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バンコクからの旅日記 (15) ネパール|古都バクタプルで沼落ちしたくなった

2013年のネパール。ヒマラヤ山脈の国というイメージしかなかった自分を打ちのめしたのがバクタプルの町。
15世紀のマッラ王朝三都のひとつで今も当時のままの景観をもつ世界遺産。
こんな童話の絵本の中にいるような街並みがネパールにあるとは全く思いもしませんでした。

カトマンズの中心地から車で約1時間。バクタブルの旧市街のゲートをくぐるともうそこは別世界。

どこから見ても絵になる光景。バクタプルのダルバール広場はネパールで最も美しい広場と言われています。

大きな建物は旧王宮。重厚なレンガ造りの建物。
カトマンズ中心地の雑踏とは違い、静かで落ち着いた趣があります。

均整の取れた窓枠には精巧な木彫り模様。この地に住むネワール族の伝統技術です。

中でも最も有名なクジャクの窓。傑作中の傑作ですね。スバラシイ。

旧王宮の正門にはヒンドゥーの神様。こちらは銅板細工。

近くには王様の沐浴場であった大きなプールがあります。水がでる蛇口がほんとにヘビ(蛇)、コブラです。

こちらも水道の出口。見事な真鍮の打ち出し細工。龍に飲まれる羊。背中に乗っているのは犬? 羊の表情が切実だけどなんとなくユーモラス。
これを造った人のセンス、好きだなぁ。

建物の柱には木彫りのシバ神の装飾。躍動感ありますね。ネパールのモノ造り技術すごくないか?

王宮広場をでるとメインストリート。通り沿いにはお店が並ぶ。カフェや食堂、ゲストハウスも。多くの人で賑わっています。
この赤レンガ造りの街、ヨーロッパを思わせます。北イタリアのボローニャやトリノによく似ている。

町のあちこちで欧米人(白人)の姿を見かけます。ネパールはバックパッカーの沼と言われている。訪れた旅人達がそのあまりの居心地のよさに旅をやめて住み着いてしまうそうな。
そうやってこの町に沈んでしまった人達がたくさんいるようです。
まあ、わからなくもない。


山岳地帯らしい穀物、豆類、色鮮やかな果物売ってました。

ニャタポラ寺院。高さ30メートルでカトマンズで一番高い塔。
お祭り会場として使われる町のシンボル。高さの割には土台が細くて大丈夫かなと思っていましたが、2015年の大地震の時に倒壊してしまったようです。モッタイナイ。残念。

私もこの町の沼にハマってしばらく暮らしてみたいなと思ったのでした。
(2013年撮影)


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