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物忘れが多いお年頃・・・アラフィフ夫婦の記憶力対策

言葉が思い出せない私

最近とくに言葉が出てこなくなった。特に人の名前が思い出せない。次に英単語。日本語も。英語も日本語も、絶対知ってて当然な単語が出てこない。

そういうお年頃か。はあ。

49歳で、0からドイツ語を習い始めた時、英語も日本語も出てこなくなって焦った。新しい言語を習い始めた時はよく起こる現象だと知っていたけれど、それでも、日常的に使う、知っていて当たり前の言葉が出てこないという経験はかなり焦る。

最近、今一度、英語のボキャブラリービルディングを日々している。毎日新しい英単語を3つだけ覚える。3つだけだからゆるいものだ。新聞とか本を読んでいて、わからない単語に出会ったらそこで覚える。

それが・・・なかなか覚えられない。
覚えたはずの単語が思い出せない。
ひとつ覚えたと思ったら、他の、知ってて当然の単語が出てこない。

もう、嫌になる。

ものをどこに置いたか思い出せない夫

1歳年上の夫は、私とは違う。若い時から、モノをどこに置いたか思い出せない。しかも癇癪もちなので、鍵が見つからずに怒鳴り散らしていることなんて日常茶飯事。

本人は、この数年、記憶力が急激に悪化していると自覚している。若年性アルツハイマーじゃないかと真剣に疑うほどに。

アルツハイマーとか言われると、私も、ただの物忘れと笑っていられない・・・。

病院に行くにも、今のこのパンデミックの状況下、なかなかドクターに見てもらえない現状がある。専門家に診てもらえないとしたらどうしたらいい?

夫の案:ものを整理整頓する。

それを聞いた私。「もちろん、それも大事よね」と一言。内心は「無理、無理」と思っている。(笑)

というのは、夫は生まれてこの方、半世紀間、整理整頓ができないということを証明してきたのだ。ちょっとやそっとじゃない。これは発達障害レベルの、オーガナイズできなさなのだ。

20年近く一緒に生きてきて、整理の仕方とか教えようとしたけど、根本的にその能力が欠けているという判断に至る。モノの整理もできない、お金の管理も徹底的にダメ、スケジュールの管理もダメ。

仕事に関わるところは、社会不適合の烙印を押されないレベルで、何とかしている。でもそれ以外のところは、むり。我が家には、彼専用の「片付けなくてもいい、物置部屋」が一部屋ある。それがないと、共用のスペースまでカオスになるから。

そういう人なので、50過ぎて、今から整理整頓を習得できるかと言ったらそれは現実的じゃない。だいたい、道具や材料などの持ち物が多すぎる。これだけのモノを抱えていれば、オーガナイズ能力は高めの私だってどこに何を置いたか覚えてられないと思う。


夫の記憶力対策

彼には整理整頓技術を今から習得するとかではなくて、脳みそを刺激する、何か記憶力を高める活動が必要なのだ。そう思って、提案したこと。

コンピュータを使う時間を減らす。
・その時間で、アートをする。

コンピュータを使い出すと、もう、コンピュータに保存した段階で、記憶から消える。覚えようともしない。そして、思い出せないことも、ネットでサーチしてすぐに答えが出てくるので、覚えようともしないし、自分の記憶からとりだそうという努力さえしなくなる。

コンピュータは、便利だけどやっかいだ。便利な道具だけれど、記憶力や、判断能力、思考など、人間の大事な能力を鈍らせる。

大人でもそうなのだ。能力を育てる過程の子どもに使わせたらどうなる? 若いうちから散々スマホを使っている今の若い子たちが、中年、熟年になったとき、彼らの記憶力はどんなになっているだろうと思うと末恐ろしい・・・。

話がずれた。

アートの効能

アートは、感覚を刺激する。感性を刺激する。直感力を高める。手を使ってアートをすること、いつもと違う手の動きをすることが脳みそを刺激する。子どもの教育でも大事なことだけれど、大人にも大事なことだ。

かといって「コンピュータを使っちゃだめ!」と言っても聞かない。誰だって「ーーーするな!」って言われたら、気持ちよくやめられないのが普通だ。でも、その時間で、好きなアート制作をするとなったら嬉々としてやる。

忘れっぽいので、思い出させる一言を言ってやれば良い。「あの、昨日つくってた彫刻ってどんな意味があるの?」とか話をふってやると、「やれば?」という一言なしで、自分からやり出す。

ということで、この10日間。毎日のように彫刻の制作をしている。

物が見つからずに、癇癪が爆発し、怒鳴り散らす、ものを壊すことが日常茶飯事の夫が、この10日間、ものを失くしていない。怒鳴ってもいない。

とりあえず、今のところ良い感じだ。これからどうなっていくか、様子を見ながら対策を練っていこうと思う。





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