、とにかく伝えようと意識して努力してきたこと。人間に違いがあるということを認めて、それを理解しようとしてきたこと・・・そんなふうに、自分を変える努力をしてきたからです。
でも、これは、国際結婚でなくても大なり小なりありますよね。日本人同士だって、家が違えば考えが違う。一人一人の人間は違う。
国際結婚だとその違いの振り幅がもっと大きい。でも、どんな状況であれ違いのある人間が一緒に生きていくことは大変だと思います。違いのない人間なんていないから、どの結婚だって違いを乗り越える必要がある。
結局、国だろうと家だろうと個人だろうと、違ってあたりまえのものをどう受け入れていくか。理解し難い違いがあっても理解していきたいと思える「愛」が根底にあるかどうか・・・が究極のところなんだろうと思います。
先日、たまたま出てきたYouTubeの動画で、「日本人の結婚は金でつながる」と言ってました。日本人の「幸福度」についての動画だったかと思います。
悲しいけど、そういう一面があるのは事実。離婚してしまったら、生活苦に陥るから離婚できない・・・という日本人妻は多いのでしょう。
欧米人の結婚はどうかというと、「一緒にいたいから結婚している」。だから愛がなくなったら、さようならーーーとなります。
離婚調停で離婚後も生活費を出してもらうことにすればいいので、離婚したら生活していけない・・・ということもなく、一緒にいたくなくなったら離婚・・・という図式が、日本より簡単にできあがる。
国際結婚の離婚率の高さは、そういう理由もあると思っています。離婚のプロセスは、欧米のほうがずっと複雑で面倒くさくて時間もかかる。それでも愛がなくなったら離婚する。さようならーーーー。
国際結婚18年のわたし。結婚生活に悩み、離婚を真剣に考えたこともありました。何年も苦しんでいた。
今は、純粋に「一緒にいたいから結婚生活を続けている」状態です。
何をしてくれなくてもいい。
養ってくれなくてもいい。
ただ、そばにいてほしい。
・・・それだけです。
離婚すると生活に困るとか、離婚するとOOという困ったことが起こるというような、心配ごとや恐れが判断基準になっているのではなく、「一緒にいたい」という自分の希望が判断基準になっていることが、私の幸せのもとです。
人生短いもの。心配や恐れに時間を費やす暇はない。
希望を基準に生きていくほうが幸せだと思う。
少なくとも私はそう思い、そうやって生きています。
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