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東南アジアの風景 (171) タイ|バンコク|菜食週間の中華街はいつもと違う

タイの菜食週間ギンジェーは中華系タイ人のイベント。
毎年9月下旬から10月上旬に9日間にわたって行われます。タイの各地のレストラン、屋台、食品売り場は「齋」と書かれた黄色い旗を掲げてベジタリアン料理を提供。
そのなかでも特に賑やかなのがバンコクの中華街ヤワラート。

中華街のメインストリートではベジタリアン料理の屋台がずらっと並ぶ。珍しいお総菜も多くて楽しい。菜食をしなくても(肉、魚をたべても)見学はでき、外国人もたくさん訪れます。

私も毎年ベジタリアンウィークには中華街にでかけていました。
2015年、さらにディープなイベント会場を見たくなりチャオプラヤ川近くの福建寺院へ。

細い路地を入っていくと普段はガラーンとした広場が一変、お祭り会場のようになっていました。

竹竿を使ったカラフルな装飾を施した巨大お線香。実行委員(?)の方々が火が絶えないようにチェックしています。会場内は煙りモクモク。目に沁みるほど。黄色いお札に願い事のような文字が見えます。

いつもの参拝時の何十倍というサイズのロウソク。倒れたら火事になってしまうとハラハラします。天井からは布や紙のお札がいっぱい下がっていますのでね。日本では消防署が許可しないであろうと思われます。

メイン会場の横ではお振舞いが。クイティアオ(タイラーメン)が無料で配られています。信者の方々は白装束。普段着で見るからに外国人、という
人達も分け隔てなくいただけます。離れて眺めていたら近くにいたおじさんにどんぶりを渡されました。せっかくなのでありがたく頂戴することに。
あっさりして美味しい麺でした。

寺院の参道にも沢山の屋台。そして縁起物のお菓子を作るパフォーマンス。熱い飴を叩いています。トントンと軽快な音が響く。
日本のお正月の餅つきみたい。

たっぷり楽しませていただいたのでいつもよりたくさん買い物して帰りました。中華街のお祭りは旧正月が有名ですが、爆竹がうるさくて落ち着かない。私は菜食週間の方が好きです。
(2015年撮影)
#旅のフォトアルバム


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