ニールズヤードに思う イギリスvsドイツ
自分を甘やかす大作戦
ここのところ、自分を甘やかす大作戦実施中。
その一つとして買ったのが、ニールズヤードの商品。
イギリスのオーガニックコスメブランドのニールズヤード。前から好きで買っていたのだけど、今回は、ヒーリング、リラクセーション効果の商品を選んだ。バスフォームやアロマセラピーのオイルセット。
基礎化粧品は必需品だけど、リラクセーションのための商品は必需品じゃなくて贅沢品な気がして今まで買わなかった。
自分をケアすることって、自分のためにも、家族のためにも、私の周りにいる人たちにも大事なことなのに、「贅沢品」扱いにしてしまってた。
自分を大事にしよう。私が笑顔で元気に活動していくことを応援してくれている大好きな人たちのためにも。
ニールズヤードのデザインにイギリスを想う
注文して送られてきた商品は、花柄の箱の中に入っていて、梱包材はすべてリサイクル可能な紙素材。地球にやさしい。
ニールズヤードのパッケージ、ロゴ、ウェブサイトなどをみていると、イギリスらしくてとても嬉しくなる。
甘すぎない花柄。大人の女心をくすぐる優しいデザイン。ブルーのガラスのボトル。デザインそのものに癒されるような。包容力さえ感じるきめ細やかなメッセージ性。
イギリスだなあ・・・と思う。自然のモチーフを使うにも、繊細で女性らしくて優しくて。
私はドイツのオーガニックコスメも愛用している。たとえばDrハウシュカとかヴェレダとか大好き。どちらも信頼の品質。商品は満足。
でもね、ニールズヤードにはある、優しい自然の癒し的なデザインが、ドイツのプロダクトデザインにはない。
ほら、みて。ハウシュカのパッケージ。
シンプルで、モダンで、きれいです。デザインとしては洗練されています。
でも、ニールズヤードにありがちな「やさしさ」はない。ニールズヤードは「癒されてね。自分のままで、ありのままで、まったりしていいんだよ」って言ってくれてる気がするのだけど、ハウシュカは「はい、背筋伸ばしてしっかりしなさい」ってまるで先生に厳しく言われているかのような。笑
国民性 イギリスvsドイツ
たかが商品パッケージのデザインだけど、国民性が表れているなあ・・・としみじみ思う。
ドイツは女性が強い。男女が同等に近い。でも、私はドイツに住んで、ドイツでは女性が女性らしくしていることが、なんとなく、許されないような気配を感じていた。
ファッションだって、エレガントな花柄のワンピなんてドイツでは見つからない。女性も男性のようなピシッとした服装ばかり。華やかさはなく、ベーシックな質実剛健といった感じ。
イギリスは、女性は強くなくていい。レディファーストの国だ。女性に男性が助けの手を差し伸べることは当たり前の国だ。かといって女性が弱いものだと見下されている感じではない。女性が、繊細で、美しくあることに敬意がある。「女性らしさ」をポジティブに受け止められている国。でも、バリバリに強い女性も受容される。しなやかな女性らしさの内側にある、女性の強さも尊重されていると思う。
これは、単に、私が個人的に感じていること。違う印象を持っている人もいると思う。でも、一般にイギリスは「あなたのままでいい」「弱くてもいい」「できなくてもいい」「強くてもいい」「違っていていい」という姿勢がある。特にロンドンは。ドイツは「ーーでなければならぬ」「ーーすべき」を強要されている感が強かった。しめつけられているような閉塞感さえ感じた。
これは、私がドイツが窮屈でイギリスに舞い戻った理由のひとつ。
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