チューリッヒのステンドグラス〜フラウミュンスターとグロスミュンスター
今回ドルナッハへ行くのに、ヒースロー空港からチューリッヒ空港への便を使った。ヒースロー⇄バーゼル直行便はないけど、ヒースロー⇄チューリッヒ直行便はあるから。
ドルナッハでの6日間のカンファレンスを終えたあと、チューリッヒで2泊。1日はシュタイナー教育講座を開いて仕事だったけど、少し観光することもできた。
チューリッヒで見たかったものは、フラウミュンスターでシャガールのステンドグラス。これだけなんとしてでも見ないと!・・・と。
特徴的なシャガールブルーは文句なしに美しい。でも、中央の緑に心惹かれる。赤もいいなあ。イギリスのチチェスター大聖堂にあるシャガールの赤いステンドグラスとは違う赤。
↓こちらは、イギリスにあるシャガールのステンドグラス。小さな教会だけど、全てのステンドグラスがシャガールのもので、触れるくらいに近くで見ることができる。泣けるくらいの感動の美しさです。
実は、フラウミュンスターでシャガールを見る前に、「あれ?」と思ったステンドグラスがあった。なんだか心惹かれる。よくよく見たら、ジャコメティの作品とのこと。
ジャコメティの典型といえば、細い人の彫刻。絵画は無彩色の人物が印象的。でも、ステンドグラスを作ったことは知らなかった。しかも、この鮮やかな色!
ジャコメッティといえば、プラハに行ったとき、ちょうど大きなジャコメッティの企画展が開催されていたのを見たし、パリのジャコメッティ美術館もよかった。今回、バーゼル美術館にもいってきたけど、そこにも、ジャコメッティの彫刻と絵画が数点あった。
うわー、すごい発見! と思ったら・・・このステンドグラスを作ったのはアウグスト・ジャコメティで、彫刻家はアルベルト・ジャコメッティ。ジャコメッティ家は芸術家ファミリーで、このお二人も親戚だそうです。
そして、観光ついでにたちよったグロスミュンスター。ここはステンドグラスを目当てに行ったわけではないけれど、めずらしいステンドグラスを発見。
天然石のめのうのステンドグラス!
↓これもめずらしい。
↓そしてこれは!
この記事も参考になります。
ちょうどこの日は、チューリッヒで大きなお祭りのある日で、町中が中世の服を着た人たちのパレードで賑わっていました。
グロスミュンスターでもパレードのリハーサル中。・・・っていうか、お祭りはこれからなのに、みなさんワイングラスで飲みまくってました。笑
なので、じっくり見れなかった、このステンドグラス。後で調べたら、これもジャコメッティの作品でした! アウグスト・ジャコメッティね。ああ、近くで見たかったなあ。
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