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あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。


あ、この記事のテーマは「おせち料理」でしたね。

私はもうこの15年くらい、「おせち料理交換会」を大晦日にしています。日本人友達に声をかけて、ひとり2品くらい、おせち料理をもってきてもらう。そしてみんなで分け合って、品数を増やして、豪華なおせち料理を完成させちゃおう! という企画。

イギリスというおせち料理食材も限られている地で、みんなが工夫して料理して持ち寄ったおせちの数々。どれもキラキラに輝いています。それをもちよったみんなも、うれしそうな笑顔でいっぱい。

料理を分け合って、お重箱につめて家に持ち帰る。元旦には家族が笑顔でキラッキラになるのです。

コロナや引っ越しで、開催できない年もありましたが、今冬は無事開催できました。

みんなの笑顔が嬉しくて、また開催してよかったーーーと、私も大満足。


今回私が作ってシェアしたモノ:
・紅白ナマス
・酢レンコン
・松前漬け
・栗の甘露煮(くずれて失敗に終わるけど、味はよし。笑)
・わさび漬け

作ったけどシェアしなかったモノ:
・カス+味噌で5日間ほど漬け込んだメカジキ(当日焼きたかったのでシェアせず)

いつも作る、田作り(ごまめ)や伊達巻きは、お友達がシェアしてくれるとのことで、今回は作らず。お友達の味も、私の味とは違って目新しくて美味しい!


ここからは自分のための覚え書き:
酢レンコンはできるだけ細いレンコンを選ぼう!
 太すぎて、お重箱に詰めた時に可愛げがなかった・・・。笑
松前漬け
 精進だしをとったあとの切り干し大根で増量したのは吉!?
 冷凍庫整理できて、増量できたうえに、いつもより味がマイルドになった感じ。
わさび漬け
 ホースラディッシュ(西洋ワサビ)は、めんどうくさくて刻んで使ったけど、すりおそしたほうがきっと美味しい。お節だけでなく、年中リピート決定。
メカジキの粕漬け
 意図せずして5日間も漬け込んでしまったメカジキ。恐る恐る焼いたら、意図せず感涙レベルの美味しさ。うれしい。これも年中リピートするぞ。
栗の甘露煮
 スーパー(waitrose)で見つけた、皮がむいてある冷凍の栗使用。(これだけでも貴重品! 見つけて感動!)日本の栗よりずっと小さめだから、煮込むにも時間短めでないとボロボロ崩れる。甘露煮にしたのだけど、石川家の伝統にのっとって、栗100%で茶巾絞りの栗きんとんのほうが、この栗には合いそう。


今回大活躍したのは、日本で調達してきた酒粕でした。

日本一時帰国した時、最終日に新横浜でお食事会があり・・・「酒粕を買いたいんです!」と主張して新横浜プリンスペペのお店に買い物に連れてってもらった。

そこで買い込んできた酒粕1.5kg。

わさび漬けは、大好きなんだけど・・・わさびは日本でもなかなか生で手にはいらないけど、西洋ワサビならヨーロッパで簡単に手に入る。西洋ワサビと酒粕でわさび漬けってきっと美味しいに違いない・・・・と思って、作る機会をねらってた。作ってみたら、これ、大正解です。わりとマイルドな西洋ワサビが、酒粕につけこむと、つーんとした香りが引き立つ。クラッカーにのせても、野菜にのせても、お肉に乗せても美味しい。ヨーロッパに住んでるから生ワサビが手に入るという特権を利用。幸せの味でした。白ワインにも日本酒にもあいます。酒のつまみに最高。

そして、メカジキの粕漬けは、美味しすぎて泣けました。いつもなら1日で食べてしまうところを、5日も放置してしまって、「大丈夫か?」と思いつつ焼いてみたら・・・泣けました。味がしみこんで美味しすぎて。日本食最高。ありがたや。

酒粕は冷凍庫で大事に保存。粕汁も大好きだし、野菜をつけこんで粕漬けにするのも美味しい。重宝します。


なんだか、テーマはおせち料理だったのか、酒粕だったのかよくわからない記事になりました。

どなたかのお役に立てる記事になれたら嬉しいけど、ならないかな? 笑

日本食にありつくために日々工夫している、海外在住者の歓びの声を言語化してみました。



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